Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

東京から農業が消えた日       薄井清著(草思社)

2004年11月07日 | 本と雑誌
Hitorigaten
東京の農業を裏から支えてきた「農業改良普及員」の目に写った、戦後農業の変遷。
事業導入の経緯から、「協同農業普及事業(ソフト事業)」と「構造改善事業(ハード事業)」の一体的推進の難しさを改めて認識させられた。
食糧・野菜に対するNeedsとは
  腹 → 口 →  目  → 頭 → 心
 空腹  味覚  見た目  安全性  what?

独断的要約
○「土はもう還らない」野並定(元高知県園芸試験場研究員)の言葉
○消毒普及員:下肥や堆肥のにおい、トマトやスイカやいろいろな花の香りを消そうと努力
○同じ化学物質がつくった奇形なのに、植物では歓ぶこの矛盾した出来事
○「自分で被害者になってしまったが、農薬を浴びたり、植物ホルモンを使ったりしたのは、消費者に喜んでもらうためですよ。まさか、加害者になろうとは夢にも思わなかった。」


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする