goo blog サービス終了のお知らせ 

masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

つづき

2011年02月26日 | ガソリンスタンド

少し話は逸れますが・・・
先日、俳優の瑛太さんのお父さんが自殺されました。
自営の焼肉屋の経営や健康問題を苦にして、と書かれてありました。

こうちゃんも一時期、気弱になったときがありました。
何年間も赤字続きで、社員へのボーナスを支払う為に個人の預貯金を崩して・・・
そんな経営状態では当然体調も悪くなります。

店の中で、眉に皺を寄せて厳しい顔をしていたこうちゃん。
月末になると支払いに頭を悩ませ、頭痛と胃痛で苦しそうな顔をしていたこうちゃん。

あの頃、目の前 暗かったね

でも、娘さんたちが来たときは表情が和らいでいた。
だから、彼女たちは自分の父親がそんなふうに苦しんでいたことは知らないと思う。



そんなある日、何を思ってかこうちゃんは、昔の特約店担当者だったTさんに電話を掛けた。
暗~い声で(爆)
内容は特に無い電話。

でも、そのこうちゃんの暗~い声を聞いたTさんは、特約店仲間のMさんに電話を掛けてくれた。

Mさんは現在お世話になっている特約店に在籍されているのですが、今は営業所が違うので普段のお付き合いはありません。
Mさんのことは、「今までで一番親身になって色々とやってくれたやっちゃ」とこうちゃんから聞いています。


そして、心配したMさんがこうちゃんに電話をくれたのです。

お前んトコの会社は何をしてんねん?!社長に辛い思いをさせるなよ!って、Tに叱られました」って・・・

そしてTさんも、こうちゃんのことを心配して、わざわざ訪ねて来てくれたのです。

本当に有難いことだと思います。

多分、あの電話を掛けた時が一番精神的に落ち込んでいた時期です。
 「俺が死んだら・・・」なんてセリフを吐いていましたから(--;

でもMさんからの電話のあと、目を腫らしていたこうちゃんは、ちょっとづつ元気になりました。
m(_ _)m

今はアホなこと言いながら笑って、めっちゃ元気です(^-^)

・・・・・

今、私はこのブログで特約店に対しても批判的な記事を書くことがあります。
でも、担当者やいつも電話に出てくれる女性の事は嫌いじゃありません。
「お世話になっている」っていう気持ちはいつも持っていますし、
女性のことは仕事も出来る方なので頼りにしていますし、会ったことは無いけど電話の声やFAXの時に余白に書いてあるコメントから(可愛らしい人だな~)と好感を持っています。

だから、何ていうのかな・・・
規制緩和以降、競争が限度を超えてしまい、経費削減、人件費削減で“ゆとり”が無くなってしまっただけで・・・
「会社」の方針に従わざるを得ないってだけで・・・

それは、
ガス欠の連絡があったとき、以前なら片道30分の場所でも行ってあげられたけど、
今は、すぐ近所でも、「店に一人しか居ないので・・・」と断るしかないようになってしまったのと同じようなことなのかも知れない・・・
(ちょっと違うかな?(^^;))

だから、担当者やそこで働く人に対しての批判では無くて、業界の中での「仕組み」を批判しているのだとご理解ください。

・・・

「個人のお金を注ぎ込んで、お客さんから高いとかぼったくりとか文句言われて・・・、何の為に店を続けてるの?早くやめようよ!」

「ウルサイ!サラリーマン家庭で育ったお前には分からへんのや! ずっとここで商売してきて、これからも続けていかなアカンのや!」

個人資産を投入せざるを得なくなった頃、こんな調子で何度口論したことか(^^;

でも、親子二代に渡って長年地域で営業を続けて来た人間には、「儲け」だけでは無い「何か」があるのでしょう。
私にはまだ理解できないケド・・・

それでも、
スタート地点で仕切格差というハンデを与えられた状態での価格競争の中、
業転屋さんからの誘惑にも負けずに、
営業を続けてきたこうちゃんの事を私は「偉い!」と思います。

企業の目的が「利益をあげる」という面から見れば、「負け組み」に入るのかも知れないけど、
そんな事はどっちでもイイや。

私はこうちゃんのことを「偉い!!」と思う。


そして、今、赤字では無くなった。
だから本当なら営業を続けられる。
地下タンクの問題が無ければ。

逆に言えば、
地下タンクの問題をクリアすれば、営業を続けられる!!

 だから

消防法改正で40年以上経過した地下タンクは漏洩防止措置が義務化され新たな設備投資金が発生するが、地域住民から長年支持されたSSが存続できるよう、
行政の適切な施策と、健全経営が行えるような採販市況の構築を期待します!!