中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

観光業は第一次産業、第二次産業にも波及する!!

2018年12月28日 06時25分41秒 | 平成30年版「観光白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は平成30年版「観光白書」99ページ「図表Ⅱ- 38 主な観光関連産業の生産波及効果」をみましたが、今日は100ページ「図表Ⅱ- 39「観光」がもたらす地域経済への波及性」をみます。

下図から地域経済において観光が及ぼす各業種への波及性を見ると、旅行消費の波及効果は製造業への波及は小さいものの、商業、対個人サービスを中心に、対事業所サービス、運輸・郵便、電力・ガス・水道といった第三次産業において広く生産を誘発し、また、農林水産業や飲食料品産業といった第一次産業、第二次産業にも波及がみられることが分かります。

この結果について白書は、他方、ここで取り上げた各県における旅行消費と同程度の投入規模の産業では、製造業、非製造業ともに該当する産業分類においては波及効果が大きくなっているものの、他の産業への広がりといった観点では観光を下回っている。

このように、観光は、地域経済において大多数の雇用を生み出している非製造業に比較的広範囲に影響を及ぼしており、今後、インバウンドが更に増加していくことで、地域経済への波及性が一層強化され、地域の産業や雇用を下支えする効果が高まり、地域経済を支える大きな柱になる可能性を有している。

こうした観光が地域経済に与える影響の広さに鑑み、地域においては、より多くの主体を巻き込んだ上で、まちづくり・地域づくりとともに産業政策として推進していくことが重要であろう。その際、多様な関係者間の合意形成の担い手として、日本版DMOが積極的な役割を果たすことが期待される、とあります。

観光業が第3次産業を活性化させることを契機に、採れ立ての農水産物を用いることで第1次産業を活性化させる。例えば、会津なら「漆器」、鳴門温泉の「こけし」、盛岡なら「鉄瓶」等々、観光と製造業の関与を増やすことで第2次産業を底上げさせて行けると最高の展開になりますね!!

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