Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

日本を楽しむ~バシネット~

2015-05-31 | フランス小ネタ

【1歳11ヶ月】
ジュネーブ空港へ出発3時間前に到着。どうしてこんなに早く来たのかと言うと、荷物制限を尋ねるため。許容範囲である23kgのスーツケース2個では、大人2人+子供2人の荷物はどうしてもまとめきれませんでした。少し前に一時帰国したばかりのご近所ママ友ちゃんによると、子供分としてもう1つ、スーツケース10kgまでが認められたとのこと。それで私たちも、重量オーバーのスーツケース2個と、望みをかけて空のスーツケースを車に乗せ、早めに空港へ行きました。そこで聞けば私たちの場合、23kgスーツケース2個と10kgスーツケース1個までOK、ベビーカーは無料で預かってくれるようです。早速、スーツケース3個にまとめ直して、チェックインを済ませました。
ベビーカーは、持ってきて正解だったように思います。駐車場を降りた瞬間から使いました。スーツケースは空港カートに乗せて主人が押し、手荷物はあえてリュックスタイル、シングルバギー2台を私が押します。意外と難しくはありませんでした。
ジュネーブ空港では、ベビーカーは駐車場から飛行機の搭乗口まで使えました。搭乗口で預けてしまうと、それはそのまま名古屋空港まで流されてしまいます。乗り継ぎ地のヘルシンキ空港では、空港専用ベビーカーが用意されていました。でも、飛行機から降りてすぐにそれがあるわけではなく、降り立った時には、一体この後どのぐらい子供を抱えて歩かなければいけないのか不安だったので、念のために持ってきていた抱っこ紐を使用しました。そしてその後、到着地の名古屋空港でも、預けたスーツケースと一緒にベビーカーが出てくるまでの、延々と歩かなければならない長い通路に入国審査にと、抱っこ紐があって助かりました。
機内では、離着陸時に怖がって泣くことはなかったけれど、決して良い子だったわけではありませんでした。ハイテンションになって騒ぐわ、歌うわ、宴会のオヤジ状態。せっかく用意した塗り絵やクレヨンも、悲惨な状況が容易に想像できて、出して見せることも出来ず。主人が内緒で前日に買ったばかりの小さなヘリコプターも、往時のフライトですでに紛失してしまいました。それでとうとう主人たら、いや、私も共犯と言われるのであろう、隠し持っていた子供用睡眠薬を飲ませました。睡眠薬と言ってもごくごく軽いもので、これは、夜中になると目が覚めて朝まで遊んでしまったり、夜泣きしっぱなしになってしまう子の気を静める薬なんだそうです。こうでもしなければ本当に、日本まで一睡もしない勢いでした…。
眠らせるのにずっと膝に抱え続けられるか心配があったのですが、バシネットを付けてもらうことが出来ました。バシネットとはフライト中、赤ちゃんを寝かせておけるよう、機内の壁に取り付けられた乳児用ベッドのことです。大概は大きなスクリーンがある真下、足もとが広々と取られている席のみが取り付け可能です。


フィンエアーは、体重9kgの赤ちゃんまでバシネットで寝かせることができます。それを今回、9kgの娘をギリギリOKにしてもらい、12kgの息子用にと、その下にもう1台、床の上へ置く形でセットしてくれたので、バシネットの二段ベッドのようになりました!


バシネットは事前予約しておきたいと航空会社へ電話を入れた際は、機内で直接、乗務員へ頼むよう言われましたが、こちらから頼むまでもなく、着席したと同時に必要の有無を聞きに来てくれました。1台しか付けられないことは知っていましたが、それでも双子だからと相談すれば、こんな風に解決策が出るかもしれません。バシネットは全長70cmと小さい箱なので、問い合わせた電話でも1歳以上は使用不可能と言われましたが、それでもこれに寝てもらえれば、どんなに楽になるかを痛感しましたね。

とにかく眠れないフライトでした。機内で映画を観なかったことも初めてです…。ツカレタ



日本を楽しむ~一時帰国中に運転するには?~

2015-05-30 | フランス小ネタ

【1歳11ヶ月】
日本へ出発する日がとうとう、明日へと迫ってまいりました。スーツケースのパッキングも最終段階に入っております。今日は絶対、引きこもり。散歩も行かない、買い物へも出ない、お願いだから庭で、二人で仲良く遊んでいてください。
我が家には最近、お古のシーソーが登場しました。こういう日にフル活用してくださいませ!シーソーって、双子ならではの遊びですね。仲良し兄妹だって体重の差があれば、こんなに上手く動かないと思いますもん。羨ましいぐらいに楽しそう。


