報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

“私立探偵 愛原学” 「総武線の旅」

2024-01-18 20:51:36 | 私立探偵 愛原学シリーズ
[2月23日16時23分 天候:曇 千葉県成田市 JR総武本線1564F列車5号車内]

 私の名前は愛原学。
 都内で小さな探偵事務所を経営している。
 今日は事務所の皆と、それにプラスして、BSAA養成学校からの留学生、レイチェル・グラハムと一緒に日帰り温泉に行ってきたところだ。
 今は東京に向かう快速電車に乗っている。
 同じ区間を走る特急“成田エクスプレス”には車内販売は無いが、快速のグリーン車には車内販売がある。
 先にグリーン券の確認が行われた後で、車内販売が行われる。
 大体が乗車客の多い成田駅を出てから、車内販売がある。
 で、グリーン券を確認しに来たグリーンアテンダントは、20代の若い女性であるからして……。

 愛原「すいません。缶コーヒー1つと、『キミのスマイル』を1つ」
 グリーンアテンダント「は?」
 リサ「

 リサはこめかみに怒筋を浮かべると、私の手を掴んで……。

 バチッ

 愛原「Ouch!」
 リサ「あらあらあら?久しぶりに電撃が出ちゃったぁ!」
 グリーンアテンダント「お、お客様!大丈夫ですか!?」
 リサ「空気が乾燥してるから、静電気が出ちゃうのね。……あ、オレンジジュース1つとポッキーください」
 グリーンアテンダント「か、かしこまりました」
 リサ「支払いは先生のSuicaで」

 リサとグリーンアテンダントとのやり取りを遠くに聞きながら、私は意識を途絶えさせた。

[同日17時17分 天候:晴 東京都墨田区江東橋 JR錦糸町駅→錦糸町駅前バス停]

〔まもなく錦糸町、錦糸町。お出口は、右側です。総武線各駅停車、両国、秋葉原方面と、東京メトロ半蔵門線はお乗り換えです。錦糸町から先は、各駅に止まります〕

 愛原「う……うーん……」
 リサ「あ、起きた。先生、もうすぐ錦糸町だよ。そろそろ降りるよ」
 愛原「降りる駅が近づいたら、目が覚めるものだな……。てか、何で俺は寝てたんだっけ?」
 リサ「お酒飲み過ぎて眠くなったんだよ」
 愛原「そ、そうだっけか?」
 レイチェル「リサの攻撃を受けて、Game overになったんです」
 愛原「そ、そうだった。お前、また電撃を出せるようになったのか?」
 リサ「偶然だけどね。今日は空気が乾燥してるから、静電気にプラスされたんじゃない?」
 愛原「何だそりゃ……」

 電車がホームに入線する。
 私はフラつきながらも、乗降口の階段を下りた。

〔きんしちょう、錦糸町。ご乗車、ありがとうございます。次は、馬喰町に、停車します〕

 私達はここで電車を降りた。

 愛原「この次はバスに乗り換えるが、その前にちょっとトイレだ」
 高橋「お供します!」

 トイレは改札内コンコースにある。
 私はまずはそこに立ち寄った。

 愛原「リサの電撃が復活したとしたら、ちょっとヤバいぞ」
 高橋「そうっスね」
 愛原「お前達、止めてくれなかったのか?」
 高橋「あ、いや、ほんの一瞬のことだったんで……。リサもそれからはフツーでしたし、先生も気絶されただけで、特にケガされてる感じも無かったんで」
 愛原「リサが嫉妬深い性格だったってこと、すっかり忘れてたよ」
 高橋「そうっすね。ここは男子トイレっスから、男同士の内緒話です」
 愛原「ん?そうだな……」

 トイレにはついでということで、リサ達も行っている。
 女性達は少し時間が掛かるので、ここで少し待機することになる。

 愛原「何か、喉乾いたな……」
 高橋「そうっスか。あ、そうか。先生、リサのせいでコーヒー飲み損ねたんでしたっけ」
 愛原「そうなんだよ。ちょっと南口のNewDaysで買って飲んでるから、リサ達が戻ってきたら、南口まで来てくれ」
 高橋「分かりました。俺はあいつらを連れて行けばいいんですね?」
 愛原「そうだ。南口のNewDaysだ」
 高橋「了解っス」

 私は高橋と別れると、南口に向かった。
 トイレは北口寄りにあるので、やや歩くことになる。
 南口の改札口を出ると、右手にはヨドバシカメラ錦糸町店があり、左手にはNewDaysがある。
 私はそこに入ると、ホットの缶コーヒーを買い求めた。
 電車内でも買おうとしていたのがボトル缶タイプだったので、それを買い求める。
 電車内ではホットの飲み物は売っていないので、もしそういうのが欲しければ、外で買うしかない。
 ボトル缶コーヒーを買い求めると、それを持って外に出た。
 あとは、高橋達が来るのを持てば良い。

