Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

20代女子に贈る映画

2013-09-27 00:30:00 | コラム
若い男女を連れて呑みにいった。

21歳女子と、23歳男子。
プラス、39歳のオッサン。

女子のほうは漫画家助手、男子はインディーズバンドのドラム担当。

ともに、映画とは無縁ではいられない世界を目指すもの・・・ではあるものの、その世界に対する一途さゆえか、本人たちがいうように「映画には、うとい」。


「そこそこは、観ているんでしょ」

女子「う~~ん、観ていないほうだと思います」
男子「僕もそうですね」

「好きな映画、ひとつ挙げるとすれば?」

女子「・・・最近観た『上京ものがたり』、、、かなぁ」
「あぁ、悪くないし、いかにも漫画家さんだとは思うけど、最近過ぎるよね」

男子「・・・すぐには出てこないですねぇ」
「『ザ・コミットメンツ』も?」
「・・・知らないですね、バンドの話ですか」
「うん、これはゼッタイに観なきゃダメ」

女子「―で、まっき~さんと呑むことが決まった先週からずっと、彼と“観るべき映画”を教えてもらおうって」

「そうなん?」

男子「そうっす。迷惑ですか?」

「そんなことはないけど、200本くらい出てくるよ」

男女「(笑う)それは、ちょっと・・・」

女子「20代女子が観るべき映画と、」
男子「20代男子が観るべき映画、」
女子「それぞれ10本ずつ挙げてほしいなって」

「なるほど」

女子「漫画家とか、」
男子「ミュージシャンとか関係なく」

「関係なく?」

女子「えぇ、単に性別と年齢だけで」

「了解、しかも、あまり映画を観ていないひとに向けて、、、というわけね」

男子「そういうことです」


―というわけで、二夜連続(きょうは女子版、あすは男子版)で、そのときに挙げた映画10本を紹介しておきたい。


【映画小僧が選出する、20代女子に贈る映画】

『フライドグリーン・トマト』(91…トップ画像)

一時期、惚れた女子には必ずビデオかDVDをプレゼントしていた。

『六月の蛇』(2002)

おそらく現代の監督で、塚本晋也は最も女優を美しく撮ることが出来るひと。

『テルマ&ルイーズ』(91)

遅れてやってきた、女のニューシネマ。

『ライアンの娘』(70)

映像美と、ヒロインを演じるサラ・マイルズの力強さ。
この映画を観て自分は、アイルランドに強く魅かれたんだっけ。

『奇跡の海』(96)

自分がいちばん泣いた映画。

『おとうと』(60)

岸恵子の演技と、そっけないラストシーンが好き。

『ジャッキー・ブラウン』(97)

おとなの味わい。それを映画小僧QTが撮ったという新鮮な驚き。

『近松物語』(54)

香川京子がゾッとするほど美しい。出来ればスクリーンで観てほしい。

『突然炎のごとく』(61)

ジャンヌ・モローが振り返ったときの笑顔。
これだけでも、観る価値「おおいに」あり。

『夜がまた来る』(94)

堕ちる美学を、イマドキ女子はどう捉えるのか興味がある。


※『六月の蛇』予告編




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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『20代男子に贈る映画』

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2 コメント

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Unknown (oyajisann)
2013-09-27 09:39:45
お仕事がら交流範囲が広いですね。
バンドやってらロックの記録映画は観てる
だろうけどザ・コミットメンツは観てほしいで
すね。ソウルバンドいかしてますね。
と言いつつこれに出演の女優さんがパル
プに出てた?事分からない、ちゃんと鑑賞
してない証拠かな?
返信する
香川京子さんの名前があがったkと (夢見)
2013-09-27 09:52:27
ことが嬉しいですね

「近松物語」-

1954年でしたか
このころの映画 好きです
返信する

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