Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

フランスの双子事情

2013-06-27 | 出産・育児

予定帝王切開にて本日、元気な男の子と女の子を出産いたしました。臨月前での出産を心配してくださった皆様へ、この場を借りてお礼申し上げます。この病院には現在、双子が4組もいるとのこと。フランスの病院は緊急度に応じて3段階に分けられており、正期産の出産ならレベル1、32週前の早産ではレベル3、そしてこちらは双子出産可能と位置付けられているレベル2のクリニックだからです。
あまり期待していなかった主人が率先してお世話の仕方を教えてもらっている様は、育児参加当たり前のフランスにいるんだなあと、感じます。男性だって出産日から11日間の育児休暇がもらえるんですよ。足りないけれど長すぎない現実可能なこの制度、日本にもあればいいのにと思いました。
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フランスでの出産方法

2013-06-26 | 出産・育児

本日より36週へ突入、そして、明日から『4人家族』になります!午後一で先生がひょっこり顔を出して内診、子宮口が2㎝開大だから慎重に様子見と言っていたのに、「主人が明日、来ますが…」と言った途端、「では出産は明日にしましょう」ってことで・・・えーっ!!占い重視派ではないですが、何だか主人の休日がこの子たちの生年月日、ひいては運命を決めてしまったかのようで、…、いいのかな?
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こんな風に出産日が決定するのも、予定帝王切開だからです。多胎妊娠だからと言って必ず帝王切開にするわけではなさそうで、経膣分娩で話は進められていたところ、最初に出てくる方の子がさかごとなってしまったのです。私の場合、最終体重増加は+8kgと、子宮内にまったく余裕がなかったようで、早い段階からさかごは直らないだろうと判断されていました。それよりも、日本では大多数を占める「自然分娩で産みたいか?」とは一度も聞かれず、どうやらフランス流儀にのっとって「当然、無痛分娩ですよね?」となっていたようで、管理入院中に麻酔科医との面談がありました。フランス人が痛みに弱いと言うのは、本当かもしれません。
映画『 Ce aui vous attend si vous attendez un enfant 』の、演技とは言えリアルな自然分娩シーンを見てしまったら、ふらんす人じゃなくとも、ちょっと逃げたくなりますよね!?
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フランスの出張助産師

2013-06-25 | 出産・育児

管理入院3日目、子宮収縮( contraction )の強さを測定する器械をつけてのノンストレステストが毎日の日課です。30分間に1~2回ぐらいの張りということで安心、でも未だに、前回の入院から引き続きスパスフォンと言う張り止め薬を飲み続けています。
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この器械、赤ちゃんの心音が聴けるので私は意外に好きなのですが、双子のそれぞれの胸部をねらって聴診器を当てる際、うまくないとお隣さんの心音をひろってしまって同じデータ数値となり失敗だったり、最近はこれが好きなのか嫌いなのか、器械設置とともに先ほどまで寝ていたであろう二人が踊りだして位置がずれていく始末で、なかなか助産師泣かせなのです。自宅安静時にも週3回、地域の助産師さんがこの器械を持って、自宅まで測りに来てくれていました。この、病院に代わって体調管理をする助産師さんの自宅訪問制度があるおかげで、フランスでは管理入院が多くないのでしょうね。
フランスの助産師さんは4種類に分かれています。
1.病院勤務で、入院中から出産、そして退院までをサポートしてくれる助産師
2.保健所のような存在PMIで、主に育児サポートしてくれる助産師
3.病院に常勤はしていないが、病院専属で自宅訪問などをしてくれる助産師
4.個人開業の助産師
産前も産後も、それぞれのルートで予約を取って助産師さんにはお世話になるのですが、私の田舎では2番も3番も4番も兼ねた助産師さんが一人いるのみ。だから、周囲の妊婦は皆、同じ方にお世話になっています。母親学級なんかも、彼女が開いてくれています。残念ながら私は外出できず、自宅での個人開催でしたが。フランス人ママ友、つくりたかったのにな。
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管理入院

2013-06-24 | 出産・育児

今日から管理入院( observation )です。前回に学んで、長期になった場合でも快適に過ごせるよう入院グッズを厳選し、今回は出産まで退院することはないと言われているので、お産リストにある物をすべて揃えて持ってきました。新生児用品なんてどれも小さいのに、二人分になるとものすごい量!出産前から育児の大変さを想像させるには十分な荷物となりました。駐車場から病室まで大荷物で三往復もしなければならなかった主人が、ちょっと恥ずかしそう。
前回の入院は25週時、通常は40mmほどある子宮頸管( le col )が27mmまで短くなってしまっていて、早産の危険アリからでした。お腹が張っていても初産ゆえこんなものと思って体力に任せて動き回っていたのがいけなかったのですが、多胎妊娠のリスクなんて、本気で調べない限り誰も教えてくれませんよね。本当に情報が少ない。そして今回の35週健診で、子宮頸管すでに11mmでさらに短く、もう子宮口も開きかけてしまっているとのことでの、再入院を言い渡されました。かなーり自宅安静時もおとなしくしていて、健診へ行くには何と、自家用救急車ばりに後部へマットレスを敷いて横たわっての移動だったのですが…。でも、一度も警察にとめられなくて良かった、よかった。
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Je pars pour la clinique d'accouchemant en m'allongant à l'arrière de la voiture.


フランス3回のみの超音波検査

2013-06-22 | 出産・育児

昨日は健診日、35週に入りました。初診から出産まで一つの病院で事が済む日本と違って、フランスは徹底した医薬分業制のため、血液検査も超音波検査も健診も、すべて違う場所で受けています。私はかかりつけの病院が遠いため、この超音波検査と妊婦健診の予約を同じ日に入れる苦労がありました。そしてとうとう、その苦労も昨日で終わり。子宮頸管が11mmと、さらに短くなってしまっていた私へ超音波検査の先生が別れ際、「今日で会うのが最後になるかもしれませんね。」と言われた通り、今週末より二度目の管理入院が決定してしまいました。もう出産するまで退院はないでしょうから、遠い地にある病院とあわせて通っていたこのエコー診療所も本当に最後。フランスでは通常、超音波検査は3ヶ月と5ヶ月と8ヶ月の3回のみ。初回では義務化されているダウン症( Trisomie 21 )の検査、結果によって堕胎する場合でも保険が効くというから驚きです。中間は途中経過、最後にようやく赤ちゃんの推定体重などを教えてもらえます。必要以上には赤ちゃんの姿を見させてもらえないわけですが、私は多胎妊娠である上に途中で管理入院したりと要注意マークがついていたので健診回数が多く、その度に超音波検査にもお世話になっていました。もしかしたらパリにはあるのかもしれない3D画像なんてものはついぞに登場することもなく、でも最終回ではようやく、2Dでありながら赤ちゃんの顔がなんとなく判りました!男の子の方、鼻がツンと高くて、私の目から見て外人顔・・・主人に似たのかな?かたや女の子の方、良く言えば親しみのある、つまりアジア系の顔に見えまして・・・あー、娘こそフランス人父に似てほしかったのに!!
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