 リサ「お待たせー」

 飲み終える頃に、リサ達がやってきた。
 私は飲み終えた空き缶を店内のゴミ箱に捨てて来た。

 愛原「それじゃ、行こうか」

 駅舎を出て、駅前のバスロータリーに出る。
 だいぶ日が傾いているものの、1月に比べれば日も少し長くなった。
 先月以前だったら、もう17時で真っ暗になっていたというのに。
 千葉県よりも晴れ間があって、夕日が顔を出している。

 愛原「これから乗り換えるのは、築地駅前行きだよ」
 リサ「それって……」
 愛原「前の事務所や、マンションの前を通るよね。で、築地で夕食だ」
 高橋「必然的に魚系ですね」
 愛原「寿司でいいだろ?」
 リサ「まあ、たまには魚でもいいか」
 レイチェル「ガナードの一種、武器商人は魚が好きだったようですから」
 高橋「ヘビも食うみたいだな。お前も食うだろ、ヘビ?」
 リサ「いや、食べないし!」

 築地駅前行きのバスはロータリーの1番外側、それこそ駅前の大通りに面した所にある。
 私達はそこまで行くと、バス停に並んだ。

 愛原「築地だったら日比谷線に乗れるから、レイチェルもそれで帰れるだろ?」
 レイチェル「Oh!私の為に、考えてくれたのですか?ありがとうございます!」
 リサ「むー……!」
 愛原「まあまあ。俺達はまたこのバスで帰ればいい。帰るのに、ちょうどいい所を選んだだけだよ」

 リサがまた一瞬、右手から静電気を発したので、私は急いで弁明したのだった。
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“愛原リサの日常” 「成田空港温泉」 3

2024-01-18 17:39:33 | 私立探偵 愛原学シリーズ
[2月23日13時00 千葉県山武郡芝山町香山新田 成田空港温泉空の湯]

 昼食を終えると、愛原は2階のお休み処で休むと言い出した。
 他の4人は、1階の会議室エリアへ。
 そこには卓球台が置いてあり、誰でも卓球を楽しむことができる。

 高橋「それじゃ、撮影するぞー」
 リサ「後で先生に見せるんだから、ちゃんと撮ってよね!」
 高橋「分かってるっつの」

 高橋は仕事用のデジカメを動画撮影モードにして、リサとレイチェルの卓球勝負を撮影している。

 リサ「レイチェル、卓球の経験は?」
 レイチェル「極東支部中国部隊との合同訓練の時、向こうがやっていましたね」
 パール「中国は卓球も盛んだからね」

 中国共産党初代国家主席の毛沢東が、卓球を趣味にしていたからというのもある。

 リサ「それじゃ、行くよー!えいっ!」
 レイチェル「負けませんよ」
 高橋「さあ、試合開始のゴングが鳴りました。BOW対BSAAです。この勝負……おおっとォ!早くなったーっ!」
 パール「アンタの実況付きか……」

 カンコンカンコンカコンカンコンカコンカコンカコンカコンカコン……(互いに高速で打ち合う音)

 高橋「み、見えん……」
 パール「実況不可か……」

[同日15時30分 天候:曇 成田空港温泉空の湯・送迎バス→ 千葉県成田市古込 成田空港第2ターミナル]

 愛原「あー、よく寝た」
 リサ「先生、寝過ぎだよ。せっかく、卓球温泉やろうと思ってたのに……」
 レイチェル「久しぶりに体を動かしました。いい汗かいたので、またお風呂に入っちゃいましたよ」
 愛原「そうかそうか。それは良かったな」

 愛原は愛原で、疲れを取ったようである。
 精算した後は、再び送迎バスで成田空港に向かうことにした。
 往路と同じ、小型のノンステップバスに乗り込む。

 高橋「先生、帰りは?」
 愛原「もちろん、電車だよ。ただ、今度はJRにするつもりだがね」
 高橋「往路と復路で鉄道会社を変えるとはさすがです」

 愛原は1人席に座り、あとの4人は1番後ろの座席に座った。
 そして発車時刻になり、ドアブザーと共に外吊り式のスライドドアが閉まる。
 それから、バスが走り出した。
 AT車らしく、ギアチェンジの度にMT車とは違ったショックが車内に響く。

 愛原「都内に移動したら、今度は夕食会だ」
 高橋「随分、景気がいいっスね」
 愛原「栗原家からもらった商品券の中に、お食事券も入ってた」
 リサ「えっ?政治家がワイロもらったの!?」ドヤァッ
 愛原「それは汚職事件!」

