ガソリンスタンドに包丁持った男 警察が身柄確保 長崎
18日午前9時10分ごろ、長崎県諫早市多良見町のガソリンスタンドに包丁を持った男が押し入り、「金を出せ」などと要求した。男はその後、駆けつけた警察官に身柄を確保された。店の従業員は逃げて無事で、けが人はいないという。
***
今は発券店値付けとかクレジットとか、カード決済が多いから。
あと地場の当店のような店は掛け売りとかね、
だから現金はつり銭として少しレジにあるだけだから、
そんなところに強盗に入っても割に合わないからね。
ホント、怖いから止めてね。
4月18日燃料油脂新聞より
3月末元売系列SS数 JXTG1万3304ヵ所
前年同月比344ヵ所減(前月比では75ヵ所の減少)
セルフ割合は32.5%で前月より0.2ポイント上昇
(社有セルフは2006ヵ所で11カ所減少)
直営SS見直し再検討
今後の経営継続見据え 赤字物件閉鎖、返還進める
九州各地の有力特約店筋では規模の大小にかかわらず、直営SSの見直しを再検討している。
構造的な需要減少や慢性化している人手不足、高まっているコストーなどの要因で不採算SSが出現、総合的な経営視点から、再び大ナタ(閉鎖)を振るおうとしている。
2者(特約店)の直営SSで赤字物件って格好悪い。
だって同一商圏には絶対私たちのような“高値店”があったハズだもの。
地場3者店をスケープゴートにして、
自滅するだけなら良かったけれど。
小口配達を担い続けてきた地域にとって必要な地場店を、安値で疲弊させ撤退へと追い込んだ。
そしてまた、そういう2者店の方が補助制度の恩恵を多く受けている。
おかしな〇〇〇。
いったい誰のための「卸格差」だったんだろう。
いったい何のための「価格競争」だったんだろう。
規制緩和から20年、
店主高齢化で今後多くの地場店の消滅が見込める今、この業界は(カレラは)「再投資可能なマージンへ」と舵を切った。
4月13日ぜんせきより
廃業 後ろ髪引かれ・・・夫婦で燃料供給支え半世紀
SS過疎の現実
静岡県西部に位置する浜松市天竜区のSS過疎化の深刻な現実に関心が高まっている。
静岡石商が今年2月に浜松市などとSS過疎化対策について意見交換を行い、3月に開催された資源エネルギー庁次世代燃料供給インフラ研究会第二回会合でも浜松市の担当者が出席し、SS過疎化が進む実態を説明した。
現在、天竜区のうち春野地区では地場SSのマルハナ(出光系)が事業継承や地下タンク対応の問題から2022年を目途に廃業の意向を示し、同地区のSS過疎化が加速することが懸念されている。
***
第二回インフラ研究会には浜松市の山下市民部長がSS過疎化について燃料供給体制の再構築に向けた支援を求める要望書を提示した。
要望書は龍山地区ですでにSSがなくなり、数年後には春野地区でも消失の状態になる恐れが高いこと、地元自治会連合会などがSS設置を検討したが、消防法対応などにより設備投資の負担が大きく事業化できずにいることなどが報告された。
SS過疎化が進む春野地区は最盛期にJAを含め7SSが運営されていたが、ここ数年で廃業が相次ぎ現在は2SSまでに減少した。
地元関係者は「2つのうちJASSは山上近くで規模も小さい。実際はマルハナさんが運営する1SSのみと言っても過言ではない」と危機感を示す。
同地区から浜松市街までは1時間以上かかるうえ、道路は狭くカーブが連続する。
マルハナの花島社長は「運転が危ないため高齢者は家族から地区内のみに運転を限定されるケースも多く、過疎化の影響は大きい」という。
今後についても「夫婦で休みなしに運営している。半世紀近くSSを営んできたが、70歳を迎え地下タンクも埋設50年になる4年後に廃業することを考えている」と明かす。
一方で、同SSの給油客はトラックや二輪車をはじめ多く地域の燃料供給拠点としての重要性はむしろ高まっている状態で
「うちが廃業すると14キロメートル北側にあるSSまで登るか、ほかの地区のSSを利用するしかない」と説明。
これまで大手業者が効率の悪さから敬遠する配達に力を入れ地域社会を支えてきたことから「灯油配達だけでなく、伐採地などの現場で使用する重機用の軽油などを供給するところはなくなる」という。
「新しいSSをつくっても人手の問題も含め、投資コストを踏まえると商売として成り立つかどうか。今後のことを考えると、場所の良い平地に簡易の給油システムでも構築できれば良いかもしれない」と心配している。
***以下masumi
同じようにJAと大協エネルギー(コスモ系)の2か所になった群馬県下仁田町はエネ庁の自治体支援の第一号となりましたが.....
