Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

子供スキースクール~ピュウピュウ3日目~

2017-02-28 | おもちゃ・遊び

【3歳8ヶ月】
本日、雨まじりの雪・・・しかし、こんな日でも子供は元気に滑っております!
滑ってる方は、いいよ。待ってる方だよ、つらいのは…。


もう、プルークボーゲンの練習が始まりました。子供フランス語では『シャス・ネージュ( Chassse-neige 除雪車)』と言うそうです。あくまでも、幼児語。子供に、スキー板を「ハの字」にしたまま雪をかき分けて進むイメージをてっとり早く教えるには、的確なイメージ表現だと思います。


ここのスクールでは『シャポー・ポワンテュ( Chapeau poitu とんがり帽子)』という言葉でも表現していました。スキーの板先を三角に・・・つまり「ハの字」のことです。
やや傾斜のあるだけの斜面で、大した距離ではありませんが、上から先生が子供を押しだし、滑りついた先に構えている別の先生が「シャポー・ポワンテュ!」と言って、ブレーキをかける練習をしています。


ここのスクールがどういう方針で教えているのかは知りませんが、スキーインストラクターをしている私の友人は、自分の息子に初めてスキーをはかせた時、プルークボーゲンを教えずいきなり、板2本を平行にして滑るパラレルスタンスからスタートさせたそうです。確かにスピードも抑えられてコントロールしやすいフォームなのですが、板の先端をハの字にさせ、膝を曲げさせて子供に滑らせると、たいがいの子はお尻が落ちて後傾になり、子供時代に後傾になってしまった姿勢を矯正させるのって、5年計画ぐらいで挑まないとなおらないんだそうです。


今日のスクールでは、「パラレルで滑ってプルークで止まる」を練習しているように見えました。これね、やっぱり子供スキー用語で、「フリット~( Frit フライドポテト)・・・ピッツァ~( Pizza ピザ)!」と声掛けするんですって。スキー板をフライドポテトと同じくまっすぐにしたまま滑りだし、切り分けたピザの三角形を作って止まる。フランス人の考えることって、面白いなあ。

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子供スキースクール~ピュウピュウ2日目~

2017-02-27 | おもちゃ・遊び

【3歳8ヶ月】
月曜日になってグッと、ミニ・ピュウピュウクラブ( Mini Club Piou Piou )の生徒数が増えました。5日間コースの人は、月曜日から入ってくるからです。どの親もどの親も、もう~カメラ構えて我が子を探すのに、必至。基本、親は受付のゲートを越えてはいけないことになっています。そうでなくても3歳児なんて、ちょっとでもお母さんの顔が見えたら、スキーレッスンそっちのけでお母さんのそばへ寄っていってしまいます。
それで、ゲートの外から我が子を探すわけですが・・・うち、失敗したわ。子供スキー用品なんて限られているから、色も形も大きさも、どの子もみーんな同じに見える! スキーヘルメットをかぶってゴーグルはめちゃったら、家の娘が3人、家の息子が2人に増えちゃって・・・ど~れ~だ~?
これからスキー道具をそろえるお母さん! ヘルメットの色は選んだ方がいいですよ。私の分析では、黄色とオレンジが目立ちます。赤は意外に埋もれる。青は多すぎ。ちなみに我が家は、息子が青で、娘が白なので、姿を追っていないと見失うという…。これ、スキースクールの場合だけでなく、ゲレンデへ出た時に危険度が違いますからね!


あっ、ようやく息子を見つけた! スキー板をはいて、ヨチヨチと歩いています。板が重ならないように気を配って歩けるのは、昨冬にプラスチックスキーで庭を歩かせた成果かねえ?


そして、わー、滑った~! 大したことない斜度ですが、それでも、スキー板に体重をのせられたわけです。スゴイ、スゴイ
昨日は、「片足だけ板をはいて歩いてみる」ということをやったそう。そうやって体重移動を教えるんだー。


しばらくして、娘の番が来ました。驚いたのは、双子がいつものように、二人一緒につるんでないこと。普段の学校生活でも、もうこんな感じで、バラバラなのかな?


インストラクターがスキー板をそろえてやって、滑る姿勢のフォームを形作らせて・・・
そのまま前へ押し出す! あー、こうやって板を滑らせることを教えるんだー。


自分自身が滑れるからと言って、双子へのスキー指導を放棄したママン、こんなに早く滑り出せるなんて、ちょっとだけ「行かせて良かった」と思った練習風景でした。

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子供スキースクール~ピュウピュウ初日~

2017-02-26 | おもちゃ・遊び

【3歳7ヶ月】
本日晴天、気温も穏やか、まったくのスキー日和なり。シャモニ中心地から車で15分の、グランモンテ( Grandes Montets )スキー場に来ています。ここは、ロープウェーでスルスルと、標高3300mまで上がって滑降できるスキー場だよ。


まーた、子供を放ったらかして山遊びに興じているのだろう、って? いーえ、いえ、いえ、違います。我が双子、今日から6日間、スキー講習を受けるのであります。選んだスキースクールは「スキースクール・アルジャンティエール校( ESF Argentiere )」、ロニャン( Lognan )ロープウェー乗り場横にオフィスがあります。
フランスには、公式スキー学校が定めているスキーレベルというものがありまして、「ピュウピュウ( Piou Piou ひよこ)→ウルソン( Ourson こぐま)→フロコン( Flocon 雪の結晶)→1エトワール(1 étoile 星1つ)→2エトワール( 2 étoiles 星2つ)→3エトワール( 3 étoiles 星3つ)→エトワール・ド・ブロンズ( Etoile de Bronze 銅星)→エトワール・ドール Etoile d'Or (金星)」へと順々にステップアップ、3歳からスクールへ通えます。