 リサはこれがやりたかったようだ。
 そして、およそ10分ほどバスに揺られて、リサ達は成田空港第2ターミナルのバスターミナルに到着した。
 扉が1つしか無いため、乗り降りは全てそのドアから行う。
 折り返し運転の為か、既にバス停で温泉施設へ行く利用者が列を成していた。
 大きなキャリーバッグを持っている利用者もおり、時間帯的に、もしかしたらカプセルホテルなどに宿泊するのかもしれない。
 件の施設には、カプセルホテルなどの宿泊施設も併設されているからだ。

 愛原「おっと!ちょっと風が強いな。せっかく温泉に入って温まったのに、また冷えちゃうよ」
 高橋「早いとこ、ターミナルの中に入りましょう」

 駅に行く為にも、ターミナルの中に入らないといけない。

 レイチェル「リサ!パンツ見えてますよ!」
 リサ「おっと!?」

 突風が吹いて、リサの黒いスカートが捲れ上がる。
 レイチェルに言われて、パッとスカートの後ろを押さえたリサ。

 愛原「ブルマはどうした?」
 リサ「穿くの忘れた」

 リサは自分のバッグを見ながら言った。

 愛原「都内は風は強くないみたいだが……」
 リサ「てか、先生も見たでしょ?」
 愛原「な、何のことかな……?」
 リサ「わたしのパンツの色、何色だった?」
 愛原「今日は白だろ?……あっ」
 リサ「はい、見たー」
 愛原「後でブルマ穿いとけよ。俺以外の男に見せたくないんだろ?」
 リサ「うん、その通り」
 レイチェル「そこは徹底していますね」

[同日16時1分 天候:曇 同場所 JR空港第2ビル駅→成田線(空港支線)1564F列車5号車内]

 第2ターミナルやその先の空港第2ビル駅構内は、さすがに暖房が効いて暖かい。
 京成電鉄とはホーム違いの同一駅であるが、当然、キップ売り場や改札口は別である。
 愛原はキップ売り場で、グリーン券を人数分買い求めた。

 愛原「これから快速に乗るから、それのグリーン車で行こう」
 リサ「おー、2階建て。どこまで乗るの?」
 愛原「電車は、錦糸町駅までだよ」
 リサ「『電車は』ね……」
 レイチェル「Huh?どういうことですか?」
 リサ「錦糸町駅から、また別の乗り物に乗り換えるってことだよ」
 レイチェル「そうなんですか」
 愛原「心配するな。ちゃんと、今日中に帰れるようにするから」
 レイチェル「それなら、安心ですね」

 

 乗車券は手持ちのSuicaやPasmoを使う。
 京成のホームは前後に区切って、スカイアクセス線や本線と分けているが、成田線(空港支線)しかないJRはホームが1面1線だけしかない。
 地下のホームに降り、グリーン車が来る位置で電車を待つ。
 駅の賑わいとしては、JRよりも京成の方が賑わっているといった感じだ。
 さすがに“成田エクスプレス”の利用はあるだろうが、快速の利用はあまり無いのかもしれない。
 何せ、快速とは名ばかりで、成田空港~千葉間は東千葉の1駅しか通過しない。
 千葉~東京間は総武快速線を走行するものの、乗り淹れ先の横須賀線では、やはり各駅停車である。

〔♪♪♪♪♪~。まもなく、久里浜行き、快速電車が到着します。黄色い線まで、お下がりください〕

 ホームにはロープ式の上下稼働柵がある。
 簡易的な接近放送が流れると、ホームに風が吹いてくる。

 愛原「また、風が吹いてくるぞ。大丈夫か?」
 リサ「うん。さっきトイレで、ブルマ穿いてきたから大丈夫」
 愛原「そうか」

 そして、単線区間を15両編成の電車がやってくる。
 残念ながら、新型のE235系ではなく、旧型のE217系がやってきた。

 

 やはり15両編成の電車の、どれもが空席が目立つ状態であった。
 もう少し停車駅が少なく、所要時間が短くなれば、千葉方面のみならず、東京やその先の横浜方面の利用者の需要も喚起されるだろうが……。
 車内に入ると、階段を上って2階席に上がった。
 そして、空いている座席に座る。
 リサは窓側に座り、愛原は通路側に座った。
 すぐにシンプルな発車メロディが地下ホームに響き渡る。

〔電車が発車します。ドアが閉まりますから、ご注意ください〕

 ピンポーンピンポーンとドアチャイムが鳴って、ドアが閉まる。
 そして、エアーの抜ける音がして、電車が動き出した。
 まだまだ長い地下トンネルを突き進むことになる。

〔JR東日本をご利用くださいまして、ありがとうございます。この電車は、総武快速線、横須賀線直通、快速、久里浜行きです。停車駅は都賀までの各駅と、千葉、稲毛、津田沼、船橋、市川、新小岩、錦糸町、錦糸町から先の各駅です。グリーン車は、4号車と5号車です。グリーン車をご利用の際には、グリーン券が必要です。車内でグリーン券をお買い求めの場合、駅での発売額と異なりますので、ご了承ください。次は、成田です〕

