
「童子」の小野津弥香さんが初句集を出されました。
今はコロナウイルスで、句会も全て通信句会になっていて、お会いできません。
そんな中、明るい話題を提供してくださいました。
鉢物を部屋にとりこみ一葉忌
大学の裏門あたり草虱
初泳ぎ八十路の手足少しのび
水着つけ水に入れば年若く
東南に金星きらと水着干す 津弥香
私には『オオカミのお札』という著書がありますが、その1巻の家は、お蚕さんを飼っています。その様子をいろいろと教えてくださったのが、津弥香さんでした。かつてご実家では、近所の方に教えていただき蚕を飼い、お母様がお姉さんの花嫁衣装まで糸から紡いで作ったこと。家の中まで蚕棚をしつらえていたこと。などなど教えていただきました。お知り合いで今でも養蚕をしているお宅につれていっていただいたこともあります。
戦争中のことなども、お聞きしました。(これは、『オオカミのお札』2巻に反映)
しゃきしゃきとお元気で、俳句、水泳と励んでいらっしゃいます。
編集をお手伝いし、跋文も書かせていただいたので、仕上がりが本当に嬉しい!
装丁や選句、題字を書いてくださった辻桃子「童子」主宰や、印刷所との橋渡しをしながら、日頃の編集者さんへの感謝の気持ちもわいてきました(笑)。
イラストは高校生のお孫さんです。こういう本作り、ご家族にとっても最高のプレゼントだと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます