Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

鏡文字

2018-02-27 | 4歳

【4歳8ヶ月】
フランスでは、バレンタインデーを前にして、「マルディグラ Mardi gras (肥沃な火曜日)」がありました。キリスト教ではこの時期、断食をする期間があり、その前にしばらく食べられないご馳走を食べようということで、フランスの伝統ではクレープを食べます。ちなみにフランスのクレープは、日本のような中にゴテゴテといろんなものが入っている派手さはなく、シンプルなバターと砂糖のみのクレープが主流です。忘れもしない・・・フランス家庭へホームステイした大昔、夕飯に100枚級のクレープが登場して、度肝をぬかれなたあ…。夕ご飯に甘いクレープだけって言うのも、日本人の私にはこたえたよな・・・


さて、翌日のバレンタインデー。フランスでは、男性から女性へ贈り物をする日! お寿司のプレゼントを頂きました。良い国だ。


本来は断食をしなければいけないんだろうけど、家は食べてます、食べてます。双子は愛するパパへ、チョコカップケーキを焼きました。
まずは、チョコレートとバターを湯煎で溶かして・・・


粉をふるい入れます!
「粉をふるう」という動作も、ようやく慣れてきました。


レシピにはメレンゲを入れると書いてあるので、卵の白身を泡立てるのだが・・・この辺りが失敗の原因か?
えっ、失敗!?


型に入れて焼きます。
中までしっかり焼かなければいけないのよね? しかし、なかなか焼きあがらなくて、オーブンを再熱々々していたら~


何これー!? パパへの愛のこもったプレゼントです…。
焼け焦げたとこ、いっしょうけんめい削りました。


それは、良いんです。お菓子の出来栄えなんて、どうでもいいんです。ママンは衝撃を受けました。息子がプレゼントを包んだ時のこと。
いつも息子が文字を書くとこうなるんですが、今回は完璧なる…『鏡文字』!!
「BONNE FETE POUR LA SAINT-VALENTIN (バレンタインおめでとう)」と書いてあります。


鏡に映すと読めるわけなんだけど・・・頭の中はどうなっているのだ? これは、娘に頼まれて、ママンがホワイトボードへ書いてあげました。もちろん、左から右へ。それを見るとはなしに見ていた息子、私たちがケーキのラッピングをしていた隙に、ホワイトボードの前へうずくまって何かを書いていた。そして、書き上げたのがこれ。レオナルド・ダ・ビンチの話を思い出しました。天才と言われたダ・ビンチは、数々の発明や日記を、他人に見られないために鏡文字で書いていたそうです。
でもね、「レオナルド・ダ・ビンチみたい!」って笑ってなんかいられないよ。親はプチ心配です。

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双子☆初めての別々

2018-02-13 | 4歳

【4歳7ヶ月】
我が双子は幼稚園がお休みとなる毎週水曜日の午後、市営のスポーツ教室に通っているのですが、そこで『スノーシュー』を初体験してきました! 昔で言う「かんじき」をはいて雪の上を歩き、森へ数時間のハイキングに出かけました。これ、大人から子供まで、スキーが出来なくても雪遊びが楽しめる冬のスポーツなんですよ。


双子の習い事を待っている間、ル・トゥール( Le Tour )村を散歩してみました。この古い町並みを散策すると、時間が止まった感覚に陥ります。21世紀になろうとも、ここの景色は100年前と何ら変わらないと思う・・・フランスを2度目に旅するなら、車でなくては行けないような小さな村を訪れてみたいとよく言われますが、本当に魅力ある風景ばかりに出会います。
今年の雪量は本当にすごくて、シャレーの屋根が重い雪を必死に支えている見事な様。ちょうどテレビクルーが、『フランスの豪雪地帯』のルポ撮影に来ていましたよ。