>簡易の給油システム
灯油は奈良県川上村が全国初の灯油の自動販売機を実証事業で設置しています。
>廃業 後ろ髪引かれ・・・
SS過疎地ではない地域でも、地場業者は同じような思いで営業を続けているのではないでしょうか。
既に閉鎖に至った店にしてもそうだったと思います。
>大手業者が効率の悪さから敬遠する配達に力を入れ
セルフ(安値)が支持される市場では、地場店は配達に活路を見出すしかなく必然的にそうなりました。
ゆえに都市部ではSS過疎地ではなくても、小口配達を行う地場フル店の閉鎖により灯油難民が発生しています。
「自分が店を閉めたら、では誰が(ポリ容器1つ2つの配達に)行ってくれるのだ?」
その思いで営業を続けていても、いつかは店を閉める日が来ます。
マルハナの花島社長のように
(後ろ髪を引かれながら)
廃業を見据えながら営業を続けている地場店主は多いと思います。
新しいオモチャを買いました。
電池で動きます。
ココは喰いついたけどタマは無反応でした。
歳の差かな?
遊んでやる時間がなかなか取れないので勝手に遊んでもらおうと買ったのだけど、ついつい傍で見てしまいますf(^^;
サスペンスもの(ドラマ)が好きなこうちゃん。
今日アガサクリスティー原作、三谷幸喜脚本の「黒井戸殺し」がある。
こうちゃんが新聞のテレビ欄を見ながらー
夫婦の会話
「見たいけど、3時間もある。明日は日役やし、今日はシリアや国会のニュースも見なイカンし、困ったな」
「ドラマ、録画しとこうか?」
「3時間も、観る時がない」
「毎日1時間づつでも観たらいいやん」
「あかん、そんなん、前の日に観たやつ、忘れてまう」
masumiさん大爆笑w
「そら1時間ものでも、CMが入ると「これ誰や?」って登場人物のこと私に訊いてくるもんなぁ。前日の話の筋なんか覚えてるわけないよね~(笑)」
「人をボケ老人みたいに...(苦笑)」
ENEOS・エッソ・モービル・ゼネラル ラジオCM『山寺宏一さん100%』編
店舗数ナンバー「ワン」の、1万3000店。
*****
今は、ね。
最終的には1万店くらいになる(減る)んじゃないかな。
4月14日燃料油脂新聞より
“対岸の火事”でないSS過疎地問題
千葉県でもSS減少が続いているため、SS過疎地問題を“対岸の火事”とは言っていられない。
県内はPBセルフSSの市場席巻によって、競争力を保つために低マージンでの販売を余儀なくされている。
圧縮してしまった燃料油収益を補填するために油外増収は必須となっている。
一方ではローコスト経営の追求無しでは行き詰ってしまうため、家族経営を強いられる地場SSは多い。
開店から閉店までの長時間労働は当たり前で“労多くして功少なし”なのが実情。
「後継者がいても後を継がせられない」という経営者がほとんどだ。
こうした環境にあることからも今後SSが減少していくことは明らかで、SS過疎地の拡大は確実視されている。
SSを減らさないためには再投資可能な適正マージンの確保が必要不可欠。
これを今後も低マージン運営を行っていくと予想される異業種セルフやPBなど“安値店”が阻害する。
「行政にはSS過疎地になってから行動を起こしても遅いので、過疎地になる前に、SSを減らさないために地場SSで給油してもらいたい。災害時に頼りになるのは地場SS。地元業者ではない安値セルフで給油するのではなく、地場SSを守ってほしい。そうでなければ緊急時の行政への優先給油は見合わせざるを得ない」と地場SS業者は話し、
SS過疎地問題解決のためには、SSが閉鎖に追い込まれないように、まずは行政をはじめ地元民が地場SSで給油することが重要と強調する。
※
>行政をはじめ地元民が地場SSで給油することが重要
気持ちはわかりますが、無理でしょう。
誰だって安い方が良いに決まっています。
血縁者でさえ生計を一にしていなければ安値店を利用する者の方が多いです。
私も多分そうすると思います。
