masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

平成も終わります。

2018年12月22日 | ガソリンスタンド4

12月20日燃料油脂新聞「社説」より
建値是正もなお不信感残す
(1)
「建値は建値!」決着価格は交渉の結果次第だ。
大手特約店と元売の価格交渉は半年かかるとも伝えられた。
元売と商社系は円単位から銭単位までロングラン交渉が常態化していた。
(2)
今秋実施のエネ庁取引慣行アンケート調査によれば、系列仕切りが「建値化していない」と感じている特約店の割合が約40%に達し昨年の30%程度から大幅に上昇した。
決着価格は「7日以内」が59%
値引き幅も「調整なし」が昨年の58%から71%へ上昇
非系列玉、いわゆる業転購入は「していない」が84%(特約店だ。
(3)
元売統合で需給環境が劇的に改善し業転玉が激減、結果的に建値が信頼を取り戻したといっていい。
アンケート調査は系列仕切価格が公平かつ透明化へ向かいつつあることを裏付けた。
一方で「どちらかといえば建値化」の回答割合は特約店が43%、販売店は45%を占める。
系列仕切価格の信頼性は上昇したが不信感はなお残る。
公正な市場環境を形成するにはワキを締めた元売の毅然とした姿勢が必要だ。




12月22日燃料油脂新聞「社説」より
系列回帰は公正公平の証し
(1)
昨年4月の元売統合を機に需給環境は大きく改善し公平公正な市場環境が形成されつつある。
エネルギー高度化法で原油処理能力が削減され、需給見合いの供給体制に移行した。
過剰生産、過剰在庫、過剰販売の「3過剰」が解消、安値業転品が跋扈し市況混乱を誘引するケースは激減した。
需要が減少し市場規模が縮小する中で「蛇口を絞る」のは当然で、精製・販売でさまざまな効果を生んでいる。
(2)
販売業者の仕入れの系列回帰もその一つだ。
エネ庁によれば平成29年度販売経路別のガソリンシェアは一般特約店が59.3%で前年度比1.2ポイント上昇、特約店直営や販売店も上昇した。
一方で商社経由の非系列向けが3割近く減少し222万㎘、一般特約店経由の非系列向けも2割減らした。
業転市場が縮小し安値業転品が姿を消したことで系列仕切りが信頼感を高め系列回帰を促したといえよう。
(3)
元売マークを掲げる特約店のシェアは高まって当然である。
指摘するまでもなく、系列に属しながら業転の価格に翻弄されて不利を被ってきた。
「系列不利・非系列有利」では何のための元売マーク提示か分からない。
「木の葉が沈んで石が流れる」ような矛盾は解消されつつある。
しかし減ったとはいえ非系列向けは200万㎘を超し影響力は大きい。
根絶は難しいもののもう一段減らすことは可能と強調する。


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安値業転品が跋扈し出した「平成」ももうすぐ終わります。

お客さまに説明することすら出来なかった理不尽な卸格差は、3者店レベルではまだ残ったままですが、説明可能になりました。
これは全量を正規ルートから仕入れている地場3者店にとって非常に大きな力になりました。
何故なら、問題解決のためには 先ず「知ってもらうこと」が必要だからです。


「公(おおやけ)」に対しては、“悪事”にはブレーキが掛かるから。

この業界の業転問題にもそれが当てはまったのだと思います。




もうすぐ新しい年が来ます。

めでたや、めでたや。