 愛原「これに乗って行けば、都内には夕方に到着する。そこで夕食会でもやって、それでやっと解散だ」
 リサ「さすがは先生。明日、学校が無かったら、仙台まで行けたのにね」
 愛原「こればっかりはしょうがない。おかげで、前々から行きたかった温泉に行けたんだからな」

 成田駅までは駅間距離が長いということもあり、グリーンアテンダントが検札にやってくる。
 紙のグリーン券に青いインクの改札印が押されると、頭上のシグナルが変わる仕組みとなっている。
 因みに成田エクスプレスと違い、こちらのグリーン車では車内販売も行われているという逆転現象が起きている。
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“愛原リサの日常” 「成田空港温泉」 2

2024-01-16 20:32:17 | 私立探偵 愛原学シリーズ
[2月23日12時00分 天候:晴 千葉県成田市山武郡芝山町香山新田 成田空港温泉空の湯]

 リサ「メイドさん、サウナにいたの?」
 パール「はい。その後は露天風呂にいました」
 リサ「サウナかぁ……」
 レイチェル「リサはサウナに入ったことありますか?」
 リサ「うん。アンブレラの研究所にあったよ」
 レイチェル「Oh!ホントですか?それは……アンブレラの職員用ですか?」
 リサ「ううん。わたし達用」
 レイチェル「リサ・トレヴァー達にサウナを?何か、嫌な予感がするのですが?」
 リサ「まあ、『汗だくプレイ』させられたなぁ……」
 パール「リサ様、その話、詳しくよろしいですか?」
 リサ「いや、なに乗り出してるの?」

 日本版リサ・トレヴァー達には、それぞれがなるべく顔を合わせないようにする為、個室を与えられていた。
 それだけなら好待遇だと思われるが、実際には独房のようなものである。
 居室の温度が徐々に上げられ、少なくともリサにとっては、10代の女の子を汗だくにさせて、汗びっしょりの服やそれを脱がせる所を観賞する為ではないかと見ている。

 リサ「エロ実験の1つだったと思うよ」
 レイチェル「アンブレラの日本支部は、アメリカの本体や他の支部と比べても異色だったようですね。生物兵器を高値で売り捌くのが目的だったはずですが、日本支部だけ別の理由があったのだという噂がありましたが、どうやら本当のようです」
 リサ「リアルな萌えキャラを人工的に創って売り捌くってか」
 パール「ある意味、平和ですね」
 レイチェル「No!No!何を言いますか!人身売買の商品を、1から人工的に創り出そうという恐ろしい考えですよ!?」
 パール「どこからか攫って来た女の子を売り捌くわけじゃないからなぁ……」
 リサ「いや、素となる女の子は攫われてるんですけど?」

 リサは右手で手を挙げ、左手で自分を指さした。

 パール「大変申し訳ございません!」
 リサ「それより、お風呂上がりの牛乳飲も?」
 パール「は、はい!自販機がそちらにございます!」

 リサはバスタオルだけ体に巻き付ると、ロッカーの中からタグ付きのリストバンドを取り出し、それで牛乳の自販機に向かった。

 リサ「これにしよう」

 リサが買ったのは、コーヒー牛乳。
 瓶入りなので、商品が陳列されている番号を押して購入するタイプである。

 レイチェル「隣にも何かありますよ?」
 パール「アメニティ関係ですね、それは。下着とかナプキンとか売ってますよ」
 レイチェル「なるほど。ここでは、そういうのも売っているのですね」

 風呂上がりの牛乳を飲んだ後は、服を着て1階の食事処に向かった。
 尚、風呂上がりで体が熱いので、リサはパーカーは着ないでおり、下もブルマは穿いていない。
 そもそも館内は、暖房が効いて暖かいというのもある。

 愛原「お、来たなー」
 リサ「お待たせー!」
 高橋「先生を待たせんじゃねーよ」
 パール「時間ピッタリのはずだけど?」
 愛原「その通りだ。それでいいんだよ。早速、中へ入ろう」

 食事処は昼時ということもあって賑わっている。
 それでも、満席というほどではなかった。
 リサ達はテーブル席へと案内される。

 愛原「さーて、遠慮しないで好きなもの食べてくれよ。俺はラーメンだな。こういう所で食べるラーメンが、また美味いんだよ」
 高橋「さすがは先生です。俺もラーメンにします。パールは?」
 パール「それでは、私は味噌ラーメンを」
 リサ「生姜焼き定食」
 レイチェル「私も生姜焼き定食を」
 愛原「よし、決まりだな。あとは風呂上がりのビールだ」
 高橋「いいっスね!」
 リサ「昼間っから飲む」
 愛原「休みだからいいんだよ」
 高橋「その通り」

