ちょこっと本音

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荒巻鮭のロシア漬け

2011年01月11日 | ブログ・アーカイブス

荒巻鮭が店頭にならぶ季節。
それを使った一品をご紹介。
酒のつまみにとっても美味ですよ!!


もう三十年以上も前のこと、母が暮しの手帖社に、
このお正月料理が書いてあるバックナンバーの問い合わせをしました。
残念ながら希望の号は絶版になっていました。
しかし、編集部の方が、葉書に料理の作り方を書いて送ってくださったのです。
母は、もうすっかり黄ばんでいるその葉書を、今でも大事にとっています。
それは我が家の大事なレシピなのです。



「新巻鮭のロシヤ漬け」
 味付けの分量の割合は( )の中の数字です。
 材料:新巻サケ
     
酢(3)、 日本酒またはスープか水でも(1)、
           サラダ油(1)
     にんにく少々 タマネギ(小さめのもの)
     赤唐辛子、コショウ、ナツメグ(あれば)、レモン

 鮭はは皮を引いて(剥がして)適当な大きさに薄切りにします。
 タマネギは小さめのものを薄い輪切り。
 ガラス、陶器などの入れ物に調味料を合わせていれます。
 細かくきざんだにんにく、赤唐辛子を入れ、タマネギ、
  レモン、鮭を重ねて漬け込みます。
 2~3日で食べられるようになります。

父の会社の人たちが毎年、年始の挨拶にくるたびに、
「これがなくてはお正月が始まらない」
と言い、もちろん家族もお正月の楽しみの一つとしている、
とっておきの我が家の一品。

「暮しの手帖」が300号を重ねたのを知り、
この手紙のことを思い出しました。
もう、作り方などはとっくに頭の中に入っているはずの母が、
この葉書を大事に取ってあるというのも、
なんだかあたたかなものを感じます。
                              (2003年1月掲載)


後日談
このコラムを掲載した雑誌を暮らしの手帖編集部へ送りました。
編集部からは(たぶん編集長?)、丁寧なお礼のお電話を頂きました。
私も、読者の心に残るような編集をしていきたいと、
この時しみじみと思い、日々、努力をしているつもりですが・・・。(

 

暮らしの手帖からのはがきについて質問をいただいたので、当時、自分の書いた記事を載せてみました。
読み直すと、懐かしい時代へフワッと戻りそうです。
2011年は、去年からの風邪を引き継ぎ、母と二人で本当の寝正月。
私のほうが早く治ったので、冬休みは24時間介護ヘルパーになったようだった。

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