そうそう、ピョンチャンオリンピックが開幕しましたね。がんばれ、日本! あれ、日本を応援してるの、我が家で私だけ? 我が子もすっかりフランス色になじんでいます。少し寂しい気もしますが…、それが自然な姿、かな。
それにしても、現地の体感温度がめちゃくちゃ低いそうですよ。風が強い地域なのでしょうね。先日に登ったバルム峠( Col du Balme )も、降雪の後で風が強かったからか、久々にエビのシッポが見れましたー! 海老の尻尾とは、樹氷が羽毛状に成長した氷のことで、形が似ているところからそう呼ばれているそうですが、これこれ、バルム小屋の風上側だけが氷でビッシリ! ちょっと面白い風景でしたが、冬の厳しさをよくあらわしていますよね~。


ただいまオリンピックでは、バイアスロンの競技が進行中です。クロスカントリースキーで射撃地点へと走り、そこでライフル射撃をして的に当てるという、動と静のまったく正反対の性質をもつウィンタースポーツです。この、日本ではなじみの薄いこの競技、私は見ました! 何とシャモニの小学生たち、体育の授業で練習していたんです。ビックリしましたよ。初めてオリンピックで競われたのがココ、シャモニの地なんだそう。だからでしょうかねえ~?


さて、今週末には、娘の友達の誕生日パーティーがありました。見てくださいよ、このバースデーケーキ!


ヒョエー! ケーキにバービー人形をぶっ刺しちゃうあたり、フランス人の発想には勝てません・・・
ケーキを切ったら、足が出てきた…。


もうね、このケーキだけでもすんごいのに、パーティーに集まった顔ぶれがサー、なんて言うか、「あなた達、本気で幼稚園児?」
みんな、美人なの~。「かわいい」じゃ、ないよ。大人顔の美人。類友とはよく言ったもので、そんな顔立ちの子ばっかりが大集合。悲しいかな、娘の和顔が切ないぐらい赤ちゃんぽく見えて…。この子たち、今からこんなティーンエージャー並みな顔しちゃって、成人したらどんなお顔になっちゃうのかしら???


2週間ほど前に我が双子は、そろって誕生日会お呼ばれデビューを果たしましたが、今回は女子会ということで娘だけでした。同じクラスの友達なだけに、片方だけ招待を受けるって切ないんだな、これが。それで今回、息子には特別な遊びネタを用意しました。
こんなに甘やかせてしまうのも、実は、双子が離れて過ごすのは今回が初めてだからなのです…。まあ結果、お互いそれぞれが楽しんだようですが、相方が何をしていたのか気になって聞くばかりで、自分が楽しんだことは、もうどうでもいいことなのか話さないんだな。双子あるある、だよね。


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初お呼ばれ☆双子ママの悩み

2018-01-29 | 4歳

【4歳7ヶ月】
今年の雪の量はちょっとすごいです。シャモニから車でほんの30分ほどの、フランスとスイスの国境にあるル・トゥール村では、ちょっと前までアクセス道が閉鎖され、陸の孤島状態となってしまっていました。そのぐらい雪崩危険個所だったんです。写真からもお分かりになるでしょうか、この屋根の上に積もる雪の層!


そんな雪に恵まれたシャモニでは、アルペンスキーのヨーロッパ杯が、ナイターで開かれていました。間もなくオリンピックですね!


我が双子も幼稚園の体育で、クロスカントリースキーが始まりました。頑張ってる・・・頑張ってる・・・楽しんでね!
こうやって隠れて望遠で写真を撮っている母は、ストーカーです…。


クロカンだけではありません。双子はスキーのプライベートレッスンも始めました。これまでも、グループレッスンでスキーは習っていました。レッスン自体はすばらしかったのですが、我が双子は人見知り場所見知りが激しくて、泣くわ喚くわ、連れて行くのが一苦労でした。確かにグループレッスンは経済的だし、他のお友達とワイワイ出来るのが魅力なんですが、家の子にはプライベートが向いているなあ…と、友人であり仕事仲間であった日本人スキーインストラクターへお願いすることにしたんです。
ママンも知らなかったのですが、「初心者2人でプライベートレッスン1時間だけ」って言うのもあるんです。これがお得なんです。これが家の双子に向いているんです。メキメキ上達しています。