それゆえ血縁者でもないのに高値にも関わらず常連として給油に来て下さる方を、心底「有難い」と思うのです。
>そうでなければ緊急時の行政への優先給油は見合わせざるを得ない
そうするべき...というか、そうするしかないと思います。
市街地もSS過疎化 九州
背景に地代高騰、販売量減少
4月13日燃料油脂新聞より
コストコSS“注意”8回
地域市況の低迷続く 過当競争に地元SS嘆き
灯油配達減少続く 背景に価格志向客増加
価格志向客の増加は、配達を実施するSSの減少に拍車をかけている。
セルフSSの増加で配達を行うSSが減少するなか、配達が必要な客が「利用できない」という事態が発生している。
「客のなかには買いに行けない人がいる。逃げる客がいる反面、新規の依頼があるのも確か。地場業者として配達を必要とする声に応えていきたい」
※
「やれるところまでは」
10月~12月元売ヒアリング結果 格差最小4円40銭
※
2者店間の格差です。
中間マージン格差は放置されたままです。
因みに、平成27年3月5日の燃料油脂新聞にはこう書かれていました。
業転玉と系列玉の仕入れ値の格差は11.2円。
系列内格差は13.8円で業転格差を上回ります。
1リッターでこれだけの大きな卸格差が20年近くも続きました。
でもこの卸格差の存在を、当の私たちでさえ、当初は知りませんでした。
差別対価(10円以上の系列内格差)は規制緩和以前からあったそうなので、大手が店舗数を増やして数量志向に走ったのも頷けます。
4月12日燃料油脂新聞より
「配達灯油利益形成が変質」業転でカバー方程式崩れる
今シーズンの配達灯油の販売を振り返り「仕入れ状況が様変わりしているのに販売価格の形成は従来通り。マージンが減少した最大の理由は、仕入れの変化に対応しなかったから」との指摘が販売業者からあがっている。
系列仕切りを基準に市況形成し、業転を仕入れて利益を増やし目標とするマージンを確保するという、これまでの方程式が通用しなかった。
※以下masumi
↓ 2013年4月にこう書きました。 ↓
・・・
こんな業界の有り様に、文句や愚痴を言わないでやってこられた経営者は「凄い」と思います。
業転玉を取れば、文句も愚痴も言う必要はなかったでしょう。
事後調整や特価などの元売支援を受けていた2者店は、文句も愚痴も言う必要はなかったでしょう。
自店の仕入値かそれ以下の安値店に囲まれながら、業転玉も仕入れずに、それでも文句も愚痴も言わないでやってこられた経営者は「凄い」と思いますが、
そのような経営者はどのくらいいらっしゃるのでしょうか?
そして、揮発油のガソリンだけでなく灯油も軽油も、正規系列仕入れでやってきた販売店はどのくらいあるのでしょうか?
お上のすることに水を差すようで躊躇したけど、やっぱ書こう。
何をってSS過疎地対策よ。
あの自主行動計画を読んで、後継者として手を挙げる人いますか?
運営「やりたい!」って思いますか?
今は黒字でも先の事は分らないし、何より負担が大きいと思いませんか?
安否確認とか見回り、災害時の対応など、もちろん言われなくても当然されているはずです。
地場店というのはそういうもんです。
ですが、わざわざ“委嘱”と記載されると、どうもこう・・・
で、「手当は無し」と来たもんだ。
行政、民間に甘えすぎでは?
お上にしたら「官公需をやる」という意識があるのかも知れないけど。
官公需で売上は増えるかも知れないけど、作業量も増える。
それで従業員のお給料は?増やしてあげられるの?
奥さんは「やめたくてもやめられない=やめたい」とおっしゃっている。
佐藤社長さんも、願いは「撤退したい」。
佐藤社長さんはその地で生まれ育ち、町議までされている方だから、郷土愛があるのでしょう。
そういう人物でなければ無理だと思うんですよね。
だから、佐藤社長さんのおっしゃるように固定資産税の減免とか元売の支援とか・・・
いっそのことホント、
・・・
・・・・・
何で町営にしないのかな?