でも、これを使っていた7歳児くんは確か、一人っ子のはず・・・どうやって遊んでいたの?と、思えばこれ、一人でも真ん中部分へまたがれば、「一人シーソー」が楽しめる優れものだったのです!ちょっと寂しいけどね…。


さて、最後に運転免許証の話。私はもう、日本の運転免許証を持っていません。フランスの免許へ切り替えをした際、日本の免許は没収されてしまいました。つまり、現在あるのはフランスの免許のみ。それでは、一時帰国中に運転するにはどうするか?
例えば、日本の免許を持っている人がフランス旅行で車を運転する場合、国際免許証が必要となりますね。同じようにフランス側で国際免許証を発行してもらえば日本で運転できるのかと言うと、それができないんです。これはウィーン条約とジュネーブ条約が関係しているのだけれど、もう詳しい話は忘れてしまった。とにかく、時間と労力とお金をかけてフランスの国際免許証を作っても、日本で運転すれば違反となってしまうのです。
それでは日本で運転するには、フランスの運転免許証とその日本語翻訳を携帯します。この日本語翻訳は、JAFにお願いして発行してもらいます。私は両親に代理申請してもらいました。
期限は日本入国後1年間のみ、でも日本語翻訳に有効期間は入っていないので、一時帰国のたびに使いまわしています。
そう言えば先日、友人が「次に日本へ帰った時、免許を紛失したことにして作り直す」と言っていて驚いたんですけど、没収された日本の運転免許証がまだ有効期間内であれば、再交付を受けることが出来るんだそうです。知らなかったー。私の場合、もう手遅れですが。書類関係の話って、誰も教えてくれないけど知っていたら得する話はたくさんありますね。

さあ、しばらくはモンブランともお別れですよ!


日本を楽しむ~渡航同意書~

2015-05-29 | フランス小ネタ

【1歳11ヶ月】
娘に、また新たなブーム到来。手提げバッグを持ちたがるのです。もう、その辺に鞄を置いておけない。買い物バッグがよく狙われます。自分の体の大きさほどもあるそのバッグへ、ぬいぐるみとか絵本とか好きなものを入れて、引きずって歩きまわっています。そこで、小ぶりな紙袋を出してあげたらそれがえらく気に入ったようで、とうとう今朝は保育園へ持って行くんだと言って聞かないんです。


さて、今日までで保育園はしばらくお休み。明後日から我が双子、初めての日本滞在です!ママンも双子が保育園へ行っている間に荷造りを終えたいと、今日は必死で頑張りました。
一時帰国をするに際して必要な書類たち。まず、パスポートと身分証明書。あったり前の話ですが、フランスでの滞在許可証は母国へ一時帰国する際にも必要となりますよー。友人は、フランスへ戻ってくる際の成田空港で、フランスへ長期滞在できる証明として提示を求められたのですが、「なくすと困るからフランスの自宅に置いてきた」そうです…。
ところで、双子は日本パスポートしか持っていないのですが、家の子のような二重国籍者はどうやって出入国するのが本当だろう?日本人は日本のパスポートで日本を出入りしなければならないと言われたので、そうならば、ヨーロッパを出入りする時にはフランスのパスポートを使うべき?もしかして、本当はフランスのパスポートを作らなければいけなかったのだろうか・・・今さらもう遅いけど。
実は、かなり気になっているのが、我が子の日本パスポートとフランス身分証明書は名前が異なっている点です。日本パスポートには私の姓が、フランス身分証明書には主人の姓が記されていて、書類上ではまったくの別人になっています。それが何か問題になって入国審査で引っかかるのは困ると思い、「リブレ・ド・ファミーユ( Livret de famille )」のコピーを持参することにしました。これは、日本で言う戸籍謄本のようなもの、配偶者とその子供の情報が記載されているので、私たちが家族だと証明してくれるわけです。
それから、「渡航同意書」も持つことにしました。未成年の子供が片方の親のみと海外旅行をする場合、同行しない側の親がその旅行を許可するサインをした書類を持参していなければなりません。私はハーグ条約なんて知らなかったんですけど、先日フランスにまで子連れで訪ねてきてくれた、私が勤める会社の取引先女性がちゃんと携帯していて、それを教えてもらいました。夫婦の子供をパートナーに無断で連れ出す「誘拐」を防止することからきていて、「自分は、配偶者と我が子が、海外旅行をすることを認めます」みたいな書類へ相手にサインしてもらい、旅行へ携帯します。今回の旅行は主人と一緒ですが、入国審査では日本パスポートを持つ私たち3人と、フランスパスポートを持つ主人は別々になってしまうのよね?
そんなに怖がらなくてもいいのかもしれませんが、まあ、備えあれば憂いなし、ですから…。



