自分の仕事の、おおいなる役得は「新作映画を劇場公開前に」鑑賞出来ること。
これに尽きる。
そんなわけで。
上半期終了! というには6週間ほど早いが、すでに6月公開作品も「そこそこ」観てしまっている自分による、上半期の映画10傑を展開してみよう。
鑑賞済みの作品数は、計61本。
これだけ観ていれば10傑も展開出来る、
自分ならではの偏った選出ではあるけれど、なにかの参考になれば―。
まずは、下半期でも破られそうにない「圧倒的な」ワーストから。
『テラフォーマーズ』
なにかもがひどかった。
俳優の熱演が報われないのは、気の毒というほかない。
これは監督の責任でしょう。
それ以上は、いうことなし。
では、10傑の展開です。
(1)『ディストラクション・ベイビーズ』
柳楽優弥、完全復活。
5.21公開・・・のため、多くは語るまい。
ただ、いまのところぶっちぎりのトップ。
(2)『スポットライト 世紀のスクープ』
本年度オスカー受賞作。
王道映画の健在ぶりが、うれしい。
そして来日したレイチェル・マクダアムズに取材出来て、ほんとうにうれしかった。
(3)『オマールの壁』…トップ画像
生まれてから死ぬまで有事、そんな国に暮らす男の青春。
(4)『映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』
何度もいうが、イメージで観ないというのはもったない。
(5)『レヴェナント:蘇えりし者』
レオどうこうではなく、映画を別次元へと導こうとする「戦う」クリエイターたちに感動。
(6)『アイアムアヒーロー』
満員の劇場を見て、制作陣でもないのに涙が出てきた。
「日本映画が…」という評したかたは失礼だろう、純然たるゾンビ映画としてレベルが高いのだ。
(7)『ヘイトフルエイト』
今年のオスカーで最も感動的だったのは、作曲賞におけるモリコーネの涙だった。
(8)『ちはやふる ―上の句―』
適度なCGの効果で、かるた競技のスピード感を巧く表現していた。
これが、映像の力。
(9)『ルーム』
誰もが感情移入出来る物語なので、もう少しヒットしてほしかったが。
(10)『キャロル』
徹底的に創りこんだ映像世界のなか「なのに」、女性キャラクターふたりの「生の」感情が浮かび上がってくる不思議。
映画の魔力は深過ぎて、「映画に飽きた」なんて考えられない・・・そう思わせてくれる、上半期の10傑でした。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『映画小僧が選出する、下半期マストな映画10本』
これに尽きる。
そんなわけで。
上半期終了! というには6週間ほど早いが、すでに6月公開作品も「そこそこ」観てしまっている自分による、上半期の映画10傑を展開してみよう。
鑑賞済みの作品数は、計61本。
これだけ観ていれば10傑も展開出来る、
自分ならではの偏った選出ではあるけれど、なにかの参考になれば―。
まずは、下半期でも破られそうにない「圧倒的な」ワーストから。
『テラフォーマーズ』
なにかもがひどかった。
俳優の熱演が報われないのは、気の毒というほかない。
これは監督の責任でしょう。
それ以上は、いうことなし。
では、10傑の展開です。
(1)『ディストラクション・ベイビーズ』
柳楽優弥、完全復活。
5.21公開・・・のため、多くは語るまい。
ただ、いまのところぶっちぎりのトップ。
(2)『スポットライト 世紀のスクープ』
本年度オスカー受賞作。
王道映画の健在ぶりが、うれしい。
そして来日したレイチェル・マクダアムズに取材出来て、ほんとうにうれしかった。
(3)『オマールの壁』…トップ画像
生まれてから死ぬまで有事、そんな国に暮らす男の青春。
(4)『映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』
何度もいうが、イメージで観ないというのはもったない。
(5)『レヴェナント:蘇えりし者』
レオどうこうではなく、映画を別次元へと導こうとする「戦う」クリエイターたちに感動。
(6)『アイアムアヒーロー』
満員の劇場を見て、制作陣でもないのに涙が出てきた。
「日本映画が…」という評したかたは失礼だろう、純然たるゾンビ映画としてレベルが高いのだ。
(7)『ヘイトフルエイト』
今年のオスカーで最も感動的だったのは、作曲賞におけるモリコーネの涙だった。
(8)『ちはやふる ―上の句―』
適度なCGの効果で、かるた競技のスピード感を巧く表現していた。
これが、映像の力。
(9)『ルーム』
誰もが感情移入出来る物語なので、もう少しヒットしてほしかったが。
(10)『キャロル』
徹底的に創りこんだ映像世界のなか「なのに」、女性キャラクターふたりの「生の」感情が浮かび上がってくる不思議。
映画の魔力は深過ぎて、「映画に飽きた」なんて考えられない・・・そう思わせてくれる、上半期の10傑でした。
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明日のコラムは・・・
『映画小僧が選出する、下半期マストな映画10本』