Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

べべとお出かけ~蚤の市@グリモー~

2014-05-26 | キャバレール周辺案内

この週末は蚤の市づくしで、特に、キャバレールから車で30分ほどの町、グリモー( Grimaud )の蚤の市は最大級。他県ナンバーならぬ、外国ナンバーをつけた車が、だだっ広い野原の駐車場にビッシリ。この辺りにはビラ( Villa )と呼ばれる富裕層のお屋敷がたくさんあって、それが売買されると室内の骨董品が流れるんだそうで、だから“お宝”を見つけられる確率高し!とか。とにかく広い野原に無数の家具やら絵画やら敷物やら置物やら。私にはただの“ガラクタ”なので目移りすることなく、ベビーキャリアで散歩を楽しめました。
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でもね、人ってのはそればかり見ていると、だんだん目がおかしくなる。逆立ちして考えても「要らないでしょ!」と言うガラクタが、どうやら輝き始めるらしく・・・ボロボロの椅子4脚セットの前から主人を引き離すのに、こんなに苦労するなんて…。
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お金持ちの象徴(?)、シャンデリアもゴロンゴロンと置いてありましたよー。これ、電球の部分がロウソクのような形にデコレーションされていることが多いですよね。炎型の電球があるって、知っていました?そうね、シャンデリアに丸型電球がはまっていたら美しくないですもんねえ。『美』に手抜きしないフランス人、サスガ!
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ちなみに、我が家もロウソクのように見せた電気なので、主人が炎型の電球を買ってきました。ダースの箱で買ったのに、一つひとつがハンドメイドのように形が違う凝りようで、炎の向きがあっちは右がいいだとか、こっちが左向きじゃダメだとか、電球はめるのに30分はかかってた…。
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母の日

2014-05-25 | 出産・育児

フランスは5月最後の日曜日が母の日なんです。私も双子から花が届きましたよ~。フランスではカーネーションとはそれほど結びつきはなく、ガーベラでした。カーネーションを探す方が難しいぐらい。
ところで、私の暮らすオート・サボワ県では今年から、幼稚園や小学校の授業で母の日の贈り物を製作したりすることを禁止にしたそうです。片親の子を想っての配慮だとか。あーあ、パスタで作ったネックレスとかダンボールを切ったメダルとか、そういう“クソ”みたいなプレゼント(←主人が本当にこう言った!!)、もらってみたかったなー。
それにしても、禁止にしてしまうのはどうかな?フランス人がどうしてこんなに母への愛情に厚いのかって、学校でも授業の一環に取り入れてまで「母の日を祝おう!お母さんへ感謝しよう!」と言う姿勢を学ばせるからではないかと、私は思うんですけどね。そう言う教育を受けてこなかったから、私はずっと商業的に感じていましたが、フランス人は、一緒に食事をしたり、電話をかけてみたりと、その機会を上手に利用しているのには感心させられます。
でもね、主人は言うんですよ、「母の日は、お父さんの仕事だ」って!そうね、学校が教えるものではないよね。
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フランスのスーパー“これ何?”~ハリッサ~

2014-05-24 | 離乳食

キャバレールから車で2時間もかけてマルセイユへやって来た理由は、これ。
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『ハリッサ( Harissa )』は北アフリカの唐辛子ペーストで、クスクスに添えると美味。お寿司にワサビ、ピザにタバスコ、の感覚でしょうか?
これのおいしいのが、マルセイユのアラブ人街に売っているんです。もちろんスーパーでも買えるのですが、マルセイユまで来ると、海の向こうはアフリカ大陸ですから“本物”が買えます!一味、ちがうんです。
マルセイユにはアラブ人が目立ちます。だから、ここはモロッコなのか、チュニジアなのか、と勘違いするような一角があるんです。人々の話す言葉も、売っている物も違う・・・私一人ではちょっと立ち寄りがたいその場所へ、ベビーカーで乗り込みました!人でごった返した通りで、スクーターどうしがぶつかって転倒、小競り合いが始まった横では、盗品と思われるiPhoneが破格値で売られている…。双子も幼くして人生経験を積んでます!
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ところで、北アフリカの伝統料理「クスクス」は、フランスのカフェ・レストランでよく見かけますし、お得なランチメニューにもよく登場します。そのぐらい、フランス人の食生活に浸透している料理ですから、もちろんベビーフードもあります!なんでも、世界最小のパスタと言われる粒々のスムールが程良く小さくて、離乳食モグモグ期の練習になるそうです。
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フランスのスーパー“これ何?”~アイオリソース~

