fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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この奥には行けない

2016年10月13日 | 日記
 いつもの散歩道。

 まずは、 
 
 立派な鳥居を潜ります。すると、もう一つ。その先は石段です。



 登ると、小さなお宮があります。そこを回り込む道があり、行くと、

  

 御清水 と書いて、みだらせ と読みます。飲むことはできません。(と書いてあります)

 ここまで行き着くのも、実は怖いです。その奥が、

 

 道のような道ではないような・・・。この日は天気もよかったのですが、この奥へはまだ行けずにいます。安部氏が統治していた時代。平安? 城があったらしいのですが。この前キツネを見たのは、この山の下。(いや、山っていっても、石段60段だけですが)クマがいないとは限りません。と考えると怖い。夜はもっと怖いだろうなあ。
 ここで何かあって倒れたら、誰にも見つけてもらえないだろうと思います。もし岩手で行方不明になったら、ここら辺を探して。

 この前、オリンピック金メダリストの松本薫さんが、夜明け前の高尾山を走って、精神を鍛えるって言っていて、ホントにすごいと思った。ガサとか獣らしき音がして、でもそれには「勝てる」と思うのだそうです。「生きたい」という心持ちになるらしい。(とても魅力的な方でした)
 夜の山は怖いよ。電気ないんだから。

* 実は岩手では、国体が行われていました。北上でも陸上とバトミントンかな? いつもいく小さな温泉にも、選手が宿泊したようです。一度くらい観にいこうかと思いつつ、行かないまま終わりました。たぶん、スポーツを題材にしたものは書かない予感がするから、かな。でも、どこでどう役に立つかわからないから、いろいろ観ておいたほうがいいのでしょうが。
 

穴惑い

2016年10月11日 | 日記
 今年は無花果がたくさん。きのうもきょうも、7、8個もいで、きのうはうちの分を煮て、きょうはおとなりの畑に96歳のおばあちゃんが来てらしたので、さしあげた。そしたら、タマネギをごっそりよこそうとしたので、「一人なので2個あればいい」と2個手にしたら、さらに2個手渡され。ありがとうございます。ずっと元気でいてほしい。

 さて。お嫌いな方、すみません。


 彼岸が過ぎ、穴を探してさまよっている蛇のことを、「穴惑い」と言います。「蛇穴に」という季語もあり。
 種類はなんなのでしょうか? 蛇の種類って全然わからない。
このあと、穴から側溝にもぐっていきました。

 それに、先日はキツネも見たのよ。あれは、間違いなくキツネだ。散歩している道を横切っていきました。カメラを構えたのですが、間に合わなかった。前回来たときはイタチも見たし。
 クマのニュースも多いですね。人里にこういう動物達が餌を求めて降りてきているのかもしれません。


無花果、たべきれない

2016年10月10日 | 日記
        

 蜂蜜をかぶせて、煮ました。おいしい。
 親戚に差し上げたり、それでも食べきれず、鳥さん達に。

 煮たのを冷凍にもしてみました。どうかな。

ノーベル平和賞が発表されたので、ノルウェーにいる姪が何か書いてるか? と久しぶりに見てみたら、
ヤフーニュースに書いていた。 
 おばさんも、岩手でがんばろ。

秋の拾いもの

2016年10月09日 | 日記
 きのうも雨でした。ということは、きょうもまた稲刈りはできない。ホントだったら、とっくに終わり、秋田へ2泊くらいして、そろそろ東京へもどるくらいなのに・・・。
 そして、寒い。とうとうエアコンの暖房では間に合わず、ストーブつけました。そして、「君の名は。」を観てきました。映画館は暖かかった。

      

 右は胡桃。左は榧(カヤ)の実。アーモンドそっくり。

 胡桃は、このあと長靴をはいてぐいぐいとまわりを取り、水を入れたビニールにしばらく入れ、ゴシゴシと洗いました。でも、売っているようなきれいなものにはならない。売れるようになるまでの手数って大変なものだ。

 それから、榧はいーっぱい落ちていて、どっさり拾っているご夫婦がいたので、「食べるのですか?」ときいたところ、意外な答えがかえってきました。燃やして、がついたときなどの祓いにするのだそうで!

 おおーっ。
 私もやってみよう。
 とてもいい匂いがするので。燃やすとどんなふうなのだろう。

 こういうことを聞けるから、岩手はいいんだよなあ。なんかネットや本で調べるのと、全然違うインパクトがある。いやあ、どこかで使えそうだよ。(ホントは、作品ネタになりそうなのは書かないでおいたほうがいいかと思うけど、まあいいでしょ。っていうか、嬉しくって、言いたくてたまらない。最高に興味深い)

 食料としてはどうかというのも、やってみよ。灰汁抜きがめんどう。

 どっちも、もっとたくさん拾えるんだけど、まあこのくらいにしておきました。
 銀杏ももう落ち始めていたけど、こっちは臭いからパス。

  茸はまったく、わからん。

著作権

2016年10月08日 | あいさつ
 このブログももう一つの「おおぎやなぎちか作品集」の方にも、「著作権は作者にあります。無断転用はお断りいたします」ということを明記しております。
 
