Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

ビジネス・エシックス          塩原俊彦(講談社新書)

2006年10月26日 | 本と雑誌

Hitorigaten
 一人ひとりの良心に基づく判断・行動のベースになるものであり、ビジネス行動に対する内なる主観的な声と言われる「ビジネスエシックス」。商家の家訓として埃を被っていた「お宝」が、実は今甦ったのかもしれない。


○茂木家家憲:徳義は本なり財は末なり、本末を忘るるなかれ
○大文字屋 下村彦右衛門:先義後利
○近江商人:三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)
○功利主義:①害悪を最小化し、恩恵を最大化することによって人間の幸福を増進することである
②喜びや幸福のみが本質的に善となりうる
③善の定量的な測定と比較に関与する
○英米法の契約観にもとづく「契約関係」とその不完備を補う「信認関係」の二つの倫理面から保護するために存在している
○企業統括:英米流-アウトサイダーモデル
        日独流-インサイダーモデル
○米国人は政府による「権利目録」の違反に対して保護されているだけ
○「今後ともよろしくお願いします」「先日はありがとうございました」-日本的挨拶
○日本では、連帯保証と遡及型融資というムラ社会丸出しの制度を公的金融機関までが採用している

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする