中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

御社の事業の将来性を訴えかける媒体はありますか??

2017年08月17日 05時01分58秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」211ページ「第2-1-63図 経営者の年代別に見た、高成長型企業と高成長型になれなかった企業の割合」をみましたが、今日は214ページ「第2-1-65図 高成長型企業と高成長型になれなかった企業別に見た、各成長段階で融資を受ける際に利用した担保・保証等の条件」をみます。

下図から融資により資金調達を行う際に利用した担保・保証等の条件について、高成長型企業と高成長型になれなかった企業とで利用割合を比較した図を見ると、高成長型企業になれなかった企業は高成長型企業に比べて、いずれの成長段階においても信用保証協会の保証を利用している割合が高いことが分かります。

この結果について白書は、他方で、担保・保証によらない融資の利用については、高成長型企業は高成長型企業になれなかった企業に比べて、特に成長初期、安定・拡大期において、利用している割合が高くなっている。

また、第 2-1-56 図で見てきたように、現状では創業期、成長初期において、融資を受ける際に代表者・役員や信用保証協会の保証、不動産の担保等の条件を利用している割合が高いため、今後、担保・保証によらない融資をより多くの企業が利用するためには、金融機関に事業の将来性を評価してもらえるように、企業側は、自社の強みや課題、ビジネスモデル、今後事業見通し等について、事業計画書の策定等を通してしっかり伝えていくことが必要であると考えられよう、とあります。

事業の将来性を訴えかける資料は、金融機関向けに限らず、自社のホームページ等の広告物や補助金等の申請にも利用できるので、時間があるときにしっかりと作り込んでおくことを推奨します。

ただし、その際は、自分で書くのではなく、中小企業診断士等の第三者と作り込んだ方が、客観的で魅力的な資料に仕上がります!

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