どこまでも行こう とおもう
どこへでも行けるだろう とおもう
植物は
地面に深く根を下ろし
陽の光や
雨粒や
虫の亡骸を
抱きかかえながら
この地上の時間をいつくしみ
ようやく花を
ひらいてみせる
一刹那
私たちはその花の
美しい横顔をみる
種が
風に吹かれて
舞い上がる日
地中にのびる根は
なおも何百、何千の夜を
費やしていくだろう
あの青空に近づくために
つぎの離陸のために
どこへでも行けるだろう とおもう
植物は
地面に深く根を下ろし
陽の光や
雨粒や
虫の亡骸を
抱きかかえながら
この地上の時間をいつくしみ
ようやく花を
ひらいてみせる
一刹那
私たちはその花の
美しい横顔をみる
種が
風に吹かれて
舞い上がる日
地中にのびる根は
なおも何百、何千の夜を
費やしていくだろう
あの青空に近づくために
つぎの離陸のために