詩の現場

小林万利子/Arim 「詩のブログ」 詩をいつも目の前に
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鳥の言語

2012-03-28 | フリー Poem
鳥は 私たちのことばを
話さないからといって
想像力を持たないなんて
誰が いえるだろう

朝のとびらの前にたち
誰よりも さきに
今日へ 飛びたつ

見えない風を まとい
風のくちばしとなり 飛翔する

古代鳥の記憶を
刻印された羽には
何世紀分もの 想像の力を
ためている

幾重にも 重ねられた羽毛の奇跡
密集した誓い

地上に残る 私たちを
飛翔させるために
いのちの夢を紡ぎ
無数の時間を
空に 織り上げていく




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