スキーを始めて、ある程度すべれるようになると、最初の難関がやってきます。ヨーロッパのスキー場に多くある、棒の先端に円盤がついただけのスキーリフトをご存知ですか? チェアリフトの乗り降りがまだ出来ない初心者用のゲレンデに多く設置されているスキーリフトなんですが、これがヤバい。本当に初心者用か?と疑いたくなるほど、絶妙なバランスと精神統一が必要、足はプルプルです。スキー上級者でも、初めて乗る時は緊張するんじゃないかなあ。かくいう私も、落ちました…。
それを娘が、余裕で一人で乗れるまでになりましたよ!


昨日はパパと、標高1800mもあるモンブラン・ビューなゲレンデへ滑りにいきました! サイッコーな景色。いや、まだ景色を眺める余裕はないか?


そして、スキーの後は、お友達の誕生日会へ~。我が双子、これが初めての誕生日会お呼ばれなんです。双子は、かなり前から楽しみにしていました。誕生日プレゼントも一緒に選びにいきました。日本の、私の時代からは考えにくいのですが、フランスの今の子供たちって、幼稚園の年からバンバン誕生日会が開かれています。親はたまったものじゃないんですけど、子供にも子供の事情があるようで、パーティーへ呼ばれた、呼ばれなかったで、一喜一憂もあるんだな・・・


兄弟なら、例え年子で一緒に遊んでいても、どちらの友達なのか明確だと思うんです。でも双子は、相方の友達は自分の友達でもあるわけで。しかしお呼ばれとなると、片方しか呼ばれないこともありますよね。そうなると切ないんだな・・・。これって、双子ママの悩み?
今回は、双子そろって呼んでくれました。だから、ハッピー。実は半年ほど前にも誕生日会のお呼ばれがあって、それは行けれなかったんですけど、クラスメイトの女の子は娘だけに招待状をくれました。4歳ですが、クラスの女子だけを集めたようです。だから息子は呼ばれませんでした。でも、男女の意識がまだ薄い息子は、自分も友達と思って毎日一緒に遊んでいるその子から招待されなかったことが、悲しくてかなしくて…。親の私も何と声掛けしたものか、本当に悩みましたよ。
説得して分かってもらうしかないのよね。この先、こんなこと、いくつも回って来るでしょうから。私が向こうの親にちょっと頼めば簡単なことなんでしょうけど、それは何か違う気がします。悲しい体験も心の強さにつながってくれたら、と願いますよね。


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腹痛は仮病か?ストレスか?

2018-01-15 | 4歳

【4歳6ヶ月】
フランスの学校は水曜が休みであるか、半日であったりします。我が双子の通う幼稚園は、通常は水曜が半日学校、そしてスキーが始まる冬シーズンには、幼稚園が終日休みとなる、いかにも雪国な学校スケジュールとなっています。
それで、この冬シーズンはスキーとスノーハイクをする教室へ参加することにしました。ママンもスキー歴は長いんですが、『母は教えられない』と言うのが、私の持論です。


しかし、子供だけのスキー教室なはずなのに、何だってこんな至近距離で写真が撮れるのでしょう? 泣いたんですよ、大勢の前で。人見知りの場所見知りなものだから、二人そろって。はぁ~、恥ずかしいやら、ふがいないやらで…。
それで、仕方なく、許可をもらってスキートレーニングの間中、ずーっと双子のそばについておりました。


それでも息子はまだ、マシな方。この娘がね、デビルなんだな・・・どうしてこんな弱っちろい子に育ってしまったのだろう?
昨シーズンに1週間もスキー教室へ入れたのにさ、いや本当は皆より滑れるはずなのにさ、本人の意思で「滑りたい」と思わなかったら、まーったく無意味なんだな、と知る。


