報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

小説の途中ですが、ここで本日の雑感をお送りします。 20180407

2018-04-07 18:49:23 | 日記
 今日はプラッと大宮まで足を伸ばした。
 風前の灯とされる西武バス大宮営業所の大38系統は当作品にも登場する路線であるが、今や土休日ダイヤに1往復のみという免許維持路線になってしまった。

 
(写真はウィキペディアより。この表示は以前のもの。今では誤乗を防ぐ為か、「中並木→大宮駅東口」または「中並木→大宮駅西口」という表記に変わっている)

 それだけ乗客数が少ないということだが、私が今日乗った時は10人ほど乗っていて、これは多い方である。
 ヒドい時には、ずっと私1人だけという時もあったほどだ。
 つまり、安定した乗客数が見込めないということである。
 にも関わらず、廃止されない理由は何か?
 この路線は西武バスが唯一、大宮駅東口に乗り入れている路線である。
 つまり、これを廃止してしまうと、西武バスが大宮駅東口に乗り入れる権利を失うから維持しているものと思われる。
 あと……これも憶測だが、合法的な幽霊バスなのではないだろうか。
 2000年代、京都市営バスで幽霊バスが運行されていたという報道があった。
 もちろんこれはゲゲゲの鬼太郎の幽霊電車的なものではなく、非合法的に運転されていた時刻表に無いバス便のことである。
 京都市交通局にも労働組合があり、ヤミ専従批判を避ける為、幹部組合員を乗務させる為に幽霊バスを運行させていたというのである。
 あくまでもテレビ局側の指摘であり、当の交通局は否定している。
 現在ではテレビ番組を観た国土交通省の指導が入り、幽霊バスは運行を取りやめたそうだ。
 バス会社には実際にヤミ専従員はどこにでもいるらしく、会社側は色々な対策を取っているらしい。
 西武バスにおいては、廃止寸前のガラガラ路線の乗務に就けさせることで、ヤミ専従批判対策にしているのではないか。
 何か、そう思った。
 廃止寸前であろうが、ちゃんと国土交通省に届け出されている認可路線であるから、それに乗務資格のある組合員を乗務させても何ら問題は無い。

 そんなことを考えながら、大宮駅西口に辿り着く。
 仙台市交通局でも2000年代までは、やたら回送バスが多かった記憶がある。
 これも、もしかしたらヤミ専従対策でワザと回送バスを走らせていたのかもしれないな。
 京都市営バスがバレたから慌てて止めたのか、現在では回送バスの数はかなり少なくなっている。
 もしも風前の灯火の免許維持路線があって、それが維持されている理由が大きくないものだったら、それはもしかしたらヤミ専従対策の為に残しているのかもしれない。

 大宮駅西口のペデストリアンデッキに顕正会員達がいた。
 相変わらずの新聞配りか。
 スルーして、今度は埼京線へ。
 埼京線はTWR車の70-000系に乗れた。
 まあ、JRの209系モドキだが、209系よりは割かししっかした造りじゃないかな。
 で、座席脇には新たに強化プラスチックの仕切り板が後付けされている。
 これもいいのだが、座席をもう少し柔らかくしてくれないかな。
 新木場から北与野まで乗り通すと、ケツが痛くなってくるのだが。

 北与野で降りると、ここにも顕正会員がいた。
 全く。ヒマな連中だ。
 もっとも、女子部員だか婦人部員くらいしかいなかったがな。
 新聞と広告を配っていた。
 因みに今は配るだけで、連絡先は記載していないらしい。
 この分だと、さいたま新都心駅にもいるだろう。
 北与野駅は法華講空白地帯だから、安全と言えば安全だろう。
 かつては私がその空白を埋める要員であったのだが、今は違うのでね。
 さいたま新都心は、法勝寺支部のエリアであるが、彼らがどれだけ顕正会対策をしているのかは知らない。