 高橋がタブレットを使って、皆の食事や飲み物を注文した。

 高橋「注文、完了っス」
 愛原「ありがとう。レイチェル、日本の温泉はどうだ?」
 レイチェル「はい、気持ち良かったです。こんなスパ、アメリカにはなかなか無いですから」
 愛原「だろうなぁ」
 リサ「その代わり、ヌーディストビーチは日本には無いもんね」
 レイチェル「そうなんですか。代わりに、こういうスパで裸になるのですね」
 愛原「あー……まあ、そういうことだな。あー、その……何だ。レイチェルはヌーディストビーチに行ったことがあるのか?」
 レイチェル「ありますよ」
 高橋「あるんかーい!」
 愛原「本当か!?」
 レイチェル「はい。フロリダ州のビーチに行きましたね。私がもっと小さい頃でしたけど。パパとママ、それと妹とで行きましたよ。トールオークスのバイオハザード1年前でした」
 愛原「ほ、本当にすっぽんぽんで?」
 レイチェル「そうですよ?」
 リサ「先生、やけにこだわるねぇ?」
 愛原「まあ、日本には無いから?物珍しさかな」
 レイチェル「私にとっては、こういうスパ施設でヌードになる方が珍しいです」
 愛原「向こうにも無いことはないだろ?」
 レイチェル「そうですけど、その場合も水着を着ますね」
 愛原「そうなのか……」
 パール「レイチェルさんはいい体してますから、水着を着られると、よりグラマーですよ?」
 レイチェル「養成学校で体を鍛えるだけですよ」
 リサ「でもホント、プロのアスリートみたいに腹筋バキバキだもんね」
 レイチェル「養成学校のトレーニングメニューをこなしていると、どうしてもそうなります」
 愛原「資料映像を見せてもらったけど、ホント、BSAAの隊員さん達は疲れ知らずだよなぁ?」
 レイチェル「場合によっては、バイオハザード発生地を何日も移動しなければなりません。とにかく、体力と気力を鍛えることが、養成学校では求められます」
 高橋「そしてそんなBSAAを容赦無くブッ殺す化け物がここに」
 リサ「な、何かスイマセン……。ていうか、わたしはまだ殺していないからね?」
 レイチェル「タイラントを操れるリサなら、知能の低いクリーチャーも操れそうですね」
 リサ「まあ、それはできるね。何なら、わたしの寄生虫も使えば」

 日本式プラーガ。
 あくまでも便宜上の呼称であり、まだ正式名称は無い。
 2004年にスペインの片田舎で起きたバイオハザードは、地元のカルト教団が意図的にバラ撒いた寄生虫プラーガによるものだった。
 地元の風土病の治療薬並びに予防薬として、教団側が地元の村人達にプラーガを投与。
 被支配種とその上位種である支配種があり、被支配種に寄生された者は、それまでどんなに敵対的であったとしても、途端に支配種に対して絶対的な忠誠を示す。
 この関係がリサが持っている寄生虫とよく似ている為、便宜的に『日本式プラーガ』と仮称されている。
 スペインの寄生虫とは全く異なる物であり、リサの場合は回虫や線虫が体内の特異菌やGウィルスに感染したものである。
 感染者のリサに対する態度が、プラーガにそっくりなのである。
 オリジナルのプラーガと違うのは、リサの方は感染しても、特に体内で変異を起こして化け物になるわけではないということだ。
 元が普通の寄生虫なので、駆虫薬も効く。
 何なら、回復アイテムとしてのグリーンハーブを食しても駆虫できるので、BSAAではそこまで警戒していない。
 リサが友達作りの為に使用しているだけなら、まだ御愛嬌と黙認されている。
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“愛原リサの日常” 「成田空港温泉」

2024-01-16 15:44:19 | 私立探偵 愛原学シリーズ
[2月23日10時50分 天候:晴 千葉県山武郡芝山町香山新田 成田空港温泉空の湯]

 成田空港第2ターミナルのバスターミナルから、送迎バスに揺られること凡そ10分。
 リサ達は目的の温泉施設に到着することができた。

 愛原「ここだ。ここに来てみたかったんだ」

 バスを降りると、上空に飛行機が飛んでいた。
 それも、かなり低空で。
 ここが成田空港からほど近い場所にあるというのが分かる。
 今日は良い天気である為、航空ダイヤもほぼ正常に近い状態で運航していることだろう。

 レイチェル「リサは太陽の光に当たっても、平気なんですよね?」
 リサ「うん。全然」

 リサは顔に日光を当てて答えた。
 全く焼ける様子が無い。
 日光に反射して、黒い瞳が赤くなるほどだ。
 人間に化けている状態だが、こういう所で正体が分かる者は分かるのである。