毎年のことだけど、2月中旬くらいから4月中旬くらいまで“配達軽油”がよく出ます。
普段は週一(3キロリットル)が週二或は週三にもなる。
これ自体は喜ばしいことなのですが、問題は“支払い”。
以前にも書いたように、この分は“外注”です。
(委託配達みたいな感じ?こうちゃんは他社ローリーに同乗で、)
過去の卸格差全盛期に2者店に業転並みの安値で営業を掛けられたことにより、こういうカタチになりました。
(2者店から買えば更に安くなるにもかかわらず、当店顧客社長さんは長年の取引を大事にして先ず当店に相談して下さり、事情賢察、当店との取引を継続して下さったのです)
代金回収は末締めの翌月末で、仕入代は即日払い。
( ↑ 商売としてダメダメ)
つまり3月に入ると必死で自転車漕ぎ漕ぎしなきゃいけない。
そして今が一番キツイときです。
注文の電話を貰うと胃薬を服用しています。
***以下夫婦の会話
こ、「今朝珍しく夢見た。それも同じ夢を4回も」
ま、「へーっ珍しい。どんな夢見たん?」
こ、(ぼそっと)「〇〇への支払い..」
ま、(∠T▽T)ノ彡☆ハライテ・・
4月5日燃料油脂新聞より
SS過疎地対策 自主行動計画を策定
計画の骨子は、SSを維持して燃料供給拠点を確保するとともに、ユニバーサルサービス提供や防災対策などにも資するというもの。
住民生活の低下が、さらなる人口減少を招くという負の連鎖に歯止めをかけることも期待されている。
これを実現するために「事業環境整備」「防災連絡拠点化」「住民サービス・行政サービス機能付与」の3つのアクションプランを、短期、中期、長期に分けて、事業者らと協議しながら進めていく考えだ。
短期的取り組みとして「事業環境整備」では、
①町内SSでの官公需調達②住民・大口需要家への啓発・対話活動③事業者間の連携円滑化ーを実施。
石油販売業者にとって気になる「官公需調達」だが、町では燃料に限らずタイヤや洗車などいわゆる油外商品についても官公需に含めるとしている。
「防災連絡拠点化」では
①町から(SS経営者へ)の防災連絡員委嘱②防災倉庫として消防団に必要な救助物資機材および設置場所の確定ーを実施。
「住民サービス・行政サービス機能付与」では
①灯油配送時に訪問世帯の安否確認や見守り報告②給油利用者以外へのスペース開放ーを速やかに実施していく。
中、長期の取り組みでは、SSが担う新たなサービス機能の調整や、需要動向に合わせたSSの移転・縮小など実情を考慮しながら検討を行っていく。
町は昨年、資源エネルギー庁から全国初の支援計画策定先として選定された。
今回の自主行動計画策定も全国で初めてのもの。
計画発表の会見で原町長は「経産省の支援をいただき昨年11月から、町内のSSの現状、地域の課題、将来の可能性を踏まえてSS事業者と行政が一体となった取り組みの必要性を認識し、町として燃料供給確保のための自主行動計画を策定するという基本的な考えのもとで協議を重ねてきた」と経緯を説明。
計画の中身について「防災体制の確保、人口減少、独居老人の増加といった地域課題への対処に資するべく、燃料供給拠点としての活用、SSの燃料輸送機能をいかした配送サービスの活用、地域行政との連携強化に着目した。
これらを踏まえて下仁田町はまだ使用可能な既存SSを活用したうえで、過疎地SSの新たな形態として“公共インフラのSS”を維持し、住民生活・防災体制を確保しつつ行政サービス・住民サービスの維持を図るという、過疎地に適した取り組みを実施するべく、行動計画を策定しているさなか」と話した。
自主行動計画で“重要な位置” 地域の安定供給支える大協エネルギーニュー本宿SS
ニュー本宿SSが営業を開始したのは57年前。
当時は地域に給油施設がなかったため地元住人70人以上が出資し、脱サラした佐藤社長が運営する形でSSはスタートした。
そのニュー本宿SSが、数十年を経て再び地域唯一の燃料供給拠点となっている。
民間の事業所のニュー本宿SSだが、SS過疎地における燃料供給や防災拠点として公的な性格も期待されている。
佐藤社長もそれは十分承知しているところ。
行動計画にはSS運営者に防災連絡員を委嘱することも記載されているが、
佐藤社長は「あらためて連絡員を委嘱すると言われなくても地域の防災については、地元の消防団などと連携しながら活動している。地域住民としては当然の行動だし、地元のおかげで生計が立てられているのだからなおさら」と話す。
燃料供給についても「地域に迷惑はかけられない」という思いから、安定供給に努めてきた。
災害時には無理をしてでも地域の要請に応えている。3年前、町が大雪に見舞われた時は自身も身動きの取れない状況だった。それでも警察の要請を受けてなんとか店を開け、孤立する自動車にパトロール給油を行った。
問題は佐藤社長が体力的にSS運営を続けることが難しいということ。
見た目は実年齢より若々しいが、74歳。
佐藤社長は下仁田町の町議を務めるが、その任期が来年の9月に終わる。
