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fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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電話

2016年09月13日 | 日記
 義母が亡くなって数日後のこと。
 夜中、「ピッ」「ピッ」という音がして、目が覚めました。
 エアコン? パソコン? と見たけれど、違う。うーんとまた布団に入ると、再び「ピッ」。もぞもぞと起きて、気づいたのは、電話でした。

 岩手の家の固定電話には、子機が2つあるのですが、だいぶ前から使えなくなっていました。
 私たちが寝ている二階にもひとつあります。でも、それはただあるだけだったのです。受話器を持っても、全く音のしない状態でした。というか、壊れたときは、充電器に差し込んだままにしていると「ピッ」「ピッ」という音がしていたのです。でも、最近はしていなかったのです。

 もうろうとしたまま、充電器から受話器をはずし、横にして、また寝ました。音はしなくなりました。

 でも、翌日になって、(あらら、あれって、もしかしたらおばあちゃんだったのでは?)と・・・。
 あのとき、受話器に耳をあてていたら・・・?
 入院してから一週間。まさか死んでしまうとは自分でも思っていなかったはず。伝えておきたいことがあったのかもしれません。

 東京にもどってからも、夫が一人の時に、玄関のチャイムが鳴り、出たけど誰もいなかったということもあったようで・・・。(まあ、すぐに出たわけではなかったらしいけど)
 先日アップした夕日の海の写真、別のものに、不思議な緑の光もあったり・・・。

 人の命はどこで果てるかわからない。
 月並みですが、だからこそ、今を精一杯生きなくては。ですね。

  
  松の木と電話線にからまる葛