Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

だから国連はなにもできない   リンダ・ポルマン著 富永和子訳(アーティストハウス)  

2006年10月05日 | 本と雑誌

Hitorigaten

 常任理事国入りや事務総長選出など、国連をめぐる動きが活発化している様相である。民族問題や宗教対立等の解決手段として「国連」に寄せられる期待度は最大値に達するが、「果たして結果は如何なものか?」もう一度検証する必要がありそうである。


○国連の決断はホットドッグのようなものだよ。どうやって作るのかわかれば、それをじっくり味わいたいとは誰も思わない。
○モート・ローゼンブラム:
 ①政府は嘘をつく、もともとそういうもの
 ②あらかじめ考えた目標に沿って市民を欺いていないとしても自分たちを欺いている
 ③自分を欺くのは、人間の生まれつきの傾向
  ④一国のリーダーといえども決して例外でなく、現実を見失う可能性はある
○民主主義という現象自体が、エリート達にとっては恐ろしいものなのだよ
○民主主義は、自由、平等、友愛といったものに基づいているからね
○国連とは「わたしたち」だからで、当然わたしたちができないことを、国連が代わって行うことはできないのである
○国連は、各国の国益を超越したありがたい機関ではないという発見は実に恐ろしいものだ

コメント
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