 高橋「先生。ちょっと一服させてもらっても?」

 喫煙所が外側にある為、高橋はそっちを指さした。

 愛原「ああ、いいよ。俺達は先に中に入ってるから」
 高橋「分かりました」

 高橋とパールは、喫煙所に向かった。
 リサとレイチェルは、愛原と共に先に店内に入る。

 愛原「靴はここで脱いで」

 愛原はエントランスから入って、すぐ脇にある下足ロッカーを指さした。

 リサ「靴を脱いで上がる。ベタな法則」
 愛原「そうだな。大宮と違うところは、この下足ロッカーのキーがそのまま館内で買い物とかできるキーとなっているところだ。だからこれはフロントに預けたりせず、そのまま持って行く」
 リサ「ほおほお」

 愛原はウォーキングシューズ、リサはスニーカーだったので、小さいロッカーで十分だったが、レイチェルはブーツだったので、1番下の大きいロッカーに入れた。

 リサ「メイドさんも、下の大きい所に入れるんだろうね」
 レイチェル「あの人達も、軍人か何かですか?」
 愛原「いや、元受刑者達です」
 レイチェル「Huh?」
 愛原「高橋はケンカに明け暮れていたし、パールは何だかミリタリー趣味があるみたいで、それであんな服装なんだ」

 パールの私服には、必ずどこか迷彩柄が入っているという。

 レイチェル「そうですか。何だか動きも軍人然としていましたので、どこかの部隊にいたのかと思いました」
 愛原「アメリカの刑務所ではどうなんだか知らないけど、日本の刑務所では教練もあるからね。それじゃないのかな?」
 レイチェル「そうですか……」

 ホールには他にも荷物置き場があって、大きなキャリーケースなどがワイヤーで固定されていた。
 ここが成田空港近くの温泉施設であることを教えてくれる。

 愛原「貴重品はここだからな?」

 貴重品ボックスは別にある。

 愛原「財布とかはここに……」
 リサ「レイチェルは銃とか入れておく?」
 レイチェル「入れていいんですか?」
 愛原「ダメに決まってるだろw」

 しばらくして高橋達も入って来る。

 高橋「吸い溜めオッケーです」
 愛原「おーう。それじゃ、受付するぞ」

 愛原達は受付に向かった。
 リサとレイチェルも同行する。

 愛原「はい、これがレンタルタオル。バスタオルとフェイスタオル1枚ずつな」
 リサ「分かった」
 レイチェル「ありがとうございます」
 愛原「この下足キーのタグを読取機に読ませると、ゲートが開く」

 大浴場に行くには、途中のセキュリティーゲートを通過しなければならない。

 リサ「駅の自動改札口みたい」
 愛原「どちらかというと、オフィスビルのセキュリティーゲートだな。俺が現役の警備員だった頃、ああいうのが設置されているビルに派遣されたことがあったよ」
 リサ「そうなんだ」

 愛原がエレベーターに乗り込んだので、リサも何の疑いも無く乗ったのだが……。

 リサ(階段で先に上って、先生を待ち構えるという手もあったな……)

 と、思った。
 こういうエレベーターは動きが遅いので、リサの足なら先回りできる自信があった。

 愛原「女湯は奥だから。それじゃ、12時に1階の食事処でな。そこで昼食にするから」
 リサ「分かった」

 リサはレイチェルやパールと共に女湯に入った。

 リサ「その前にちょっとトイレ」
 レイチェル「行きますか?」
 パール「それでは、わたしは先に入ってますので」
 リサ「はーい」

 リサとレイチェルは、脱衣所にあるトイレに行って、先に用を足した。
 脱衣所のロッカーは大きいのと小さいのがある。
 冬場で上着を着こんでいることもあり、大きなロッカーを使うことにした。
 もっとも、女3人の中で、リサが1番薄着なのだが。

 

 パッパッと脱ぐリサ。
 スカートの下には、紺色のブルマを穿いていた。

 レイチェル「プライベートでも穿いてるんですね」
 リサ「スカートの時だけ。愛原先生が注目してくれる」
 レイチェル「リサは愛原センセイのことが大好きなんですね」
 リサ「うん!『ダーリン』!」
 レイチェル「愛原センセイがリサに首輪を着けてリードで繋いでいる間は、特に心配する必要は無いと報告できます」
 リサ「おー!わんわんプレイ!今度、先生に頼んでしてもらおうかな!」
 レイチェル「リサ、今のはアメリカンジョークですよ?」

 2人も一糸纏わぬ姿になると、大浴場に向かった。

 リサ「そういうレイチェルも、Tバックだね。欧米人は皆、Tバックなの?」
 レイチェル「そういうわけではないですけど、まあ多いですね」
 リサ「ふーん……。お尻が大きいからかな?」

