ちょこっと本音

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風と共に去りぬ(宝塚公演)

2013年12月09日 | 観劇徒然草

東京宝塚劇場、宝塚100周年記念のクリスマスツリー。
今日は宙組の「風とともに去りぬ」を観てきた。
今、私の中での一番押しの凰稀かなめちゃんがバトラーを演じる。
宝塚のなかでも、この「風と共に去りぬ(通称風とも)」は、ベルばらと両壁をなす作品なのだ。
なにしろトップスターがひげをつけるというので、賛否両論のあった作品だし、スカーレットの心の声が二人のスカーレットという形で現れ、何よりも「風とも」をやると人がはいるのだ。
それほど、宝塚ファンには愛されている作品なのだ。
初演を演じた榛名由梨さんは、日常いつも、ご飯を食べるときもひげをつけて、ひげが自然に見えるように練習をしたそうだ。

さて、ワクワクと幕が上がるのを待つ。
いよいよ、なつかしい「さよならは夕映えのなかで」の前奏がながれ、バトラーがせりあがってくる。
細い。バトラーが細い。スタイルはいいので足が長くて細い。
映画に慣れている人なら違和感を感じるかもしれないが、宝塚はこれでいい。
そして物語が進むにつれ、スリムなバトラーに違和感を感じなくなった。
やはり真ん中でどっしりと、芝居をまとめ上げている。
安心して観ていられる。

スカーレットは、以前私の会社にいた女子に似ていたので、ちょっとびっくり。
バトラー編なので、スカーレットの娘時代は幕開きで、取り巻きに囲まれている場面のみで、アトランタへ来るところから始まる。
スカーレットは良家のお転婆娘というよりも、ちょっと軽い感じがする。
メラニーは、本当は一番芯が強くどっしりとしていながら、ふんわりした雰囲気を持っていなくてはならないのだが、ただ弱々しすぎような気がする。
アシュレもまた、スカーレットが憧れるほどの優しい二枚目を演じてはいるが、ちょっとまだこなれていない気がした。(私が観たのは役替わり公演だった)
つまり、この芝居は重厚なラブストーリーなのだけれど、それが軽く見えてしまう。
今まで何人ものバトラー、スカーレットを観てきたけれど、その時のワクワク感が出てこない。
それは、私のほうの問題かもしれない。
年を重ねるにつれ観方が変わったのかもしれない。
最後のNight and Dayも、ダンスが軽く感じられる。
もっと色っぽいダンスだったような気がするのだけれど・・・・・。

とはいえ、懐かしいセリフ、詩、ダンスを十分堪能した舞台だった。

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