Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

時代の気分・世代の気分   サントリー不易流行研究所(NHKブックス)

2008年10月01日 | 本と雑誌
Hitorigaten

 生物としての人間は、重力の強さや地球の自転の速度を体感できるほど、個体のセンサーは敏感に反応しているのかなど、漠然とした疑問を抱いていたとき出会した本書。
 同様に、社会や世相の移り変わる様を、マスコミやネットを介さずに関知する神経を我々は、持ち合わせることが可能なのだろうか・・・
 またしても、眠れぬ夜が続きそうな・・・

○喜怒哀楽、五感:時と場所を越えて通じるものもある
○松尾芭蕉 不易:時を超えて変わらない価値
○流行:時代とともに変化し、新しく生まれる価値
○開高健:一滴の草露に天と地が映えるように、今日という一日に昨日と明日が含まれる
○つきあい:地縁、血縁、仕事縁 → 選択縁
○勤勉実直世代(50代、昭和10年代生まれ)
○貧しい時代を生き抜いたきた:選択肢がなかったからこそ、迷うことなく自信を持って生きてきた。豊かではなかったけれど、幸せであったのではないだろうか
○走りつづける頑張り世代(40代、昭和20年代生まれ)
○堺屋太一「団塊の世代」:60年安保、学生運動 → 企業戦士へ
○ニューファミリー、核家族化、自立を目指す女性
○ワンンランクアップ消費世代(30代、昭和30年代生まれ)
○迷いの世代、自分自身、新人類、シラケ世代
○堅実安定志向世代(20代後半、昭和40年代前半生まれ)
○ダブルスクール、カタログからマニュアル、バランス感覚、バブル、男女雇用機会均等法(1985)


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