Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

日本の暮らし歳時記

2015-09-29 | 本・映画・音楽

【2歳3ヶ月】
我が双子の最近の二人の流行り、『電車ごっこ』。どちらかが前になり、その後ろに肩や洋服をつかんだもう一人が続いて、シュッポッポッと、洗面所へ行くにも、台所へ行くにも。「そんなに電車が好きなのか!?」と思ったら、どうやら保育園で、集団でトイレへ連れて行く時に先生がやるようで、こうやって移動するのが楽しい様子。先生もいろいろ、技もってるよね~。
トイレと言えば! 今朝はじめて保育園で、小さな子供用トイレに座る子を見かけました。サービスエリアにも時折、見るあの子供用トイレ、低くて小さな便器がコロンとあるだけで、便座もないし、「もしや…」と思っていましたが、やっぱり~! 便器に直座りでした。そう、フランスの公衆トイレって、便座がないのが普通なんですよ。私はホームステイ先のお母さんに聞いて、中腰で用を足しますが、結構つらい。そうか、フランス女性は子供の時から鍛えてるわけね。


さて、先日のトレラン大会の日に、友人から“完走記念”に本をプレゼントされました。日本の暮らしを彩る年中行事を紹介している『日本祭り( Les fêtes japonaises )』です。1月はお正月、2月は節分…と月毎に歳時記が紹介され、由来だけでなく、折り紙で兜を折ったり、笹の葉で舟を作ったりと、もうページをめくる度に「こういうの、やった!やった!」とか、「こんなのがあることさえも、忘れていたよ…」と、懐かしさよりも勉強になることばかり。


本を頂いたその日はちょうど、中秋の名月でした。日本では、月にはウサギが住んでいて、餅つきをしていることになっているのですが、フランスからでは月の見える位置が違うのでウサギの形には見えず、「男の人の顔」と言われているんですって。
この章には、ウサギにちなんで、「うさぎリンゴ」の切り方が紹介されていました。子供の頃、お弁当にこういうのが入っているだけで、嬉しかったよね。そういう小さな幸せ、家の子にも感じてもらえるように頑張ろうと思ったのでした。


生後2歳3ヶ月の成長記録

2015-09-28 | 成長記録

【2歳3ヶ月】
挨拶が自然と、自分から言えるようになり始めました。
-パパが仕事へ出かける時、私が「いってらっしゃい、は?」と促していたのが、今では自ら玄関へ飛び出ていって、「いってらっしゃ~い!」。
-「ありがとう」と日本語で言うのが難しくて、お礼を言う代わりに頭をペコペコとお辞儀をするしぐさが可愛かったのですが、最近では「メルシ~ Merci !(ありがとう!)」とフランス語が出てきます。
-「こんにちは」「さようなら」も手を振る動作をするのですが、保育園など慣れた場になると最近は、「サリュ Salut !(やあ!)」だとか「ア・ドゥマン A demain !(また、明日!)」だとか、どうにもくだけたセリフを先生に向かって言うから、失笑してしまいます。
-先日、悪さを仕出かした息子を叱ったら、怒るママンに一言、「ごめーん」・・・日本語で覚えた言葉には、必然とママンの言葉遣いの悪さが露呈してしまいます。
-庭の花をむしってしまった娘が、悪いことをしたと教えようと必死に花びらを拾い集めているママンへ向かって、「バイバーイ、がんばってね!」と立ち去っていった・・・この子、性格悪いかも。
そう言えば!挨拶の言葉が出始めた頃から、朝起きた時、昼寝から目覚めた時、赤ちゃんのように泣いて呼ぶのではなく、「ママン!ママン!」と声で呼んで気付かせるようになりましたよ。泣くよりはお互い、気分がいいもんね。

●息子:
-26ヶ月自宅体重測定11.7kg → 27ヶ月自宅体重測定12kg
-26ヶ月自宅身長測定84cm → 27ヶ月自宅身長測定84cm
-26ヶ月足測定13.5cm → 27ヶ月足測定14cm
●娘:
-26ヶ月自宅体重測定9.9kg → 26ヶ月自宅体重測定9.8kg
-26ヶ月自宅身長測定82.5cm → 26ヶ月自宅身長測定81.5cm
-26ヶ月足測定12cm → 26ヶ月足測定13cm

主人に言われて気づいたこと。日本語よりフランス語の単語の方がよく口から飛び出す我が双子ですが、フランス人の主人から見たら、フランス語の発音が完ぺきではないって。それはまだ幼いからかもしれないし、でも、両親ともにフランス人である甥っ子たちのことを思い出してみても、言葉が出始めた頃のフランス語に違和感を感じた記憶はないから、もしかしたらバイリンガル子って、脳だけでなく、口の開け方、舌の動かし方まで複雑になっているのかもね、って。どうだろうか?


プチ・トレイル・エギーユ・ルージュ

2015-09-27 | シャモニ周辺案内

【2歳3ヶ月】
今日はママン、トレランレースへ参戦してまいりました!シャモニ夏の最大イベント、ウルトラ・トレイル山岳マラソン大会では物足りない人のため(?)秋も深まる9月末に毎年、トレイル・エギーユ・ルージュ( Trail des Aiguilles Rouges )が開かれています。シャモニ谷の北面に連なるエギーユ・ルージュ( Aiguilles Rouges )の山の中、50kmという短距離なのに標高差累計4,000mもある過酷なレースに、今年からミニコースが設定されたのです。その記念すべき最初の年に『プチ・トレイル・エギーユ・ルージュ( P'tit Trail des Aiguilles Rouges )』、走行距離14.9km、標高差累計1,252m、時間制限4時間を、実妹と走ろうということになりまして。
ほとんどのトレランレースにおいて参加資格は18歳以上の中、このプチレースは16歳から出場できるとあって、スタート地点は本当に“老・若・男・女”!珍しく、女性ランナーの方が目立つレースです。