 ところで最近の顕正新聞、紙質変わったかね?
 前はもう少し硬い紙だったと思うのだが、もらった新聞は少し柔らかいような……?
 まあ、一般紙や“慧妙”と比べるとマシか。
 それにしても、3月25日号と4月5日号の合併号だってw
 定期購読している方が損じゃんな。
 それとも、これも会に対する寄付だと思えってか。
 この新聞代やらチラシ代やらは、会員の自腹なんだって?
 これなら同じ街頭折伏でも、法華講の方が経費は掛かってないな。
 私も1度参加させられたことがあるが、別にチラシ代はタダだったよ。
 ただ、絶対にどこかからは経費が出ているはずだからね。
 それも含めて、お坊さんに街頭折伏の在り方について問い質してみようと思ったのだが、満足の行く回答が返って来なかった為、離檀を決意した。

 新聞の内容に関しては……まあ、いつも通りだ。
 ツッコミは厳虎さんに任せる。
 山門入り口さんもその役だったのだが、どうもヤキが回ったようである。

 新聞が欲しかったら、多分明日も配ってると思うよ。
 茜オバハンも参加しているかね?
コメント (8)
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“大魔道師の弟子” 「物語再開の度に舞台が埼京地域なのはお察しください」

2018-04-07 10:16:22 | ユタと愉快な仲間たちシリーズ
[4月7日06:50.天候:曇 長野県白馬村 白馬八方バスターミナル]

 係員:「お待たせ致しました!バスタ新宿行きの到着です!」

 係員の案内と共にバスがやってきた。
 前回に乗ったのと同じ車種で、トイレも付いている。
 長野行きはここ始発でない便も多数あるが、冬季以外のバスタ新宿行きは基本的にこの白馬八方始発である。
 そして長距離便は、基本的に座席指定。

 マリア:「このバスにもだいぶ乗り慣れたかな」
 稲生:「僕もです。悲しいことに、鉄道の方が不便で、どうしても便利さを求めるとこのルートなんですよね」

 2人は後ろの2人席に腰掛けた。
 その席が指定されていたからで、4列シートであるが、長野県内で完結する特急バスと比べてシートピッチは広めに取られている。
 何しろ、季節によっては夜行便にも使われるくらいだ。
 尚、荷棚にミク人形とハク人形の入ったバッグを置くのはセオリーである。

 マリア:「お昼はどうする?用意する必要は無いということだけど?」
 稲生:「新宿駅か大宮駅で食べようかと思ってます。もしバスが時刻表通りに着けたら、新宿駅に昼時に着くんで」
 マリア:「ふーん……。まあ、朝食だけは用意してきたけど」
 稲生:「はい」

 ここでバスの半分ほどが乗客で埋まる。
 バスはほぼ定刻通りに白馬八方バスターミナルを発車した。
 そこは鉄道ではなくバスである為、多分、時刻表通りの運転は無理であろう。
 停車停留所はこの後、信濃大町駅と安曇野穂高だけなのだが……。

 稲生:「結局、先生は戻って来ませんでしたね」
 マリア:「いいよ。どうせ東京か勇太の家での合流ってことだろう」
 稲生:「ワンスターホテルの宿泊は断られました」
 マリア:「だろうなw」

 マリアは窓側席に座っているが、着ていたローブを脱いだ。
 その下は黒いブレザーに、緑色のプリーツスカートである。

 マリア:「おおかた、そこから魔界に行くのにも金を取ると言うんだろ?」
 稲生:「そんなところです」
 マリア:「あの守銭奴魔女、何を考えてるのやら……」

[同日12:13.天候:曇 東京都渋谷区 バスタ新宿]

