Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

いつ隣人は出来るのか

2013-09-13 00:30:00 | コラム
寂しい。

・・・と書くと、たいへんキモチワリィ39歳男子に捉えられるだろうか。

いや独り暮らしが寂しいんじゃない。
もう慣れたし、やろうと思えば部屋をウロウロしたまま自慰だって出来るわけで、これほど自由な「ひとりの空間」は自分のようなキチガイには必要なのだろう。

なにが寂しいのかというと、いつになっても隣人が出来ないこと。

最上階に住んでいるから、階上にひとは居ない。
階下には住人が居る。
だが両隣に住人は居ない。

片方なら分かるが、両方となると、なんだなんだどうしたどうした、ひょっとして自分の所為? なんて思ったり。

確かに団地は古く、町田駅までは男の足で20分程度と微妙な距離、「これだ!」という売りはない。
しかしそれでも、公社や都営って抽選をおこなうほど人気のはずなのだが。

入居前に1度だけ部屋を見ることが出来るが、そのとき自分の部屋のAV音量が漏れていた?
格闘技観戦の最中で、絶叫が聞こえた?

あぁ、あり得るあり得る、、、なんて。


居たら居たで、玄関開けっ放しには出来ないとか、生活音を気にしなければいけないとか、煩わしいことも増えると思う。
それでも寂しさのほうが上回る―ほどに、ずぅーーーーーーーーーーーーっと隣人が出来ないでいる。

自分がここの団地族になったのは、約8年前。
そのときは片方にだけ、母子家庭の住人さんが居た。

娘さんが自分になついて・・・というのは嘘? で、しかししかし、ママが素敵なひとでねぇ、けっこう仲良くしていたのに3ヶ月くらいで転居してしまった。
それ以降、いちども入居がないのである。

ここまで使われていないのであれば、東京暮らしでもいいという仮設住宅暮らしのひとに提供したらいいんじゃね? とも思うが、隣人が狂人だと公社も積極的に働きかけることが出来ないのかもしれない。


エラソーに理想をいっていいのであれば、単身女子に来てほしいけれど。
可憐な。出来れば、可憐な女子。
ちょっと暗い過去を引きずっている子もいいね。自分との交流で少しずつ再生していくなんて、じつにドラマチックじゃない?

仲良くするのにな~。
引越しまで手伝っちゃうのにな~。
パソコンの設定やら家電の配線やら、いろいろ助けるのにな~。

・・・って、そういう発想でいるのがいけないのか。

同じ棟で単身者は、じつは自分だけ。
2Kだから基本は夫婦、あるいは夫婦と子どもひとり。
ひとりだと広過ぎ、4人だと狭過ぎる、、、という感じ。

団地全体で捉えると、単身者はけっこう居るはず。

ここから急に深刻な話になるが・・・
その多くが高齢者であり、だから孤独死が絶えない。

救急車が止まっていると、正直「あ、またかな」と思う。
そしてその予想は、大抵が当たる。

自分はまだチューネンだからと「関係ないね」みたいな感じで過ごしているが、このくらいの歳で逝くひとも居るし、どうなるかなんて分からない。
みっともないじゃないか、果てた直後に心臓発作でも起こして、ティッシュを取る体勢で死んでいたら。

さっきから、なんの話をしているんだ?


だから、簡単にいえば、いろいろ寂しいってことだ。


※団地の映画といえば、トップ画像の『みなさん、さようなら』。
その主題歌、エレカシの名曲『sweet memory』を。




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明日のコラムは・・・

『りぼん』

コメント (1)
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