若い男女を連れて呑みにいった。
21歳女子と、23歳男子。
プラス、39歳のオッサン。
女子のほうは漫画家助手、男子はインディーズバンドのドラム担当。
ともに、映画とは無縁ではいられない世界を目指すもの・・・ではあるものの、その世界に対する一途さゆえか、本人たちがいうように「映画には、うとい」。
「そこそこは、観ているんでしょ」
女子「う~~ん、観ていないほうだと思います」
男子「僕もそうですね」
「好きな映画、ひとつ挙げるとすれば?」
女子「・・・最近観た『上京ものがたり』、、、かなぁ」
「あぁ、悪くないし、いかにも漫画家さんだとは思うけど、最近過ぎるよね」
男子「・・・すぐには出てこないですねぇ」
「『ザ・コミットメンツ』も?」
「・・・知らないですね、バンドの話ですか」
「うん、これはゼッタイに観なきゃダメ」
女子「―で、まっき~さんと呑むことが決まった先週からずっと、彼と“観るべき映画”を教えてもらおうって」
「そうなん?」
男子「そうっす。迷惑ですか?」
「そんなことはないけど、200本くらい出てくるよ」
男女「(笑う)それは、ちょっと・・・」
女子「20代女子が観るべき映画と、」
男子「20代男子が観るべき映画、」
女子「それぞれ10本ずつ挙げてほしいなって」
「なるほど」
女子「漫画家とか、」
男子「ミュージシャンとか関係なく」
「関係なく?」
女子「えぇ、単に性別と年齢だけで」
「了解、しかも、あまり映画を観ていないひとに向けて、、、というわけね」
男子「そういうことです」
―というわけで、二夜連続(きょうは女子版、あすは男子版)で、そのときに挙げた映画10本を紹介しておきたい。
【映画小僧が選出する、20代女子に贈る映画】
『フライドグリーン・トマト』(91…トップ画像)
一時期、惚れた女子には必ずビデオかDVDをプレゼントしていた。
『六月の蛇』(2002)
おそらく現代の監督で、塚本晋也は最も女優を美しく撮ることが出来るひと。
『テルマ&ルイーズ』(91)
遅れてやってきた、女のニューシネマ。
『ライアンの娘』(70)
映像美と、ヒロインを演じるサラ・マイルズの力強さ。
この映画を観て自分は、アイルランドに強く魅かれたんだっけ。
『奇跡の海』(96)
自分がいちばん泣いた映画。
『おとうと』(60)
岸恵子の演技と、そっけないラストシーンが好き。
『ジャッキー・ブラウン』(97)
おとなの味わい。それを映画小僧QTが撮ったという新鮮な驚き。
『近松物語』(54)
香川京子がゾッとするほど美しい。出来ればスクリーンで観てほしい。
『突然炎のごとく』(61)
ジャンヌ・モローが振り返ったときの笑顔。
これだけでも、観る価値「おおいに」あり。
『夜がまた来る』(94)
堕ちる美学を、イマドキ女子はどう捉えるのか興味がある。
※『六月の蛇』予告編
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『20代男子に贈る映画』
21歳女子と、23歳男子。
プラス、39歳のオッサン。
女子のほうは漫画家助手、男子はインディーズバンドのドラム担当。
ともに、映画とは無縁ではいられない世界を目指すもの・・・ではあるものの、その世界に対する一途さゆえか、本人たちがいうように「映画には、うとい」。
「そこそこは、観ているんでしょ」
女子「う~~ん、観ていないほうだと思います」
男子「僕もそうですね」
「好きな映画、ひとつ挙げるとすれば?」
女子「・・・最近観た『上京ものがたり』、、、かなぁ」
「あぁ、悪くないし、いかにも漫画家さんだとは思うけど、最近過ぎるよね」
男子「・・・すぐには出てこないですねぇ」
「『ザ・コミットメンツ』も?」
「・・・知らないですね、バンドの話ですか」
「うん、これはゼッタイに観なきゃダメ」
女子「―で、まっき~さんと呑むことが決まった先週からずっと、彼と“観るべき映画”を教えてもらおうって」
「そうなん?」
男子「そうっす。迷惑ですか?」
「そんなことはないけど、200本くらい出てくるよ」
男女「(笑う)それは、ちょっと・・・」
女子「20代女子が観るべき映画と、」
男子「20代男子が観るべき映画、」
女子「それぞれ10本ずつ挙げてほしいなって」
「なるほど」
女子「漫画家とか、」
男子「ミュージシャンとか関係なく」
「関係なく?」
女子「えぇ、単に性別と年齢だけで」
「了解、しかも、あまり映画を観ていないひとに向けて、、、というわけね」
男子「そういうことです」
―というわけで、二夜連続(きょうは女子版、あすは男子版)で、そのときに挙げた映画10本を紹介しておきたい。
【映画小僧が選出する、20代女子に贈る映画】
『フライドグリーン・トマト』(91…トップ画像)
一時期、惚れた女子には必ずビデオかDVDをプレゼントしていた。
『六月の蛇』(2002)
おそらく現代の監督で、塚本晋也は最も女優を美しく撮ることが出来るひと。
『テルマ&ルイーズ』(91)
遅れてやってきた、女のニューシネマ。
『ライアンの娘』(70)
映像美と、ヒロインを演じるサラ・マイルズの力強さ。
この映画を観て自分は、アイルランドに強く魅かれたんだっけ。
『奇跡の海』(96)
自分がいちばん泣いた映画。
『おとうと』(60)
岸恵子の演技と、そっけないラストシーンが好き。
『ジャッキー・ブラウン』(97)
おとなの味わい。それを映画小僧QTが撮ったという新鮮な驚き。
『近松物語』(54)
香川京子がゾッとするほど美しい。出来ればスクリーンで観てほしい。
『突然炎のごとく』(61)
ジャンヌ・モローが振り返ったときの笑顔。
これだけでも、観る価値「おおいに」あり。
『夜がまた来る』(94)
堕ちる美学を、イマドキ女子はどう捉えるのか興味がある。
※『六月の蛇』予告編
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明日のコラムは・・・
『20代男子に贈る映画』