Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

ぶりっ、ぶり。

2013-09-17 00:30:00 | コラム
ここ数週間の出来事を、強引に、鰤、、、じゃない、「ぶり」でまとめてみる。

短めの文章だが、酔いが残っているものでね、そこはカンベンしておくれ。


某日―。

ほとんど「逃げていた」ともいえる新作シナリオを脱稿する。

約4年ぶり。

完成させたことがあまりにもうれしかったので、久し振りにシャンパンを呑んでみた。

美味いか不味いかは関係ない、気持ちの問題だろう。

シャンパンなんて結婚式くらいでしか呑まないものね、慣れていないからすぐに酔い、そのあとのワインと焼酎が効いたか、珍しく吐いた。


某日―。

シナリオ完成記念ではないが、6度目の『風立ちぬ』鑑賞。

6度目では、さすがに泣かない。

泣かないが、こころにくるものは未だにある。

こんな映画体験は、何年ぶりだろうか。
もう、思い出せない。

あらためて、ありがとう宮崎爺。


某日―。

こんな映画体験は、滅多に訪れない―といいながら、日本版『許されざる者』(トップ画像)にえらく感銘を受け、こりゃ何度も劇場に足を運ばなければいけないぞ、、、と。

リメイクで成功した映画は少ない。
この作品は、成功した数少ない映画のひとつであり、そのなかでも最高の出来といえよう。

この時点でいうのは早過ぎる気もするが、今年は良作の年。
「何度も観に行かなければ」という気持ちが「何度も」訪れる年って、何年ぶりのことだろうか。


某日―。

「したまち映画祭in台東」の初日を取材。

芥川賞は取り損なったが、発起人・いとうせいこうの活き活きとした表情が印象的。

せいこうさんとは7年ぶりの再会だが、

「う~~ん、記憶の片隅に、なんとなく、なんとなく、君の顔があるよ」
「ほんとうですか」
「たしか、映画キチガイとかいっていたような」
「そうです、そうです!」
「そういうことばを平気で使う子は珍しいからね、それで覚えていたんだろう」
「ほめことば、ですよね」
「そう解釈してもらえれば(笑う)」


某日―。

ハニーと多摩動物園デート。

動物園デートは、3年ぶり。
安上がりだし、その割には何時間居ても楽しいし、お互いが「なにか飼いたいのに、飼えない」環境にあるため、気に入りの場所なのだ。

しかし。
何度行っても、何時間眺めていても、孔雀が羽を開く瞬間を目にすることが出来ないのだった。

たぶん、目にすることが出来るまで、この動物園に通い続けることだろう。


某日―。

小さな映画館で特集上映を観た帰り、劇場前あたりで若い女子に声をかけられた。

「ブログ、毎日楽しみにしています」というからウェブ上での知り合いかと思ったら、10年前のバイト仲間だった。

「わぁ、久し振り!」
「ご無沙汰しています」
「なんか、変わった」
「いいほうに、ですか?」
「もちろん・・・なんというか、美人になった」
「ありがとうございます、まっき~さんは、なんにも変わってない」
「(苦笑)でしょ、それは、いい意味なのかな」
「悪くはないと思います。変わったら、なんかショック」
「そうか、じゃあ、死ぬまでこの感じで」
「はい、よろしくお願いします」

なんだ、よろしくって。

でもなんか、すっげうれしかった。


そんなこんなで、もうすっかり秋だ。





…………………………………………

本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『許されざる者@町田のスーパー篇』

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする