masumiノート

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無題

2011年02月04日 | ガソリンスタンドでの出来事

 私は性格が悪いのか、人間が出来ていないので、お腹の中に“すぐに立ってしまう虫”が棲み付いています。

客商売であることは、心に留めて接客しています。
ですが、「客の立場が偉いもの」だと勘違いも甚だしく、尚且つ、それを全開で態度に表してくる人間に対しては、お腹の虫が無視できないらしく、すぐに立ち上がってきます。

なるべく我慢しますが、堪忍袋の緒が切れてしまったときや、月に一度のお客さんとぶつかった時には、「客の方が偉いのだ」と思っている人には「信じられない!」という感じの応対をします。

それでも(!)再来店する人もいますが、2度と来ない人もいます。

 

今日は朝から給油に来る車が途切れることなく(10分間に3台弱がコンスタントに夕方まで)、先日は「配達の日」でしたが、今日は「店頭の日」となりました。
おやつの差し入れも頂いて有難い一日でした。

「そこまで気を使ってもらって、ごめんねぇ」と年配女性
(いえいえ、どういたしまして)
「ここはおたくが居てはるから、ほっとするわ」と中年女性
(照れますなぁ)
「これ(彫刻)、僕が作ったんですよ」と携帯の画像を見せてくれる若い男性
(愛いヤツじゃ)
※黄色は心の中の声です。

腹の虫が立ち上がらない“お客様”からは、こういった言葉を掛けてもらうこともあります。

 

今日、カブに乗った見慣れないおじいちゃんが「入れてもらえますか?」と道路から声を掛けてきました。
例の如く私一人で、他にも給油客がありましたので「すみませんけど、こっちで待っててくださいね!」と、空いている計量機の場所を指し示して、他の車の給油を終わらせ、カブのおじいちゃんのもとへ・・・

「お待たせしました」と給油を開始しようとすると、「入れてもらえるんですか?お手間掛けて本当にすみませんなぁ・・・」とえらい恐縮されます。
「いえいえ、ありがとうございます」と言いながら給油している間も、何度か頭を下げて本当に低姿勢でいらっしゃいました。
精算の時もです。
(お客さんやねんから、そんなに頭を下げんといてください)
心の中でつぶやきました。

お釣りを渡す時、おじいちゃんの手に私の左手を下からそっと添える感じで、「お待たせしてごめんなさいね。はい、○円のお釣りです。ありがとうございました」と丁寧にお礼を言うと、やっと少し笑顔を見せてくれました。

すごい緊張していたおじいちゃん・・・
今、思い出しても涙が出てきます。

年配者にそんなおもいをさせて。
この世の中は。


年を取ると握力も弱くなり、キャップを開けることも困難になるそうです。
物覚えも悪くなり、操作方法を聞いても次回には忘れているそうです。
フルのスタッフの中には、セルフに行けないようなお年寄りを邪険に扱う人間もいるそうです。


金融機関のATMコーナーや窓口でも見たことがあります。
「○○をしてください」と機械が次々に指示を出すのに、動作が付いて行かなくて、「最初からやり直してください」と機械に言われ、何度目かの挑戦でとうとう諦めてしまうお年寄り。
(「お手伝いしましょうか?」と声を掛けましたが遠慮されました)

担当者の説明を、耳が聞こえないのか何度も聞き返すお年寄りに対して、さっきより少し声を大きくするとか、ゆっくりと区切りながら言うなどの工夫をすることなく、無表情のまま全く同じ調子で説明を繰り返している光景。

「目が見えんから代わりに書いて」と訴える高齢者。
手もブルブルと震えていてボールペンすら満足に持てないようなのに、「個人情報保護法」等を持ち出し、あくまでも自署を求めている光景。


何が「個人情報保護法」だ。
何が「自己責任」だ。
「問題」が起きたときに「責任逃れ」をする為の方策じゃないのか。

・・・すみません。脱線しました。

・・・
・・・
・・・何が言いたいのか良く分からんくなってきましたが、
まぁ、そんな感じです。