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出光興産と昭和シェル石油の経営統合、17年4月にずれ込む

2016年06月17日 | ニュースから一言二言

出光興産と昭和シェル石油の経営統合、17年4月にずれ込む
2016/6/17 15:09

 出光興産昭和シェル石油は17日、早ければ今年10月に予定していた経営統合が2017年4月にずれ込む見通しを発表した。公正取引委員会の審査が当初の想定より時間がかかっているため。出光が昭シェル株約33%を英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルから取得する予定も今年9月にずれ込むという。

 出光と昭シェルは15年7月末に経営統合で基本合意し、現在は統合に向けた公取の審査を受けている。審査は2段階に分かれている。まず出光がシェルから昭シェル株を取得することに関する審査があり、その後、両社の経営統合に関する審査を受ける。当初は16年前半に第1段階の審査が終わり、出光が昭シェル株を取得する予定だった。

 ただ昨年12月にJXホールディングス(HD)と東燃ゼネラル石油が経営統合で基本合意したことで、公取は企業ごとではなく業界全体の審査が必要と判断したもようだ。出光は公取の審査結果を待ち、9月中にも昭シェル株を取得する予定。さらに出光と昭シェルは年末にも臨時の株主総会を開き、経営統合に向けた手続きを進める。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ17HIN_X10C16A6000000/


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公取委の審査で

 


倫理観がなかったわけじゃなくて、

2016年06月17日 | ガソリンスタンド2

規制緩和で製造元(元売)が小売に進出。
その“元”に倫理観がない場合、市場は荒廃する。

過去記事でこう書きましたが、倫理観がなかったわけじゃなくて、明確な意思(目的)があったと考えた方が納得がいきます。


「ガソリンスタンド2万店計画」
(真偽のほどは分かりませんが、業界紙で知りました)


燃料油を精製、販売(卸)しているのは元売です。
系列玉も業転玉も。


2001年3月、石油業法廃止
元売は販売子会社を使って直接小売ができるようになりました。


その頃からではないでしょうか?
元売が“ブランド”とか“ブランド料”とか言い出したのは。


元売が「ブランド」を意識するなら、自社マークを掲げるガソリンスタンドはそのブランドイメージに沿っている必要があります。
子会社や、資本注入提携している特約店なら、それが可能です。
元売のリテール販売方針に従わせることができます。

それが出来ない販売店にはマークを外してもらいたい。
しかし何の落ち度もない販売店にそれを無理強いすることはできない。

そこで“業転玉”を使った。

他社買いを理由にマーク剥奪。
処罰の違いは“分断”させるため?



「マークを掲げていたら、そのマークの元売に潰される」

そういってマークを外し、PBや無印になった同業者もあります。




しかし、殆どの消費者が「マークのあるガソリンスタンドは、その元売の庇護を受けている」と思っていたのではないでしょうか。




ピーク時には6万店を超えていたガソリンスタンド。
昨年12月末時点の系列ガソリンスタンド数は2万4840店でした。
それから何軒減少したのかー
現時点では分かりませんが、減少していることは間違いのないことです。



少し話が外れますが、
経産省がアパレル業界に対して改善を促すという記事が今日の読売新聞に載っていました。


どの業界も“疲弊”している。




先日、酒販業界では安売り規制法ができました。

アパレル業界には改善を促す経産省。

その経産省(エネ庁)がガソリンスタンド業界に対しては、どのように提言しているかというとー


「まだ競争しなさい」。


俎上に載った価格指標構築

究極のボランタリーチェーンは、「系列」ではないのだろうか?




でも、供給責任のほんとうの意味を知っている地場業者は競争なんてしませんよ。

需要と供給のバランスが大事だと知っていますから。


零細が大資本相手に競争なんかしたら、廃業するのが早くなってしまうだけですから。

分をわきまえて、身の丈経営で、無理せず、燃料油の供給を続けます。