我が双子が通うミニ・ピュウピュウクラブ( Mini Club Piou Piou )は午前のみ、「9時15分から11時45分まで」の2時間半コース、途中にオヤツ(スクール支給)休憩などもはさみながら、6日間レッスンで175ユーロでした。さらにそこから、シャモニ住民であると、割引があります。シャモニ校の方が近いのに、何故にアルジャンティエール? ここね、麓でも標高1200mもある北面のゲレンデなんですよ。スキーヤーママンは知っている・・・春スキーに変わり始めるこの時期、もしもレッスン時に天気が崩れた場合、雪になるか雨になるかは、スキーするモチベーションへかなり影響するんです。 ここは雪の確率、高し! そう、願いたい。


さて、初日の今日は、何をしましたか? アハハ、砂の城( Château de sable )ならぬ雪の城( Château de neige )を作ってるよ。家の子たち、本番スキーより雪遊びの方が好きだから、先生の一番前を陣取ってます…。


そうしたら、横で同じレッスンを受けている子のお母さんが、「3歳児のスキースクールって、雪遊びばかりでスキーを履かせないんですか!?」といきり立っているではないですか。さすがはフランス人、175ユーロ=2万円は大金ですからねえ。いやいや、初日からスパルタにやられてスキー嫌いになられても、困るのよ。

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ミックスツインズに起こりうる悩み☆その3

2017-02-22 | 3歳

【3歳7ヶ月】
シャモニへ帰ってきました。これまでの「家の中が冷え切っていて寒い…」という事態が、ペレットストーブ( Pôele à granulés de bois )の出現により改善されました! 今やインターネットで暖房器具のコントロールができる時代なんですよ。シャモニ到着4時間前ほどから暖炉の火を電源ONにしておいたから、到着時には家の中が暖まっているわけです。いやぁ~、“昭和”な私は感心するばかり。

さてさて、この「パパが双子とビッチリ接する」1週間は、たいへん貴重な時間でした。ようやく、ようやく、よーやく主人が、私の「魔の3歳児二人を来る日も来る日も相手していて疲れきっている状態」を“体験”できたからです。ハッ、ハッ、ハーッ、ようやく分ったかー! ちょっと勝った気分♪
特に、息子。普段は本当に良い子ちゃんすぎて心配なぐらいなんですけど、何か彼の意思にそぐわないことが起こると、誰が何をしてもダメ。その場で涙をポロポロこぼしながら大泣きし、自分の要望を聞き入れてもらえるまで親の足に張り付いて動きを封じようとする。大声あげて床にバタバタ、とかだったらまだ、道行く人は「あら、あら、男の子ねー」なんて感じになるんでしょうけど、この「涙ポロポロ」がクセモノで、「お母さん、そこまで厳しくしなくても…」って展開に変わってしまう・・・ちょっと、ちょっと、ちょっとー!
その後の対応は家庭それぞれと思うんですけど、家の場合、ミックスツインズであることが少々、ネックになっています。娘の方も激しくイヤイヤするにはするんですけど、それをまだまだ力でねじ込めちゃうと言うか、サッと抱っこしてその場から去ってしまえばいい。いや、根本的に、女の子のイヤイヤなんて、かわいいもんですわ。
親の方もね、何とかなってしまう娘に対して息子のしつこさと力強さには辟易してきていて、だからね、娘のワガママは叱って終わり、なのに対して、息子のワガママには渋々従わざるをえなかったり…。
はぁ~、一貫してビシッと怒りたい。二人共通に、線をキチッと引きたい。いや、そもそも、双子だからとか言って、男女だからと言って、それぞれ個性があるのだから、現状維持でいいのだろうか? いや、それも何だかイヤイヤ期から親が逃げている気がするなあ・・・


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学校では教えてくれない?フランス語~信号の色~

2017-02-21 | フランス小ネタ

【3歳7ヶ月】
我が双子は南仏へ下りてくると、いや、正確に言うと、シャモニを脱出すると、信号が気になって仕方ないようです。田舎なシャモニには、信号がないんですよ~。
今日も交差点を通過するたびに、「シンゴー!」「シンゴー!」と後部座席で叫んでおりまして・・・私がふと、「“青”になったよ!」と言いましたら、「ノーン( Non )!“緑”だよ!」と…。
まあ、ここまでは、日本で皆が疑問に思っている(?)「緑色なのに信号を青と呼ぶのはなぜ?」という質問に近いので、想定内。日本の色の表し方って独特で、青リンゴとか青菜と言うように、緑も青に分類されているからです。


それでママンが、「じゃー、あの赤色はフランスでどう言うの?」と聞けば、「赤だよ」と。続いて、「黄色は?」と聞きましたら!
「黄色?黄色なんてないよ。オレンジだよ!」と。これはビックリ~!
ちゃんと幼稚園で「 le feu rouge(赤信号) le feu orange(オレンジ信号) le feu vert(緑信号)」と教わってきたそうです。これもママン、ビックリ~! 3歳でマスターする学習内容だったんだ! 長いことフランスにいるけど、知らなかったよね…。

その夜、息子が大好きなペタペタブロックで“作品”を作ってくれました。「見てー!これ、信号。」


いやぁ~、日本人のママンの目にはやっぱり、“黄色”に見えるんですけど?

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