最初は、放牧された羊が見守る中、タラタラと登っていきます。いや、このレース、シャバン湖( Lac Chavants )をスタートして、ベルビュー( Bellevue )側からモン・ラシャ( Mont Lachat )へ駆け上がり、反対側のプラリオン( Prarion )へ駆け下りてくるだけの単純明快なコース。ちょっと!ここ、エギーユ・ルージュじゃないじゃん!! 「言うならば、エギーユ・ルージュ“眺望”レースだよね~」と笑ってられたのも、今のうち。


間もなくモン・ラシャの山頂、レースの中間地点です。ここで私、きました!ピキッ
軽ーくフクラハギがつっているもよう・・・ちょっとペース配分が速すぎたようです。自分のリズムも分からず、練習不足で登りの筋肉を鍛えてないと、こうなります。この辺りから写真の量が増えているのは、自分を騙しだまし走っているから。どんどん追い越されて焦ればあせるほど、どんどん足全体が攣り初めて・・・


山頂を越えれば次は、下り地獄。とにかく一気に下るのみなのですが、モン・ラシャの下りって、スキーを履いていたとしてもゾクッとするような斜度なんですよ。ここで引き離された分、一気に駆けおりたいのですが・・・ここで絶頂の足つり! こんなにつったことはない! 草むらに転がりまわって、もがきましたよ。何故ここでー!? こうなって私は、人の優しさに本当に触れました。みんな同じくレース中なのに、「大丈夫?」と心配そうに声をかけてくれる。「救急を呼んでこようか?」と今来た道を戻ろうとしたランナーもいる。足攣りを緩和させる薬を、箱ごと手渡してくれた人もいる。そして後から追いついた実妹が、レースを放ったらかして40分も足を揉んでくれた・・・またカリが出来てしまった。


今や後ろから走ってくる人もいなくなり、もうかなり遅れてしまっての再スタート、二人で半ばハイキング気分で歩いていたのですが、ただの足攣りですからね、おしゃべりに花を咲かせていたら次第に調子も戻り、応援の人がチラホラいるあたりから恥ずかしくなって走り始めたら、制限時間残り30分に気付く!「とにかく、ベリでも完走しよう」と走ったはしった。
ゴール地点のシャバン湖へ到着したのが、残り4分前! あとは湖を一周まわるだけ! 小学校の運動会でトラック競争とかやっているぐらい、マックスの速さで走りましたよ。ゴール!! 制限時間1分前で、ギリギリセーフ!367人中351位、3時間58分46秒でした。 最後まで諦めちゃダメだね、何事も…。
応援に来てくれた双子が、ゴールへ走ってきてくれたのが嬉しかったなあ。


大井川鉄道☆きかんしゃトーマス号模型

2015-09-24 | おもちゃ・遊び

【2歳2ヶ月】
私の実家の静岡県にある大井川鉄道には、期間限定で「きかんしゃトーマス」が走っているそうです。近くに住む従兄から、写真だけもらってきました。


ああ、日本滞在時にぜひ、お会いしたかった!我が双子にリアルトーマスを見せてあげたかった!
そんなトーマスの模型を実父が、双子に買ってきてくれました。大井川鉄道の始発点である金谷駅で売っているそうです。
電話で何度も「小さなパーツが入っていてね、組み立て式なんだ。お前にできるかなー?」と実父が私の不器用さを不安がるので、「ちょっと、私だって今や、家事だってやっているんだからね!(←意味不明?)」と反論したけれど、何この小ささ!? ムリ、早々に外注(=実妹)へ出しました。


そして今日、完成して届いたそれは、トーマスだー!! どこからどう見ても、精巧なトーマスです。双子のテンション、上がりまくり。ただね、小さいのと、部品が細かいので、いつ双子に握りつぶされるかと不安がよぎります。


実母に「同じ物を2つ買い与えるのではなく、異なる物どうしを仲間で使うことを教えなくてはいけないよ」と諭されたのですが、これがなかなか難しいのです。おもちゃを一つひとつ見せては、「二人の物。仲間で使う」と毎日となえているけれど、独占欲が芽生えてきたのか、最近は遊ぶよりもおもちゃの取り合いばかりしていて・・・そんなケンカを見ていると、こっちがイライラして怒鳴ってしまう。ママンの心が平和でいるためにも、今はまだ、こうやって同じ物が2つある方が楽だなあ…。


完璧なるバイリンガル!?

2015-09-23 | 生後26ヶ月

【2歳2ヶ月】
車を愛してやまない我が息子、お古でもらったミニカーを、今日も走らせています。そんな息子が今夜、テレビでルノーだったかプジョーだったかのCMを見ながらパパに向かって、初めてワンフレーズをしゃべった!

「買って、ラ la ・ぶーぶ、ア à ・モア moi !(僕に自動車を買って!)」

・・・オイ!日本語とフランス語がちゃんぽんになってる…。文法がフランス語なのは、フランス人の主人に話しかけているからか?私に向かっては「パン、買って!」「ショコラ Chocolat (チョコレート)、買って!」といつも言っているので、どうやら、人を見て言語を選び始めました。


時に、娘の方。同じく夕飯時、パパの帰宅を待ちながら、ママンが双子へ質問しました。「パパが帰ってきたら、何て言うのかな~?」ただいま、日本語で挨拶を教えている最中なのです。

すかさず娘、「ご飯だよ!」

ゲッ、それは私がいつも言っているセリフ(主人も日本語で覚えてしまったぐらい)…。こう言うのも、ある意味、ナチュラルな日本語だよねえ。でもねえ…。