詩の現場

小林万利子/Arim 「詩のブログ」 詩をいつも目の前に
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時の方位をめぐる旅

2016-10-11 | フリー Poem
僕が生まれてから
はたして、何時間、何分、何秒
経ったというのだろう

あれから 僕は生きている
この世界も生きている
考えてみれば
僕はずっと1人ではなかった

孤独というけれど
太陽は昇り、
月はめぐる
真夜中に、猫がやってくるのも
猫の心に光る孤独な太陽のせい

僕はたくさんの孤独を
知っていようと思う
すると
たくさんの時が流れてくる
魚の群れが回流するように
みんなの光を集めて
時間はどこへ流れていくのか

僕たちが立ち止まり
また歩きだす街の交差点へ
貴方に声をかけたくなる
その時へ
孤独という光は
時間の衣装を変えて
たどり着く


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