〔「ご乗車ありがとうございました。まもなく終点、バスタ新宿です。お降りの際、お忘れ物、落し物の無いよう、ご注意願います」〕

 ところが奇跡か神がかり。
 バスはダイヤ通りにバスタ新宿に着いてしまった。

 稲生:「ありゃ?ダイヤ通りに着いたぞ?」
 マリア:「さすが、日本はバスも正確だな」
 稲生:「んん……?」

 2人は荷物を手にバスから降りた。

 稲生:「お昼時で混んでいると思うので、このまま大宮駅に移動してそこで食べようと思うんですが、いいですか?」
 マリア:「いいよ。ここでは勇太に任せることになってる」

 多くの乗客で賑わうバスタ新宿からJR新宿駅に移動する稲生達。
 尚、この様子を水晶球で見ている者達がいた。

 イリーナ:「2人とも。あなた達のことは、私が常に見守っているからね。……この剣林弾雨の中でも」
 ダンテ:「私に救助を求めておいて、何きれい事言ってるんだね、キミは?」

 辛くも紛争地域から脱しようとしている大魔道師達が2名いた。
 魔法を使いながらのものであった為、かなり大掛かりな脱出劇となった。
 尚、この奇跡を当地のイスラム教徒達がどのように解釈したかは【お察しください】。

[同日12:25.天候:曇 JR新宿駅→JR埼京線1201K電車10号車内]

〔本日もJR東日本をご利用くださいまして、ありがとうございます。2番線に停車中の電車は、12時31分発、各駅停車、大宮行きです。発車まで、しばらくお待ちください〕

 埼京線と湘南新宿ラインのホームに行くと、既に緑色のラインカラーを帯びたE233系電車が停車していた。

〔この電車は埼京線、各駅停車、大宮行きです〕
〔This is the Saikyo line train for Omiya.〕

 1番後ろの車両に乗り込むと、車内はガラガラだった。
 ラインカラーと同じモケット色のバケットシートに座る。
 すると同じ色合いのスカートをマリアははいている為、一瞬そこだけ座席と同化しているかのように見えてしまう。

 稲生:「大宮で何食べますかねぇ……」
 マリア:「手軽なものでいいよ。このコ達、アイスクリーム食べたくてしょうがないみたいだから」

 ニュッとマリアのバッグから覗くハク人形とミク人形。
 人形形態はコミカルな動きに終始しているが、人間形態の場合はハウスキーパーとしての仕事をそつなくこなす上、非常の場合はライフルやショットガンを手にして敵を蜂の巣にするのである。
 昔はサーベルやスピアだったのだが、それだけマリアの魔力が上がったということだろうか。

 しばらくして発車時刻になり、ホームに発車メロディが鳴り響いた。
 この頃になると、座席もまだ歯抜け状態で空いているものの、そこそこ埋まるようになった。
 もっとも、先頭車は混んでいることだろう。

〔2番線、ドアが閉まります。ご注意ください。次の電車を、ご利用ください〕

 この後で英語放送も流れるようになったが、それが言い終わる前にドアが閉まった。
 駆け込み乗車が常習化されていると、車掌もタイミングに合わせてドアを閉めてしまうのだろう。
 ドアが閉まると、電車はすぐに発車した。

〔JR東日本をご利用くださいまして、ありがとうございます。この電車は埼京線、各駅停車、大宮行きです。次は、池袋です〕
〔This is the Saikyo line train for Omiya.The next station is Ikebukuro.〕

 マリア:「ん?」
 稲生:「どうしました?」
 マリア:「あのニュース……」

 マリアはドアの上のモニタを指さした。
 ドアの上にはモニタが2つあって、向かって左側はニュースやら天気予報やら広告やらを流すものとなっている。
 そこでは今、海外ニュースが流れているのだが……。

『シリアで謎の発光現象!』『一個部隊全滅か?』『「アッラーの怒り!」と地元では騒然!』

 稲生:「東アジア魔道団が何かしましたか?」
 マリア:「いや、多分うちの師匠が何かしたと思う」
 稲生:「はあ!?」
 マリア:「行ってみる?」
 稲生:「いいです!平和な日本がいい!」
コメント (2)
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