不信感高まる仕切価格 8/4 燃料油脂新聞より
◎・・・先月以降、系列業者間では仕切価格に対する不信感が増大している。
一般的な特約店向けの仕切価格を下回るとみられる価格での「競争激化と長期化」によるもの。
実際、広島地区のSS激戦地区のなかにも今月下旬時点、130円台の実売価格があるのが現実。
“まとも”に仕切られている業者(地区)からみれば仕切価格差以外に理由が見当たらない状況になっている。
元売が無視を決め込んでいることで業者の仕切価格への不信感は増大している。
◎・・・仕切価格差いわゆる「差別対価」は業界が長年抱える懸案事項のひとつ。
新価格体系導入以前、系列仕切価格と業転の価格差は
多少上下しながらも平均「10円」あったのが現実で
業転価格対応の仕切価格を適用される業者との価格差を拡大させていた。
平成17年エネ庁が行った元売ヒアリングで系列内の仕切価格差が最大「9円」あったことで裏付けられ、
エネ庁から格差の是正を要請される事態になったのは記憶に新しい。
◎・・・3年前のおもに陸上スポット価格(RIM)を指標に配送などのコストやインセンティブを加味して算出する新価格体系導入に至ったきっかけにもなっている。
その後、ブランド料が加算されるなど紆余曲折はあったが、RIMをベースにする指標価格は変わっていないはず。
にもかかわらず明らかに仕切価格割れと思われる売価が出るのはいったいなぜなのか。
◎・・・ガソリン平均価格は150円台に達しつつあるが、一方140円前後のままの市場(地区)もあるなど格差が顕著になっている。
平均市況で10円レベルの格差は新価格体系導入以前と同じ。
仕切価格差も導入以前並みにあるということか。
業者のマージンは減る一方のなか、元売がいくら新価格体系の公平性を訴えてもまったく説得力も信憑性もない。
特約店も系列販売店も減収減益で苦しんでいますが、元売さんだけは絶好調ですね☆
あと一部特約店(大手商社)さんなんかも、増収増益ですね☆
流石、どちらもブランド料(特約店担当者さん曰く、 “存在価値”料らしいデス)で利益確保は確実ですもんね★
世の中の殆どの企業が震災の影響で減収減益だというのに、たいしたものです。
>元売がいくら新価格体系の公平性を訴えてもまったく説得力も信憑性もない。
そんなもの、あるわけないのは、元売のカード戦略をみても明らかですよね。
「ご利用代金7万円以上で7円引き」とか、販売店のマージンが5円しかない所もあるというのに、
何で最終ユーザーの方が系列販売店よりも安く買えるんでしょ?
発券店値付けカードにしても、お客さんから聞いた単価はうちの仕切り以下。
それでまだ給油代行手数料と、発券店にも幾らかの手数料が支払われるのですから・・・
一体全体、本当の油の値段は幾らなんでしょうね!?
資源エネルギー庁さんも、今ゴタゴタしてますが(汗)
元売さんへのヒアリングで、そこらへんのコトも隅々までハッキリさせてくださいね~