これ、何年か前にも調べたことがあったのですが、実を言うと結局よくわかんないなあ。という感じでした。
ところがですよ。今年、突然わかったのです。何がきっかけということもありません。歩いていて、ススキとオギの違いがわかったんです。
ススキは、株。オギは、地中で根が長く伸び、そこから分かれるように地上に伸びてくる。なので、ススキはぐっと固まって生えているし、オギは広々と生えている。
それから、ススキには穂の先に芒(これ、ススキとも読みますが、この場合「ノギ」と読みます)があります。これは、稲や麦などの穂先にもある、一本伸びているもの。(ただ、穂が開いていないと、わかりにくいか?)
この芒(ノギ)という言葉。半年くらい前に句会で、これを使った俳句が回ってきて、私は「ススキ」としか読めず、(でも、ススキは秋だし、今の時期じゃないよね)とお隣の方とぼそぼそ。そのとき、調べて、ノギという言葉を知ったのでした。(そのときの季語は、麦)そういうのが繋がって、実際のものと結びついたとき、嬉しくなります。
何か、こういうふうに、ふいにぱっと開けるときがある。「わかった!」っていう瞬間ね。
これが、例えば数学の問題を解いている受験生や、英語を学んでいる人や、そして我々物語を書いていても、ふっと現れる時があるのだと思います。そのとき、脳ではドーパミンが出て、もっと頑張ろうって思えるんでしょうね。
たぶん芒(ススキ)
たぶん、荻(オギ)
写真じゃ、よくわかりませんね。たぶんって書いてしまうあたりが、弱気丸出しだし。
下の方は、固まっていない(株じゃない)ってところで、荻と判断。