masumiノート

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防波堤

2011年02月10日 | ガソリンスタンド

業界新聞より3つ

1、廉売と公取委

2、仕切り格差

3、油外で補填せよと強要する元売

 

 

1、福井の廉売 「大手vsPB」 8ヶ月経過 (1/28 ぜんせき)

 

昨年6月、民族系大手とPB業者の間で熾烈な価格競争が勃発

 

民族系大手の場合、上看板の10円引き(※仕切りから考えて不可能な価格)が常に行われており、

巻き添えをくった周辺の一般SSはガソリン販売量が10%落ちた。

 

公取委の審査に期待する」という声がある中、果たして当局がどこまで踏み込んだ結論を出すのか、多くの関係者が固唾を呑んで見守っている。

 

 

2、記者の眼 「仕切り格差が混乱呼ぶ」 (2/7 燃料油脂新聞)

 

転嫁の必要性を訴えるSSと安値表示を続けるSSとの「溝」が大きく、根強い不信感と疑心暗鬼が火種としてくすぶり続けている。

 

安値に文句を言っているだけでは解決しない。

その原因を取り除く事が必要だ。

その原因は、「仕切り格差」である。

 

元売は、(地場の)系列にはきっちりブランド料を上乗せしてくるが、元売の直営とも言える販社はいわば「身内」であり、PBに対抗する(させる)為にブランド料を乗せていないのではないか?

 

 

3、難しいマージン減の穴埋め (2/7 燃料油脂新聞)

 

SS間の価格競争が激化、ガソリンマージンの圧縮分の損失をカバーするため油外販売に力を入れている店は多い。

マージン圧縮が恒常化し、いつの間にか油外でカバーするのが当然のようになり、元売の指導もそのようになっている。

だが、「油外で挽回するのは容易ではない」

 

・・・・・

 

公取委は当てに出来ないし、個人経営の地場の系列が「大手PBvs販社」の価格競争の巻き添えをくったら、どうしようもない。

系列でなく個人経営のPBでもそれは同じ。

 

昔ながらの系列販売店があるから、個人経営のPBは「安い店」で居られる。

 

昔ながらの系列販売店が無ければ、個人経営のPBは「大手PBvs販社」の前では、「どうしようもない」どころか「ひとたまりもない」・・・ことも無いかも知れないけどかなりヤバイと思ふ。

 


微笑み

2011年02月10日 | ガソリンスタンド

あの規制緩和以降の異常な価格競争を経て
(業転屋さんからのお誘いを振りながら)

あの暫定税率騒動を経て
(安値に引かれる客は居なくなり)

今、超高値の系列玉100%仕入れでも赤字を出さずに営業を続けている。

お客様に恵まれて(^v^)

素晴らしいことですね(*^^*)



PB(業転)で商売をされている方の中には、“正規ルート100%でやっている”系列店の経営者を「無能」とか「パソコンが使えない情報難民」と愚弄するような方もいらっしゃいますが・・・
私はエールを送ります。
PBへも、100%正規ルートの系列にも、地場でやっている(法人か否かに関わらず)個人経営の販売店全てに。

いや、ホント。
あの規制緩和による混乱の中を、お互いに生き残ってきたのです。

元売や大手商社がある以上、個人商店での一人勝ちは不可能ですよ。
「勝ち残り」では無く、「生き残り」という考え方がこれからは必至です。

今、PBの販売店も、最初からPBだったわけでは無いでしょう。
系列→浮気組み→PB(セルフ)となったハズです。

PBやセルフとなることによって切り捨てられたお客さんを系列が引き受けています。
高値に不満を持つお客さんはPBやセルフに引き受けてもらっています。

この世は持ちつ持たれつお互い様

棲み分けの為には、グレーゾーンを無くさなければなりません。

(拍手)