Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

日本国に大統領が誕生する日       日高義樹(集英社)

2009年10月05日 | 本と雑誌

Hitorigaten

 米国では、政治におけるすべての、あるいは最高の権力を委ねる者を、国挙げての「入れ札」で選びだす、しかも最長8年間の期限付きで…
 巷間囁かれる「天皇制」との関連を棚上げすると、高度情報化社会(!?)、ユビキタスの到来が間近な近未来では、著者の予想どおりその制度導入が現実味を帯びてくるような…
('09政変を遙かに超える天変地異orコペ転か?)

○二つの予想(アメリカ):①21世紀地球的な大恐慌-日本・中国の壊滅、②ハイテク+テレコミュニケーションの新しい時代
○ムーディーズの不安:①企業内年金85兆円-投資の失敗、②不動産評価2,400兆円
○日本経済の復興:①50年代-朝鮮戦争特需,②60年代-ベトナム戦争特需,③70年代-石油ショック特需,④80年代-レーガン特需,⑤90年代-ハイテク特需
○ゴールドスミス市長(インディアナポリス市):民間と競争入札(警察と消防を除いて全ての仕事が民営化の対象)-職員2,500 →1,400人へ
○レーガン大統領:「決めたことはどこまでも変えないで行う。いつも指導者は明るい顔をしているべき。部下の首を自分で切らない」
○マーガレットサッチャーの挑戦:労働組合つぶし-既得権益と社会福祉、フォークランド戦争と北海油田発見
○天皇クラブ-菊の御紋章クラブ →プライベート
○世界の他の国々:変革の必要に迫られた時、誰も昔を振り返らない
○アメリカの意図:①尺度の変更、②アメリカの尺度の強要、③キリスト教的な思い込み
○憲法第九条:ジャスティンウィリアムズ中佐、GHQ法務課長チャールズブラウン中佐
○GHQとCIAの軋轢:朝鮮戦争前後から激化
○ヘルムートシュミット元独首相:「多くの人々を説得して自分の意見を受け入れさせる」、「カリスマ性ではなく勇気である」
○ローマの教訓:「平和を維持するための最良の道は、戦争に備えることである」

コメント
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