娘はね、これだけじゃ済まなかったのですよ。
シャモニの幼稚園では、年中さんから体育の授業で、クロスカントリースキーをやります。さすが、第1回冬季オリンピック開催地ですよね。
先日から、それも始まりました。そして、幼稚園でのクロカンスキー2回目にしてようやく、娘が初参加してきました。実は初回の日、この時のスキー教室に恐怖を覚えた娘は、まさかの仮病を使って体育を欠席したのです! いや、仮病ではなく、考えすぎて本当にお腹が痛くなって下痢気味になっちゃうと言う、もっと厄介な病気でした…。
スキーをグイグイやらせたのも私なら、泣き言いわせないように威圧をかけていたのも私。でもね、ただただ、周囲の子が出来ることを我が子も出来るようになってほしかっただけ。「もうちょっと頑張ってみる」を教えたかっただけ。私は5年目にしてもう、育児の壁にぶち当たっています・・・


息子が、恐がる娘をなだめるために、「どんなに楽しかったか」を描いてくれたクロカンスキー授業の様子。


ママンもね、さすがにヘコミましたよ。そして、いっぱいいいっぱい考えました。腹痛は仮病なのか? それとも、新しい事へのストレス? 何がそんなに彼女を追いこんでいる?
どこかに答えを求めたって、正解はないことは知っている。だから、「私の答え」を探し求めました。
そして、とうとう、ママンが一人で双子を抱えて、スキーへ連れ出すことにしました。ママンが先生となるんです!
まだ板に乗り切れていない初心者を2人も連れて、スピードが出るスポーツを大人一人で面倒見るって、なかなかの覚悟が要りますよ。でもね、私の出した答えはいたってシンプル、「自分が“楽しんでる”姿を見せたら、子供はついてくる」。ママンが自ら楽しんでいることは、子供って一緒にやりたがるじゃないですか。そこに原動力を求めました。子育てって、「親が楽しい!」って思わなかったら、「子供も楽しい!」とはなりませんよね。つまりね、『初心にかえる子育て』なのですよ。


2人の子供をスキー場へ連れ出して、一人でスキーリフトへ乗せるのは無理。一人を下に待たせておいて、交代こうたいで滑るのも無理。ならばと、ソリ遊びが楽しめる丘へ連れて行き、ママンが何往復もして、子供を引っ張り上げては滑らせる、引っ張り上げては滑らせる、の繰り返しをしました。この時の気温、マイナス10度以上。動くのも嫌になる寒さなのに、一から十まで手をかけてあげなければ滑ることもままならない双子・・・そして、写真左端に写る我が家の車、あまりの寒さに電気系統がいかれたらしく、後部座席のドアが閉まらないままマヌケに開いていたりする・・・
何だろうね、この努力。子育てと言うものは、ここまでしなければならないものなのか!?


そして日曜日、大好きなパパが一緒の日は、双子もスキーを張り切ります。昨日一日で、初めてのスキーターンを覚えてしまいました。何だろうね、このママンの敗北感・・・
まあ、双子が楽しければ、いっか!



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フランスの高校生に興味津々☆

2017-12-28 | 4歳
【4歳6ヶ月】
クリスマスも終わり、ファミリーも帰りました。そう、今年は主人のファミリー総勢7名が、我が家へ押し寄せました。チーン
私は仏教徒ですよ! 無宗教とも言いますが…。なぜ、家なんですか!?
今年は残念ながら、主人がクリスマスに当直となってしまったのです。今年は静かに過ごせるかな~?と淡い期待をしましたが、敬虔なるキリスト教徒ファミリーが(←ウソです。私以上に無宗教一家です…)、皆でお祝いをしなければ始まらないと、当たり年である豪雪のシャモニへ、一家そろってやって来たんですよ!


