中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

高成長企業は公的補助金を一貫して利用している!?

2017年08月16日 05時01分53秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」209ページ「コラム2-1-7②図 エンジェル税制を利用した企業数の推移」をみましたが、今日は211ページ「第2-1-63図 経営者の年代別に見た、高成長型企業と高成長型になれなかった企業の割合」をみます。

下図から高成長型企業と高成長型になれなかった企業の割合について、経営者の年代別に見ると、経営者の年代が若い方が高成長型になれなかった企業の割合が低くなっている傾向にあることが分かります。

次に、高成長型企業と高成長型になれなかった企業が各成長段階に利用した資金調達の取組について見ると、高成長型企業は高成長型になれなかった企業に比べ、民間金融機関や政府系金融機関からの融資を成長初期、安定・拡大期に利用している割合がやや高いことが分かります。

白書は、融資以外の公的補助金・助成金についても、高成長型企業の方が創業期から安定・拡大期にわたって一貫して利用している傾向が高くなっている、とあります。

私はこれまで数え切れないほどの中小企業のお客様に対して補助金の申請を行ってきました。
基本的には、補助金を受けることで成長に向けた課題が解決できるかもしれない、という願いを込めて書いています。

その一方で、補助金だから貰えれば何でも良いという経営者も少なからずいます。
こういう考え方も正しいのでしょうが、こういう場合はそれなりに押さえることにしています!

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