Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

黄金週間10傑シリーズ:(9)映画の陰部

2016-05-07 01:21:28 | コラム
特別企画も佳境なので、自分色全開で・・・ということは、「映画における印象的な陰部」を取り上げないわけにはいかないだろう。

反応が少なくともやりますよ、だって自分のブログなんだもの。


映画で陰部・性器を表現することは、とくに日本では「ひじょうに」難儀である。

昔よりはソフトになったとはいえ、どうしたってボカシがついてしまうので。

「そんなことされるんだったら、俺自身がボカシをつけてやる」と、陰部の映った映像に、アニメーションでニワトリをかぶせた「怒れる」外国の監督さんが居たと記憶する。

そんな日本文化によって育まれた? 習性だろうか、自分のだけは見慣れているはずの日本人は、映画のなかで露骨に陰部が映し出されると「ぎょっ!!」としてしまう。

繰り返す、自分のだけは見慣れているはずなのに。
そこまで、自分のものと変わらないはずなのに。

当然といえば当然、不思議といえば不思議なリアクションだなぁと思う。


(1)『鉄男』(89)

身も蓋もないが、いわゆるチンコドリル。



全編をとおして、いちばんのインパクトだった。

(2)『愛のコリーダ』(76…トップ画像)

吉蔵と定のスキャンダラスな事件を、神話にまで高めている。

映画って、こういうことが出来るのか!! と驚いた少年時代だった。

(3)『バベル』(2006)

見せたがり症候群を患う、菊地凛子。

シャロン・ストーンのそれも印象的だが、凛子ちゃんも頑張った。

(4)『愛の嵐』(73)

これは日本のボカシによって、かえって印象的になってしまったケース。

全裸のキャラクターがワンサカ出てくるので、ぼかしも沢山!!

(5)『ブギーナイツ』(97)

誰にだって、ひとつくらいの「取り柄」があるっていうこと。

梅宮辰夫の兄貴も、歌っていたしね。




(6)『オルランド』(92)

簡単にいえば、両性具有の物語なのだった。



主演のティルダ・スウィントンは、中性的な雰囲気が抜群。

(7)『時計じかけのオレンジ』(71)

そういえば堀江くんは、自分のちんちんを象ったオブジェを創ったそうだ。

金持ちはなにをやってもいいのだろうが、センスはないと思う。

(8)『ブリキの太鼓』(79)

ガキのころにグロテスクなもの・行為を見過ぎてしまったために、オスカル少年は成長することを拒否したのだ。

(9)『ミッドナイト・エクスプレス』(78)

投獄された主人公は、面会に来た恋人の前で、自慰を始める。

(10)『シリアル・ママ』(94)

凛子ちゃんと好対照だが、これはこれで、やっぱり「見せたがり症候群」なのだ。



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明日のコラムは・・・

『黄金週間10傑シリーズ:(10)映画の耳』
コメント (2)
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