Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

フランスのスーパー“これ何?”~アーティチョーク~

2014-05-22 | 離乳食

201405221












初めてアーティチョークを見た時の衝撃、「どこを食べるの?」
店頭に山積みにされていたら絶対、立ち止まっちゃう。和名『朝鮮アザミ』は、初夏が旬の野菜。朝市で見つけて早速、買ってきました。
調理はいたって簡単、茎を切り落として蒸すだけ。圧力鍋で20分ぐらい、固い葉のような部分を1枚ひっぱってみて、スルッと抜ければ食べ頃です。火が入りすぎても煮崩れるようなことはないので、圧力鍋のないキャバレールの家では、とことんゆでました。スペイン人のお手伝いさんはこれを、オーブンで丸焼きにしてます。
201405222







さあ、いただきましょう!アーティチョークの葉のような部分を1枚ずつ引っ張っては根元をちょこんとソースにつけ、柔らかいところだけを歯でしごいて食べます。ソースは溶かしバターや生クリームを使ったソースが“本当”らしいですが、我が家はサラダに使っていつも冷蔵庫に残っているビネグレットソースで食べています。嫌になっちゃうぐらい1枚ずつチマチマ食べ進めていくと、とうとう“本当に食べる部分”まで到達します。
201405223







おそらく花になる部分であろうと思われる綿毛のような部分は食べられませんから取り除いて、コレコレ!ようやく一番おいしい部分に辿り着きました。レストランではこの部分( coeur d'artichaut )のみが、サラダやスープになって出てきます。そう、これまで食べ進めてきた葉のような部分を食べるのはまったくの庶民、アーティチョークがお皿にゴロンと乗って出てくるなんて、まったくのフランス家庭料理なのです。
201405224







こんなに簡単、そして見た目ゴージャス?それなのにこのアーティチョーク・庶民風は、『貧乏料理』と呼ばれています。何故かって?食べ終わった後でもお皿が山盛りだから。
201405225







実はこのアーティチョーク、生後4ヶ月から食べられる離乳食材です。ほらね、ベビーフードにもなっている。
201405226