Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

イノベーションの作法   野中郁次郎 勝見明(日本経済新聞社)

2008年09月10日 | 本と雑誌
Hitorigaten

 「人気」が薄れ、閉塞感が漂う世相を如何に打破するか。職場や自らを取り巻くコミュニティーに如何に活気を取り戻すか。
 現状に甘んじることなく、「昨日より今日、今日より明日」と常にもっとよくなると信じて行動する者にとって、「座右の書」となる一冊であろう・・・

○「コンセプトカタログ」-「人馬一体実現に対する想い」通し番号と氏名 → コミットメントを集約した宣言書 → すべての原点 → 壁にぶつかったら、いつもコンセプトカタログに立ち戻れ!!
○黒澤明監督:天使のように大胆に、悪魔のように細心に
○暗黙知:言葉や文章で表現することが難しい主観的な知、思いや信念、身体に染み込んだ熟練やノウハウはその典型
○人は判子をつく際、存在意義を示そうと何か注文をつけ、プランはどんどん原型を失う
○イノベーターの条件:①理想主義的プラグマティズム、②場の生成能力、③知のリンクをはる能力、④感情の知、⑤勝負師のカン
○3Mの研究開発部門:「15%ルール」自由な研究につぎ込む時間
○大切なのは思考における謙虚さ:人間の知識などタカが知れている → 一つ一つ実践により積み上げることができる
○すべての人がプラスの気を送り始めると、人知を越えた魅力を放ち始める
○アインシュタイン:常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう
○デッド・マール・クラマー:目そのものは見えない、耳そのものは聞こえない、見えるのは精神であり、聞くのも精神である
○立ったままの会議、偉くない管理職
○必要なのは、バランス感覚のある献身的な人材
○「顧客のために」-決めつけや思い込み
○know what:know why:know how
○ハイデガー:人間存在は時間性を持つものである

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする