中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

販路開拓は紹介が最強である!!

2017年08月26日 04時53分28秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」228ページ「第2-1-76図 安定成長型企業の、成長段階ごとの販路開拓における課題」をみましたが、今日は229ページ「第2-1-77図 安定成長型企業における成長段階ごとの販路開拓の取組」をみます。

下図から安定成長型の企業が各成長段階で取り組んだ販路開拓の方法について見ると、いずれの成長段階においても、「友人・知人・取引先等からの紹介」の割合が最も高くなっていることが分かります。

白書は、創業期、成長初期、安定・拡大期と成長段階が進むにつれて、「インターネット、新聞、テレビ等による周知・広報」、「展示会・イベント等への出展」、「ソーシャル・ネットワーキング・サービスによる周知・広報」等の取組の割合が高まっている。

また、前掲第 2-1-61 図で見た、高成長型企業が行っている販路開拓の取組と比較してみると、高成長型は成長段階が進むにつれて、最も回答割合が高い項目が「友人・知人・取引先等からの紹介」から「インターネット、新聞、テレビ等による周知・広報」に変化している一方で、安定成長型企業も高成長型企業と同様に、成長段階が進むにつれて、「友人・知人・取引先等からの紹介」の割合が低下し、「インターネット、新聞、テレビ等による周知・広報」、「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」等の別の販路開拓方法の割合が高まっているものの、成長初期、安定・拡大期についても依然として「友人・知人・取引先等からの紹介」の割合が最も高くなっていることからも、安定成長型の企業が主として行っている販路開拓の方法は、創業期から安定・拡大期まで一貫して友人・知人・取引先等を活用した紹介・口コミであることが分かる、とあります。

今、何を買うにも、どこに行くにも、口コミを頼りにする時代になったので、販路開拓においては、特に重要な役割を担うようになるのでしょうね。信頼は一日にしてならず、ということですね!

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