 リサはレイチェルの白くて大きな尻を見ながら言った。

 レイチェル「そうですね。リサみたいなフルバックだと、どうしてもヒップに食い込みやすいので。あと、スラックスの上にショーツの線が浮かび上がるのも気になります」
 リサ「そこ気にするんだ?」
 レイチェル「はい」
 リサ「文化の違いかなぁ……」
 レイチェル「そうかもです」

 洗い場は各場所ごとに仕切りが付いているタイプ。
 隣を気にせず、豪快に体を洗うことができる。

 リサ「先に体を洗う」
 レイチェル「Hum hum.」
 リサ「レイチェル、しかもアソコの毛もツルツル。先生が観てた洋モノエロ動画みたい」
 レイチェル「確かに剃りますね。部隊にいるので、激しい訓練の時など、ここの毛が邪魔になるので剃りますよ。あと、宗教上の理由で剃る場合もありますし」
 リサ「そうなんだ」
 レイチェル「そういうリサも剃っているようですが?」
 リサ「最近の先生、『パイパンマ○コのロリとヤってみた』とか『剃毛プレイのJK達』とか、そういうエロ動画観てんの。だから」
 レイチェル「リサもよくチェックしますね……。愛原センセイが『裸で外を歩け』と命令したら、するつもりですか?」
 リサ「するよ。但し、鬼の姿にはさせてもらうけど」
 レイチェル「確かに、それまでBSAAと対戦したBOW達はその正体を現した時、裸である場合が多いです」
 リサ「例外はタイラント君辺りかな」
 レイチェル「そうですね」

 体を洗った後は、まずは内湯に入ってみる。

 レイチェル「Oh...いいですねぇ」
 リサ「うん。殆ど先生の趣味だから、お兄ちゃんやメイドさんは分かんないけど、わたしも温泉は好きだよ。『日本の鬼は風呂好き』なんて聞いたことがあるけど、わたしもそうなんだなぁ……」
 レイチェル「Oniですか」
 リサ「リンやリコの実家が温泉ホテルやってるのも、分かる気がするよ」
 レイチェル「上野凛と上野理子ですね。あの2人は監視対象に入っていないようです」
 リサ「半鬼だからね。半分人間の血が入ってる。わたしと違って、もう生まれた時から半分鬼の血が入ってるから、ちょっと違うんだよ。上野利恵は監視対象になってるでしょ?あの野郎、先生を襲いやがったからさ」
 レイチェル「生理の周期と同じように、BOWの一部は性欲が物凄く高まるそうです。リサは大丈夫ですか?」
 リサ「わたしは……色々と発散方法を知ってるから。1番いいのは、先生とヤることなんだけどねw」
 レイチェル「気持ちは分かりますが、レイプはダメですよ。上野利恵に対してBSAAが出動したのと同様、あなたの場合にも私達が出動することになります」
 リサ「気をつけまーす。……さて、次は露天風呂に行こうか」
 レイチェル「外の温泉ですね。行きましょう」

 リサとレイチェルは、露天風呂に向かった。

 リサ「それにしてもメイドさん、どこ行った?」
 レイチェル「そう言えば、見当たりませんね」

 因みにパールは、サウナに入っていたという。
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“愛原リサの日常” 「成田空港に到着」

2024-01-14 21:14:37 | 私立探偵 愛原学シリーズ
[2月23日10時21分 天候:晴 千葉県成田市古込 京成電鉄成田スカイアクセス線9AE03列車1号車内→空港第2ビル駅]

 電車は日暮里駅を出ると、空港第2ビル駅までノンストップである。
 電車によっては、途中駅に停車するものもあるが、リサ達が乗っている電車はノンストップだった。
 下車駅である空港第2ビル駅到着5分前の放送が流れると、降りる乗客達がその準備を始めた。

〔♪♪(車内チャイム)♪♪。まもなく、空港第2ビル(成田第2・第3ターミナル)、空港第2ビル(成田第2・第3ターミナル)です。出口は、右側です。お降りのお客様は、お忘れ物をなさいませんよう、お支度ください。本日も京成スカイライナーをご利用くださいまして、ありがとうございました。成田第1ターミナルをご利用のお客様は、このままご乗車ください〕
〔「ご乗車ありがとうございました。まもなく、空港第2ビル(成田第2・第3ターミナル)に到着致します。お出口は、右側です。本日も京成スカイライナーをご利用頂き、ありがとうございました。空港第2ビルを出ますと、続いて終点、成田空港(成田第1ターミナル)と続いて停車致します」〕

 電車は地下トンネルへと入る。
 隣に線路があるが、これは並走するJRの線路である。
 電車は長いホームに入線すると、先端部分に停車した。
 これはJRのホームと違い、京成は本線とスカイアクセス線に分かれている為で、ホームの前方と後方で区切っているのである。
 その為、区切られている部分を越えて往来することはできない。
 電車はスカイアクセス線の下りホームに停車した。
 同じ島の後方部分には柵があって、そこを越えると本線の下り電車ホームとなっている。