可能ならそれと同時にSSから撤退したいというのが佐藤社長の願いでもある。
「商売としてみれば現状は黒字で、SSを閉めたいというのは純粋に体力的な問題から。町議の任期が終わるまでに後継者が見つからなければ、当面は営業を続けなければならないだろう。ただそれでは問題を先延ばしにしているだけで、根本的な解決が必要だ」。
知り合いのSSマネージャーなどに佐藤社長自身が声をかけているものの、いまのところ手を上げる者はいない。
「廃業することを公言しているので、もうからないからやめると思われているのかも知れない。だとすれば誘いに乗ってこないのも仕方がない。燃料供給拠点としてSSを存続させるためには自治体による固定資産税の減免措置や、元売の支援なども必要になるだろう」。
ニュー本宿SSの場合は採算面が撤退の理由ではないが、十分な収益が上げられないために地域からSSが撤退し、結果としてSS過疎地が生まれることは少なくない。
もっとも不採算や後継者の不在はSS過疎地に限った話ではない。
むしろ全国の石油販売業者共通の課題となっており、SS過疎地というフィルターを通すことでそれが際立っているともいえるだろう。
SS過疎地問題と向き合うことは、石油販売業界の抱える問題を解決に導くことにつながるかもしれない。
*****
過疎地でのガソリンスタンド運営は名誉職ですね。
4月5日燃料油脂新聞より
香川県内29年度の廃業3か所 新設は1ヵ所のみ
廃業3か所のうちの2カ所がPB
広島県内SS閉鎖・廃業「儲からない」業界浮き彫り
県内のある販売店店主は後継者がいないことを理由に「廃業」という選択肢を視野に入れている。ただ仮に後継者がいても、SSを引き継いでほしいかと問われれば「とても難しい質問だ」と語る。
5年10年後の業界を考えた時に、明るい材料はなかなか見えてこないというのが本音だ。
同様の問題を抱える販売業者は全国に多数いるだろう。
期末調整もめる一幕も 灯・軽油で折り合わず
元売側は「これまでのディーラーヘルプやマーケット対策費とは縁を切っているし、量を追わない方針に転換。結果として利益が出ているが、それは数量を落としても健全な企業経営に舵を切ったことを反映。特約店さんはあらゆる経費増やコストアップに差し迫られているが、これも市況をはじめ自主構築で適切に市場に転嫁してほしい」といった態度だ。
長年の元売施策の急変ぶりに特約店の不満は集中
「これまでやりたい放題の販社が良い子になったといっても、われわれ特約店は“ハイそうですか”と簡単に変われない。増販志向と、適価と称する顧客志向の安売りの癖が長すぎた。いつまでも続けられないとはわかっているが、あまりにも急変している」と大手元売系の特約店店主。
新年度は本当の意味で自主経営に転換できるかの、腕試し年度となる。
*****
2015年7月10日 燃料油脂新聞より
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/ef80d2a1fa7e11976e8d014dbd02dac2
以下masumi
地場3者店は、規制緩和以前も以降も、元売からの支援(事後調整、戻し、特価、ディーラーヘルプやマーケット対策費)とは無縁でした。
その地場3者店がリッター10円以上もの卸格差是正を訴えた声に、
「経営は自己責任です」と言い放った特約店(※自店特約店の事ではなく、当時の業界全体の話で業界紙にも載りました)
「業転を取らない経営者が馬鹿で無能」とのコメントもネット上で目にした。
今、ガソリンスタンドの減少スピードは緩やかにー
最近の傾向は、
(元売からの支援がなくなったので)特約店が不採算店舗を閉鎖
(卸格差が縮小したので)今後はPBの閉鎖が増えるかも・・・?
卸格差全盛期、エラソーにしていたカレラのメッキが剥がれていく。
本当の意味で自主経営で生き残って来た地場3者店は、
寄る年波には勝てない。
午後6時10分 追記
今、関東地方の、とある販売店が閉鎖するという情報を目にしました。
地場の、本来なら生き残るべきお店だと思います。
地場3者店の系列仕入では不可能な安売りをして、地場3者店の経営を困難にさせてきたような販売店の閉鎖は自業自得だと思いますが、
同業者仲間の販売店の閉鎖は胸が痛みます。
4月2日燃料油脂新聞より
JXTG乗務員確保に本腰 ローリー待遇改善 運賃値上げ分 卸価格へ転嫁
価格差“平行線”続く 過敏な反応示す消費者も
広島市内中心部ではフルサービス店で150円前後の価格を設定するSSもあるなど、採販意識の高さをうかがうことができる。
一方、郊外では相変わらず市況の低迷が続く。
「周辺市場の価格を引き合いに出され、対応に苦慮することもある」
※
世情に疎い消費者ですね。
↓ これからはコレですよ ↓
こうちゃん!
コストは価格へ即転換。元売を見習いなさい!
安値店との販売価格差は8~10円に戻して、粗利を増やしなさい!
・・・ってね、
masumiさんの言う事なんて、聞いてくれた試しがない。
ヤレヤレ ┐(´(エ)`)┌クマッタネ