そのために、今年はクリスマスツリーも派手にちょっと大きめを選んでみたのですが、どうやら目測を見誤ったようです…。
立派すぎて天井につかえてるし、リビングを占領してるし・・・ちょっとジャマ。


まあまあ、全ては双子のため。まだまだサンタクロースを信じていますから。
先日も、ロリア小屋まで山スキーで登った際の、雪の上に見つけた足跡の写真を見せながら「何の動物かなあ?」と聞けば娘、ハッとした顔つきに変わって「きっとトナカイだ!」だって。どこまでもサンタクロースが待ち遠しい、このお人。


そんなわけで、演出もスゴイ。
クリスマスディナーには、11人分の胃袋を満たすべく、3.2kgもあるシャポン(食用に太らせた雄鶏)を焼きました。栗と共に鶏の丸焼きを食べるのが、フランス文化です。
もうしばらくチキンは要らない・・・


それから、フランスの伝統的なクリスマスに欠かせないのが、『ブッシュ・ド・ノエル bûche de Noël 』。訳せば「クリスマスの丸太」の意で、切り株の形をしたフランスのクリスマスケーキです。主人の家族とクリスマスを祝うようになって早10年、最初は義母が作っていたブッシュ・ド・ノエルですが、しばらく前から義妹が焼くようになって、世代交代していたんですよね。そう言えば義妹のケーキを食べた最初の年、「あれ、義母のと同じ味・・・」と思ったのをよく覚えています。そう、主人に言わせると、ブッシュ・ド・ノエルはおふくろの味、それぞれの家庭が似たようなレシピで作っていても、微妙に違うんだそうな。本当か?
まあ、そんな大事な主人の実家の味を、我が娘へ伝承すべく、初めて義母と義妹に作り方を教わりました。・・・が、止めときゃよかった。電動泡立て器なんて持ってないし、鶏の丸焼きがゆうに焼けるぐらい大きなオーブンを持っていたって全く使いこなしていないし。そもそも私、主人に「ケーキは焼かなくていい」と止められている人。そんな嫁(私)に、二人とも苦笑い。


最高の演出はですね、クリスマスイブの日、プレゼントが待ち遠しい双子へ、今年も忘れずにクリスマスツリーの下へ自分のスリッパを置かせました。フランスのサンタクロースはイブの夜中に、ツリーの下に置かれた子供のスリッパを目印に、プレゼントを置いていくと言われています。歌にあるんですよ、『忘れないでね、私のスリッパはココよ~♪』って。そうしたら、それを見ていた17歳の従兄くん、自分のスリッパをぬぎ、同じようにスリッパを置いてくれたんですよ! この子、まだサンタを信じていただろう頃から見てきたんですけど、本当に良い子に育ったなーと思いましたよ。


この彼には、他にも驚かされることがありました。普通、17歳と言ったら思春期。親どころか、ジーちゃんバーちゃん伴って伯父さんの家へ1週間も泊まりにいくなんて、遠慮したいイベントなんじゃないかと想像してしまうのですが、いやいや、ちゃんと17歳らしいところもありながら、夜には『サンタクロースから貰ったカードゲーム(あげたの、誰だ~?)』を皆で遊ぶなど、率先して家族交流できる子なんですよ。
私ね、見ていて思ったのですが(フランス語のゲームなので私は入れない…)、もしかしたらフランスの高校生の方が、日本の子より大人扱いされるからこそ大人の振る舞いが出来るんじゃないかと。高校の前を通る時に見かける、もう話しかけられたら怖いような男子、私より大人っぽい女子、これまでは「子供が何やってんだか~」と思っていましたが、いやいや、日本人高校生以上の振る舞いができるのが、フランス人の子たちなんじゃないかと。


まあ、ママンは疲れましたけど、クリスマスは終わりました。「皆で手伝うから!」って言ったってね、先に寝て、後から起きるわけにはいかないじゃない。
今回は、双子には最高のクリスマスだったようです。従兄や叔父&叔母ともいっぱい交流できた。雪ふる夜に、ファミリーでゾロゾロと街へ繰り出すのも、寒いし、いつもの街だし、途中で飲んだホットチョコだって毎朝のんでるモノだけど、「クリスマスだもんね!」と何度も繰り返し言っていましたから。


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