長野県美麻珈琲

■□お客様が買った商品が最高□■

私たちの店にはたくさんの商品がありますが、どの商品が最高だと思いますか。
「一番価格の高い商品」であるとか、「一番原価をかけた商品」である、さらに「一番売れている商品」である、「一番儲かる商品」であるなどなど、いろいろな意見がでることでしょう。

しかし、私たちの店において最高の商品は「お客様が買われた商品」なのです。
価格の高さでも利益率の高さでもありません。
もちろん、店のイメージ商品ということや利益貢献度ということでは、それらは重要なことでしょうが、お客様が買わなかったらそれは関係ないのです。

お客様がお買い求めになったということは、その商品はその時点で最高なのです。

最低の商品を求めようというお客様はいません。
しかし、私たちはともすると価格の高い商品を最高と考えて対応しがちです。

例えば、「特上」「上」、それに「並」の商品があった場合、「特上はこういう材料を使っていて最高です」とは言っても、「並」には最高とは言わないのではないでしょうか。

お客様は誰もが最高の商品を求めに来ているのです。
価格が安くてもお客様が買った商品こそが最高の商品であることを納得していただき、買う喜びを高めることが大切です。



◆◆国宝松本城

今日は、先月新居浜店にピッツァ研修で来た、兵庫県三田市のサントアンが経営するお店で、長野県美麻にある美麻珈琲にピッツァ釜の確認と商品開発に行ってきました。

しおかぜ→山陽新幹線→長野新幹線と乗り継ぎ、松本の駅に着きました。

６時間の電車の旅です。


松本には、豊臣秀吉の家臣である石川数正が作った、国宝松本城がありますのでちょいと寄り道しました。

松本はね…

昨年封切りした、宮崎あおいちゃんの映画「神様のカルテ」の撮影場所です。

松本城でも撮影されたようですから、お城好きプラスあおいということで、とてもいい記念になっちゃいました(笑)



◆◆雪が

松本城から、黒部ダムの方にクルマを走らせます。

車窓には、雪を被った北アルプスの山々がまるで風景画のように広がっています。

かなり山が目の前に近づいたと思ったとき…美麻珈琲に着きました。

美麻珈琲の周りは、約１メートルの雪景色です。

こじんまりとした店内には、珈琲のいい匂いが漂い、時間を忘れに来たお客さまが、静かな場所を楽しんでいます。

お目当てのピザ釜があるレストラン棟は、美麻珈琲の隣にありました。

レストランはおやすみ期間中で、営業はまだやってませんでしたが、ピザ釜には火が入れられ、準備万端でした。

美麻珈琲のスタッフが練ったピッツァ生地が用意され、まずはマルゲリータ。

粉がマルブンのとはブランドが違い、南イタリアのカプート社の粉を使っていました。

カプート独特の香りがしますが、中々の生地でしたよ。

長野県という土地で作られた、チーズや肉加工製品、産直野菜を使って商品を完成させれば、かなりな独自性をもったオンリーワンな商品ができるでしょうね。

土地も産物も、風景までも取り込んだと感じさせる商品があったら素敵でしょうね。

夜は、一緒に同行してくれている、芳村思風先生を囲んで、フランス料理をいただきました。


夜は氷点下、マイナス10度になるようです。

冷凍庫の中でクーラーをつけて眠る感覚です(笑)