田部智子さんの新刊。中学年向けファンタジーです。
朝からついてないことばかり起きていた涼平が学校に急いでいたら、なんと疫病神が目の前に現れます。表紙のイラストでは肩に乗っている小人のようなもの。涼平はレベル2の不運だとか、同級生の倉田はレベル6だとか。疫病神にもランクがあるらしく、涼平は手伝いをするはめになってしまいます。
疫病神と作戦を考えたり、実行しようとしてもうまくいかなかったり。
きっと読んでいく子も、友だちを不運にしようとしたら・・なんて考えるのではと思います。
中学年は、読んでもらう時期から卒業して自分で本を読む時期。そこにゲームという大敵が現れ、本離れが進んでしまいます。なので、この時期に男の子が喜んで読める本は貴重です。そういう一冊になるのではないかと思いました。
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