masumiノート

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捨て身の行動

2013年11月15日 | ガソリンスタンド2


11月13日 燃料油脂新聞

(11月15日 以下追記)

「ガソリンを1リットルでも他社から仕入れた時点で、サインポールを撤去する」
担当者からそう告げられた3者店主は、「これまでガソリン以外の石油製品の他社買いで苦しいSS運営の急場をしのいできたが10月以降はガソリンも他社から仕入れることにした」、そうです。

理由は、「ブランド料が4円から3円に引き下げられたのに特約店からは50銭しか引き下げがなかったから」、とのことです。

(特約店側は規模格差の縮小を理由に挙げるが)「納得できない」と...。
(※規模格差とはインセンティブのことです)

10月第三週に大幅値上げがありましたが、特約店に対しては事後調整があったという噂です。
しかし3者店に対してはありません。(例外もあると思います)
そういうことから、3者店側の不満は頂点に達しており、
「3者店の他社買いはこれまでにないほど増加しているのではないか」と一部商社は分析している、と書かれています。

*****

無印ではなく、他社マークのローリー???
そんなことあるのかとちょっと首を捻りますが、他社買い横行は事実だろうと思います。

普通で考えたら、10-15円もの仕入れ格差があって「それでやれ」なんて、どう考えても無理でしょう。

※例えば、
80円で仕入れることが出来る非系列が10円マージンで、90円で売るとします。
90円でしか仕入れることが出来ない系列は適正マージンとして10円乗せて100円で売りたくても販売価格が開くと客離れが起きるので、マージンを圧縮して95円で売ります。
でもやはり安値に客足は流れますので販売数量にも差がついていきます。
これが何年にも渡って続いたら体力温存組と疲弊組に分かれます。
それが今の業界の姿です。


(記事の3者店主はこれまで揮発油(ガソリン)以外の灯軽油は既に他社買いをしていたようですが※)

今まで全油種系列100%で踏ん張ってきた3者店主だって先の公取とエネ庁の見解と通告に気持ちを挫かれた方も多いのではないでしょうか。
そこに大幅値上げと追い打ちをかけるような格差拡大ですから、
「マークはく奪になっても構わない」というような(?)捨て身になるのも分かります。



そうも思いますが、
私は同じ捨て身の行動でも まだ他に方法はあるんじゃないかと思っています。