2014-05-23 | 離乳食

マルセイユ( Marseille )へ遊びに行く途中でお昼時間にかかってしまい、ラ・シオタ( La Ciotat )へ立ち寄りました。ここの港町に派手さはないけれど、主人が何だか気に入っている町です。私の気になるもの・・・確か、アイオリ( Aïoli )がおいしかったな~。
ニンニクとマヨネーズで出来たアイオリソースを、蒸した野菜や魚につけて食べるプロバンス地方の郷土料理なのですが、このアイオリソースはスーパーでも買えます。温野菜とこのソースで、気軽に“南仏スタイル”です。お手伝いさんが国に帰ってしまってから、家の夕食、こんなんばっかり…。
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まずは、双子の昼食から。公園のベンチで、一人乗りベビーカーを2台並べて食べさせました。出発前に少し熱めに温めたベビーフードを保冷バッグに入れてもってきたから、電子レンジの借りられるカフェを探し歩かなくてすみました。
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私たちの昼食は、ハズレ!アイオリなのに、まったくニンニクが効いていない!!子供がいるから少しでも空いているレストランを選んだのが、そもそもの失敗でしょう。でもね、食べながら「あっ、このメニューは近い将来、レストランで子供たちに取り分けしてあげられるなあ」とか、考えているんですよね。すっかり母ですわ、私。
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フランスのスーパー“これ何?”~アーティチョーク~

2014-05-22 | 離乳食

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初めてアーティチョークを見た時の衝撃、「どこを食べるの?」
店頭に山積みにされていたら絶対、立ち止まっちゃう。和名『朝鮮アザミ』は、初夏が旬の野菜。朝市で見つけて早速、買ってきました。
調理はいたって簡単、茎を切り落として蒸すだけ。圧力鍋で20分ぐらい、固い葉のような部分を1枚ひっぱってみて、スルッと抜ければ食べ頃です。火が入りすぎても煮崩れるようなことはないので、圧力鍋のないキャバレールの家では、とことんゆでました。スペイン人のお手伝いさんはこれを、オーブンで丸焼きにしてます。
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さあ、いただきましょう!アーティチョークの葉のような部分を1枚ずつ引っ張っては根元をちょこんとソースにつけ、柔らかいところだけを歯でしごいて食べます。ソースは溶かしバターや生クリームを使ったソースが“本当”らしいですが、我が家はサラダに使っていつも冷蔵庫に残っているビネグレットソースで食べています。嫌になっちゃうぐらい1枚ずつチマチマ食べ進めていくと、とうとう“本当に食べる部分”まで到達します。
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おそらく花になる部分であろうと思われる綿毛のような部分は食べられませんから取り除いて、コレコレ!ようやく一番おいしい部分に辿り着きました。レストランではこの部分( coeur d'artichaut )のみが、サラダやスープになって出てきます。そう、これまで食べ進めてきた葉のような部分を食べるのはまったくの庶民、アーティチョークがお皿にゴロンと乗って出てくるなんて、まったくのフランス家庭料理なのです。
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こんなに簡単、そして見た目ゴージャス?それなのにこのアーティチョーク・庶民風は、『貧乏料理』と呼ばれています。何故かって?食べ終わった後でもお皿が山盛りだから。
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実はこのアーティチョーク、生後4ヶ月から食べられる離乳食材です。ほらね、ベビーフードにもなっている。
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