 

〔「ご乗車ありがとうございました。空港第2ビル(成田第2・第3ターミナル)です。お忘れ物の無いよう、お降りください。……」〕

 リサは愛原の手を掴みながら、引かれるようにして電車を降りた。

 愛原「それじゃ行こうか」

 電車を降りると、エスカレーターに乗って改札階に向かう。
 この駅も自動改札になっていて、ここでスカイライナーのキップは回収される。

 高橋「先生、ここからバスって、どっから乗るんスか?」
 愛原「もちろん、バスターミナルからだ。ただ、少し外れてる場所だから、ちょっと歩くぞ」
 リサ「うん、それは平気」
 レイチェル「私も大丈夫です」
 愛原「それは頼もしいな。というか……」

 愛原はリサを含めて、全員の顔を見回した。

 愛原「この中で俺が1番体力が無いか」
 パール「いえ、先生。多分それ、私だと思います」
 愛原「そ、そうかな」
 高橋「先生のペースで歩きますから、安心してください」
 愛原「そうかい?悪いね」
 レイチェル「リサは大丈夫ですか?」
 リサ「もちろん。人間形態だけど、結局この体だからね」
 レイチェル「さすがです」

[同日10時40分 天候:晴 成田空港第2ターミナル・バスターミナル→送迎バス車内]

 リサ「……というわけで、いきなり鬼の女が現れた時には、さすがのわたしも焦ったわけよ。ところがどっこい!」

 リサは愛原から離れると、レイチェルと親し気に話しながら歩いていた。
 いくら愛原の事は『ダーリン』と思っていても、そこは17歳の女子高生。
 同い年の女子との話の方が、今は盛り上がっていた。
 成田空港にいるということで、以前成田空港に行った時の話をしていた。

 高橋「リサの話し方さ、さっきから中身がオッサンなんだよな」
 リサ「メイドさんが来るまで、先生とお兄ちゃんの3人暮らしだったんだから、そうもなるよ」
 愛原「な、何かゴメン……」
 高橋「いや、先生が謝ること無いっスよ!」
 レイチェル「リサの話、面白いですよ。『BOWから見た他のBOW』の話なんて、そんなに聞けるものじゃないですから」
 愛原「鬼の兄妹にはホント参ったよな」
 高橋「リサなんか、危うく鬼の男にレイプされるところだったんだぜ?」
 リサ「言わないでよ!」
 レイチェル「このリサをレイプしそうになるなんて、とんだBOWですね」
 リサ「鬼狩り隊が殺してくれて、本当良かったよ」
 愛原「……だな。もう2度と、あんな奴らと戦いたくはないな」

 ようやくバス停に到着する。
 他のリムジンバスや路線バスの停留所と違い、こぢんまりとしたポールに時刻表が掲げられているだけである。
 そして、やってきたバスは小型のノンステップバスだった。
 地域のコミュニティバスなどでよく運用されているタイプのバスである。
 既に先客が乗っているが、温泉施設から乗って来て、ここで降りるようだ。
 大抵が大きな荷物を持っていて、もしかしたら宿泊していたのかもしれない。
 それからバスに乗り込む。
 1番後ろの席に座るリサだが、愛原はその1つ前の1人席に座った。
 リサの隣に座ったのはレイチェル。

 レイチェル「鬼の兄妹は倒したのに、また鬼の女が発生したわけですね」
 リサ「とんでもない話だよ」

 バスは他の乗客も乗せると、ドアを閉めて発車した。
 だいたい満席になっている。
 満席になっても吊り革や手すりで良ければ、立ち席乗車も認められているもよう。

 リサ「わたしは普通に昼間も活動できる。だけど、鬼斬り……鬼斬りセンパイだった栗原蓮華は、夜にしか活動できないかもしれないんだって」
 レイチェル「それは大きな欠陥ですね。恐らくアンブレラやヴェルトロなど、多くのバイオテロ組織でも欠陥扱いされると思います」
 リサ「うん、そうだよね。日本版リサ・トレヴァーにもそういうタイプはいたけど、わたしは違うから、それがどういう気持ちなのかは知らないなぁ……」
 レイチェル「太陽の光を浴びた途端に焼け死ぬことから、きっと熱く感じるのでしょうね」
 リサ「良かった。わたし、完璧な体で」
 レイチェル「だからこそ、気をつけないと。あなたを狙って、他のバイオテロ組織が襲って来るかもしれません」
 リサ「レイチェルがわたしを監視しているのは、その為でもあるの?」
 レイチェル「そういうことです」

 レイチェルは大きく頷いた。
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