 先日「ヒゲせんせいとタヌキのゴロー」という作品をアップするにあたり、当時「母の友」に掲載されたページをそのままスキャンして載せました。でも、イラストは画家さんに著作権があるわけだし・・・。
 ということで、福音館さんにご相談いたしました。
 テキストに関しては、問題なし。イラストはやはり承諾が必要。ということで、なんと画家さんに確認をしていただいて! 「母の友」の編集長さん経由で、「いいですよ」というお返事をいただきました。
 
 大事なことだと思います。ホント。
 今後も重々気をつけてやっていきたいと思います。

 吉野晃希男さん、ご快諾いただきまして、ありがとうございました。

 自分の作品を守る。そして、他人様の作品も大切に。 ですね。
「日本児童文学」の方も問題なしと、新編集長さんに言っていただきました。

 なお、私はよく「童子」に掲載されている俳句を載せたりもしていますが、こちらに関しては、「童子」副主宰にご了解をいただいております。出典を明らかにするというお約束で。
 芭蕉の句なんかは、著作権が切れているからいいんですけどね。
 高浜虚子が没後50年は経っているから、そこが基準らしいです。
 って、実は俳句は、他の文芸ほど著作権はしっかり守られているとは言い難い面があります。私の作品を見ず知らずの方のブログで見たこともあります。けっこう、気楽に皆さんアップしてらっしゃる。ホントはね、それはよくないことなのよ。

  金木犀(東京です。岩手では見かけない)

 児童文芸家協会のHPに著作権コーナーがあり、詳しく書かれています。私も改めて読みました。ここには個人的に質問もでき、実はある件で、以前質問をして、とても丁寧にお答えをいただいたことがあります。
 

稲刈りまだです

2016年10月07日 | 日記
 今年は台風が多かったわりに、稲は倒れておらず、ほっとしています。
 ところが、雨が多いため、田んぼが乾きません。
 おとといも一晩降ったため、きのうはびしゃびしゃ。

 例年だと4日か5日には稲刈りが終わっていたのですが・・・。
 委託している方からの「すまっこ刈りやっておいて」という連絡を待っている状態です。
 まあ、きのうはゆっくり温泉につかってきましたが。 

  りんご、色づいています。

コオロギ?

2016年10月06日 | 日記
 「けやき動物病院」シリーズを読んでくださった皆様、ありがとうございました。
    

 日曜日に岩手に来たのですが、うちの中にこいつがいました。
 たぶん、コオロギ・・・。
 あれ、片足がない? 
 そっと、外へ放しました。

 夜とか、暖房入れちゃってるんですが・・・。
 膀胱炎予防に腹巻きもして。レッグウオーマーはさすがに日中暑くなって脱ぎましたが。
この日中と朝晩の寒暖の差に、体がついていけない。

お祝い会二つ

2016年10月02日 | 日記
 池田ゆみるさん作『坂の上の図書館』(さ・え・ら書房)の出版お祝い会が、9月30日に、そして、千葉朋代さん作『さくら坂』(小峰書店)と高田由紀子さん作『まんぷく寺でまってます』(ポプラ社)の合同お祝い会が、10月1日に行われました。

 顧みると、私も一年前はまだ単行本は出ていませんでした。一冊の本にどれだけの方が関わってくださるか、そして祝ってくださるかを、その後感じることになります。
 きっと今回のお三方もそうなのだろうなと思いました。
 輝いていました! 
 がんばろーと思わせていただきました。

 そう、お祝いをするということは、喜びとエネルギーを共有することでもあるのです。いろんなことがめぐりめぐって、世の中が成り立っている。めぐりめぐった中で生かされていると感じています。
 なのでお祝い会に出て「おめでとう!」という言葉を口にすることは、言祝ぐ(ことほぐ)という言葉がありますが、よいエネルギーが周りに生まれるのだと思います。そんなエネルギーたっぷりの中に身を置いて、また歩き出すことができるのです。
 久しぶりにたくさんの作家さん、編集者さんともお会いできて、クラクラ状態でもありますが・・・。今回も、新たな出会いがありました。
人の集まるところに出ると、楽しいだけではなく、自分のいたらなさを思い知ったり、考え方、感じ方の違いにしょぼんとなったり、疲れたりと、いろいろですが、それもまた社会勉強。

 池田ゆみるさん。
 千葉朋代さん。
 高田由紀子さん。


 改めておめでとうございます!!!

 つまるところは、書け! 自分を信じろ! です。

 
 

 義母の形見として、(決して高価なものではありませんが)キラキラしたこのブレスレッド型時計をいただきました。2日とも、それを腕に、出席。(パーティ好きな人だったので)

冒頭とラスト

2016年10月01日 | 日記
 笹起きて冒頭をまた書きなほす   あぶみ という句を作ったことがあります。笹起きる というのは、冬の間雪がかぶさって、べったりとなっていた笹(クマザサでしょうね)が、雪が解け、起き上がるという意味の季語。春です。
 でも、一年中、冒頭の書き直しをやっています。このところも、「これで、どこにでも送れる」といったん終わりにしたものを、また読んで、冒頭直していました。笹起きるは、でもだるまみたいに、くじけない、何度でも的なイメージもついているので、合っているかなと思いますが、どうでしょう。

 先日の今市での児童文学講座では、「物語が始まる予感」という冒頭についての資料と、「物語の閉じ方」というラストの資料の2枚をお配りして、話させていただきました。これ、まとめたことで、自分が一番勉強になりました。

   
 近所に落ちている栗 朝早くに行かないと、もう中身はない