Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

黄金週間10傑シリーズ:(7)映画の口

2016-05-05 00:10:00 | コラム
いわゆる、「あひる口」というのは好きじゃない。



まぁそれでも、贔屓の子が「あひる口」系であるとすれば、それは許せるのだろうが。

そもそもが可愛い子は、なーんもしてなくとも可愛いと思うので、自然にそうなってしまうのならともかく、わざわざ「あひるに寄せていく」必要はないだろう、、、と。

話は変わるが。
映画小僧を自称するようになって、俳優さんの好き嫌いって「ほとんど」なくなった。

高校生くらいまでは、ジュリア・ロバーツとリチャード・ギアの『プリティ・ウーマン』(90)コンビが、どうしても苦手でね。

なぜこれがウケたのかさっぱり分からなかったし、それはいまでも同じなのだが、キスシーンひとつとっても下品だなぁと。
悪い意味で。

好きなひと、ごめんなさいね。
ジュリア・ロバーツの、口まわりが気に入らなかったんだ。

飛行機降りたあたりでキスシーンがあったと記憶するのだが、そこなんか、ぜんぜん美しくない。
同時期に公開された『ゴースト』(90)の、デミ・ムーアとスウェイジのキスシーンは美しかったのになぁ。。。

そんなわけで、きょうのテーマは「映画における印象的な口」10傑。

ことばを発する部位。
そうして、キスをする部位。

だからといってキスシーンばかりが並ぶとはかぎらない―そこに、映画小僧の自尊心みたいなものがあるのだが、なかなか伝わらないだろうねぇ笑


(1)『ツィゴイネルワイゼン』(80…トップ画像)

水蜜桃を舐める大楠道代、ゾクゾクするほどいやらしい。

以後、このシーンを狙ったような映画が沢山創られたが、狙い過ぎるとエロさはなくなってしまうものなんだ。

(2)『愛のコリーダ』(76)

吉蔵のイチモツを切り取ろうとする定は、ナイフを口にくわえた。



(3)『マラソンマン』(76)

診察台に寝かされ、口のなかを苛め抜かれる主人公。

映画史上、これに勝る拷問シーンはない。

(4)『ガープの世界』(82)

車内でフェラチオしてもらっていたら交通事故に遭い、女にちんちんを噛み切られる男―ショッキングだが、どこか滑稽に表現されている。

(5)『トゥルーロマンス』(93)

アラバマ(パトリシア・アークウェット)のキスはピーチの味なんだそうだ。

これが、自分にとっての理想のキスなんだよジュリアさん。

(6)『デッドリースポーン』(83)

口のお化け。



物語は大したことないが、このクリーチャーデザインは芸術だろう。

(7)『愛のメモリー』(76)

しげるの歌じゃないよ。

デ・パルマがはっきりと「ヒッチコッキアン」を自称していたころのサスペンスだが、ジュヌヴィエーヴ・ビジョルドの可憐さだけでも入場料の価値はあると思った。



(8)『ドラキュラ』(92)

口からしたたる、鮮血。

「いい意味での下品さ」があり、コッポラ最後の傑作かと。

(9)『青春残酷物語』(60)

青りんごを齧る、川津祐介。

(10)『沈黙』(2016)

最後はルール違反を承知で。

観てもいないが、遠藤周作の原作では、逃避行中の主人公が喉の渇きを訴えて、ほとんど半狂乱になる場面が登場。

スコセッシは、どう描いてくれるかな・・・と思って。





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明日のコラムは・・・

『黄金週間10傑シリーズ:(8)映画の尻』
コメント (1)
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