田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

教師冥利 Ⅱ

2007-02-13 21:33:16 | その他
 33年ぶりの再会は、やはりそれなりの歴史を感じさせる再会でした。

 何せ別れたときが12歳、そして現在が45歳なのですから、それぞれが心身ともに大きく変貌していたことは言うまでもありません。
 久しぶりの再会に、どこかに面影を残している人、当時とはまったく変わってしまって名札を見てようやく思い出せる人、とさまざまでした。
 特に少年の顔から、大人の顔に変貌したした男の子のほうがその変わりようが激しいように思いました。

 また、心の変化にも著しい違いをみせる人もいました。
 当時は引っ込み思案だった女の子が「先生、私今は営業が得意なんです」などという子がいたり、けっこう反抗的な態度で私を困らせた子が誠実な受け答えをする紳士に変貌していたりと、その変化はまさに歴史を感じさせるものでした。

 33年という歴史の中で、人の変化はさまざまだなぁと感じた次第です。
 特に心の部分については、おそらく、33年の長い時間の中で、さまざまな出会いがあり、さまざまな体験を積み、その中で影響を与えたり、受けたりする中で、現在のそれぞれが形成されたものでしょう。
 はたして彼らから見た私はいったいどう映ったのだろうか???

 挨拶の中で私は、「みなさんと比べ、私はいたずらに歳を重ねただけで、当時の感性のままで何の進歩もしていないのが恥ずかしい」と述べたのだが…。