日本を楽しむ~機内での遊び道具~

2015-05-28 | 生後23ヶ月

【1歳11ヶ月】
何てこったい。息子のドゥドゥが昨日から行方不明。ドゥドゥとは、寝る時や出かける時など常に一緒にいるぬいぐるみやタオルのことで、これがないと子供は情緒不安定になって物事が何も進まなくなります。それが、よりによって海外旅行前に…。
朝一番で、息子のドゥドゥであるネズミのぬいぐるみと同じものをインターネット注文しました。ちょっと高くなるけど、最短で配達されるサービスを付けて。こんな時のために、商品番号はちゃんと控えてありました。同じぬいぐるみを、最初から2つ買っておく家もあるぐらいです。息子には、ネズミはパパと一緒に仕事へ出かけたと言い聞かせているんですが、1時間もすると忘れてまた探し回っている・・・出発前に届かなかったことを考えると、恐ろしい…。

ところで、旅行に持参するおもちゃの話。飛行機内で飽きさせない、ことは絶対ムリだけど、間を持たせる遊び道具を探して、おもちゃ屋へ行きました。これ、双子を一緒に連れて行ったのは間違いでしたー!我が双子、おもちゃ屋店内にて、「家の子に限って!?」状態でした・・・息子、先日の祖父母宅で乗った、地面を蹴って進む四輪車がよっぽど楽しかったのか、それを見つけると店内で乗り回したあげくに、大きなそれをかついで走って逃げた! 娘、動物が描かれた積み木の大型セットが欲しくて、でもこれは日本へ持って行くには不便だと取り上げたら、なんと店内の床へ仰向けに寝っ転がって大泣きした! ありえないし…。
早々におもちゃ屋を退散して、本屋へ行ってみました。9歳児のママンである同僚から、お古でミニサイズの本を何冊かもらった際、「飛行機へ乗る時に役立つよ」と教えてもらっていたからです。
薄くて小さな本を何冊かと、それから、ママンにとっては懐かしの塗り絵とシール本を買いました。塗り絵もシールも、「18ヶ月児用」から出ているんですね!それに、クレヨンと色マジックを。これ、水で洗い流せるものなんですって!


これは良い!だってね、娘の足、自分で描いてしまったボールペンのインクが、未だにうっすら残っちゃっているんですよ。


家へ帰って早速、お絵描きブームの双子へクレヨンを使わせてみました。ダメだ、力加減を知らないから、3秒で折られた…。



生後1歳11ヶ月の成長記録

2015-05-27 | 成長記録

【1歳11ヶ月】
とうとう二語文が出ました!「イレラ! Il est là!(そこにあるよ)」と文章で答えるようになったんですけど、フランス語は日本語のように「目的語+動詞(まんま食べる、とか…)」では文章になりえないので単語が3つ並ぶわけで・・・これって三語文!?
いやいや、そんな感動よりも、ママンが「○○はどこ?」と日本語で聞いて、「イレラ!」とフランス単語ではなく文章で返答された時のショックたるやっ!皆さん、想像していただけます?

●息子:
-22ヶ月自宅体重測定10.7kg → 23ヶ月自宅体重測定12.1kg
-22ヶ月自宅身長測定80cm → 23ヶ月自宅身長測定80.5cm
-22ヶ月足測定12cm → 23ヶ月足測定12.5cm
●娘:
-22ヶ月自宅体重測定9.1kg → 23ヶ月自宅体重測定9.7kg
-22ヶ月自宅身長測定76cm → 23ヶ月自宅身長測定78cm
-22ヶ月足測定11.5cm → 23ヶ月足測定9.7cm


本日はシャモニでの日本週間 la Semaine Japonaise 最終日でした。桜の植樹もあり、三味線によるロックコンサートも開かれて、なにより、日本文化の体験ができるワークショップ( Ateliers )が盛況でしたから、訪れてくださった皆さんに『日本』を楽しんでもらえたと思います。

一緒に弓道を習っている大先輩ママンが、フランス人の女の子に着物を着付けていましたよ。私の弓道コーナーと違って、華やかでいいなあ。


6ヶ月児くんのママンは、マジパンを使って、抹茶の時に食べる練り菓子作りの体験をやっていました。久しぶりに“赤ちゃん”を抱っこさせてもらったけど、何かもうちょっと怖々です~。


ご近所ママ友ちゃんはプロの日本語教師。所どころ見させてもらっていたらね、フランス人にお辞儀の仕方も教えていたんです。ああ、そうか、『日本語を教える』って、言葉を教えるだけじゃないんですよね。