おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2015年版ものづくり白書の58ページの「図122‒15 海外現地法人における仕入れ額の内訳」を見ましたが、今日は59ページの「図122‒18 輸入浸透率と輸出依存度」を見ます。
下図から、輸入浸透率と輸出依存度を見ると、国内の鉱工業品の総供給量は2009年に大きく落ち込んで以降、少し回復してはいるものの2008年以前の水準には達していない中、輸入が増加し、国産品の出荷が伸び悩んでいることで輸入浸透率が高まっている状況もうかがえます。
一方、輸出依存度は2010年以降はほぼ横ばいで約20% となっており、出荷指数を見ても輸出向けと国内向けどちらも横ばいであることから、近年の円安状況下においても大きな輸出増加には至っていない状況が見受けられます。

また白書は、。アンケート調査で円安シフト後の輸出数量の変化をたずねると、「変わらない」が67.8% と多く、「大きく伸びた」と回答した企業は3.1%、「やや伸びた」と回答した企業は25.9% であった。
また、製品の輸出価格を変更したかを聞いてみると、93.0% が「変えていない」と回答しており、「下げた」は3.7%、「上げた」が3.3% となっている、とあります。
日本は加工立国であるので輸出依存度が高いというシンプルな考えは過去のものであり、国内と海外の拠点を明確に棲み分けすることが競争には必要ということなのですね。
昨日は2015年版ものづくり白書の58ページの「図122‒15 海外現地法人における仕入れ額の内訳」を見ましたが、今日は59ページの「図122‒18 輸入浸透率と輸出依存度」を見ます。
下図から、輸入浸透率と輸出依存度を見ると、国内の鉱工業品の総供給量は2009年に大きく落ち込んで以降、少し回復してはいるものの2008年以前の水準には達していない中、輸入が増加し、国産品の出荷が伸び悩んでいることで輸入浸透率が高まっている状況もうかがえます。
一方、輸出依存度は2010年以降はほぼ横ばいで約20% となっており、出荷指数を見ても輸出向けと国内向けどちらも横ばいであることから、近年の円安状況下においても大きな輸出増加には至っていない状況が見受けられます。

また白書は、。アンケート調査で円安シフト後の輸出数量の変化をたずねると、「変わらない」が67.8% と多く、「大きく伸びた」と回答した企業は3.1%、「やや伸びた」と回答した企業は25.9% であった。
また、製品の輸出価格を変更したかを聞いてみると、93.0% が「変えていない」と回答しており、「下げた」は3.7%、「上げた」が3.3% となっている、とあります。
日本は加工立国であるので輸出依存度が高いというシンプルな考えは過去のものであり、国内と海外の拠点を明確に棲み分けすることが競争には必要ということなのですね。