Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

父の日のおもてなし

2016-06-19 | 生後35ヶ月

【2歳11ヶ月】
シャモニへ帰ってきました。イタリア周りで来たのですが、フランスとの国境となるモンブラン・トンネル( Tunnel de Mont Blanc )が渋滞。一人ひとりのパスポートコントロールしているからです。ひょえ~、こういう時に限って私、パスポートを車のトランクに積んだ旅行バッグに入れてある…。

さて、本日は父の日ですから、鰻の蒲焼き夕食でーす!パンパカパーン


これは、シャモニの街中にあるカップ・ホルンレストラン( www.caphorn-chamonix.com )で最近、うなぎの握り寿司を出し始めたと聞きつけて、今日のために特別注文しました。このふっくらとした、脂っこくない、上手な焼き加減、加えて、フランス人的和食の定番・TERIYAKI(照り焼き)に匹敵する甘いたれ、うな重とかメニューにしたらぜーったいうけると思うよ! その証拠に、主人は大喜びです。ただし、魚にしても鶏肉にしても皮をはがして食べるのお人なので、鰻もはがして食べてる。あー、もったいない。
それで、当の双子は父へ何を贈ったかといいますと、まず息子は、おつまみのカニカマを切って盛って、パパの元へお皿を上手に運びました! 横からつまみ食いして、誰のために用意したのか?


そして娘、余分な労力は使わず、そのおつまみをパパのお口へア~ン♪ 役得だねえ。おいしいとこ取りっていうか…。


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メリーゴーランドへ泣かずに乗れた☆

2016-06-18 | 生後35ヶ月

【2歳11ヶ月】
明日、シャモニへ帰ります。今日の、10時仕上がり約束も無視され、ほぼ1日がかりの、都合1週間ふりまわされての、テラスのキチネット修理が完成しました!
もちろん、今日もその間、良い天気なのに家から出ず見張り。そして、ようやく、業者さんも引き上げた19時過ぎ、我が双子へせめて最後の思い出にと、キャバレールの観光案内所前にあるメリーゴーランドへ乗らせてあげました。
娘はキリンにまたがりたかったんだけど、まだまだ落ちる危険性があるので、息子が乗りたがった消防車へ一緒に乗せてしまう。これまで何度かメリーゴーランドを挑戦したけれど、スゴーイ! 2歳と11ヶ月、ようやく泣かずに乗れたよー!!


なんて・・・双子が、回転し始めた直後に不安気な表情を見せたので、これはマズイ!と、パパが双子の視界すこし前方を、メリーゴーランドと一緒に歩いて周回していたのであります…。チャンチャン

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父が娘に買ってあげたいオモチャ

2016-06-16 | 生後35ヶ月

【2歳11ヶ月】
間もなく我が双子の誕生日を控えて、夫婦でプレゼントを何にするか話しあう日々です。ママンは大型遊具とか、常には買ってあげられないけれど、ここぞ!とばかりの高額商品が存在感があっていいんじゃないかと考えています。でもパパは、もうほとんどのことを理解し始める歳なので、プレゼントの包みを開けたら自分の欲しかった物が出てきた!というドラマチックな演出が必要だ、と言います。
そこで、双子を玩具屋へ連れて行ってみることにしました。息子は何となく分かるんです、「働くクルマ」ものだったら何でも喜ぶんだろうなあ、と。問題は娘の方です。車とか電車とか、とにかく息子と同じような「男の子のオモチャ」が大好きなんです。


パパは、そろそろ女の子の遊びをする頃なんじゃないか、いや、そろそろ可愛い遊びをしてほしい、と願っています。それで、今さらながら「赤ちゃん人形」を買おうと。着せ替えとか、身の回りのお世話をして、母性本能を育てたいらしいけど・・・おもちゃ箱からあふれる動物のぬいぐるみにも触らないんだから、放置されるだけじゃないの?
人形も顔がいろいろあって、好みでないと無視されること必須なので、娘をお人形さんコーナーへ連れて行きました。「こっわ~!」と心の中で叫ぶママンの横で娘が一言、「ノン! Non! (ヤダ!)」・・・だよね。
それにしてもフランスの人形、やはり国際色豊かです。人種を色で表現してはいけないのでしょうが、ちょっと分かりやすく説明しますと、北欧の白人系、アフリカンな黒人系、中東に多いカフェオレ色、ロシアと思われる東欧系から中国人らしいアジア系まで。う~ん、フランス社会の縮図だー。


人形の反応がイマイチなのでパパ、今度は「ヘアメイク人形」のコーナーを見せています。こんな人形もあるんですね! 思いっきりな「外人顔」にちょっと引きますけど、三つ編みしたり、メイクしてあげたりと、おもちゃのコンセプトは面白そう。こういうの好きな子、多いでしょうね。今は娘も車とかに気が向いていますけど、あと何年もしないうちに、こういう系統に流れていく気がする・・・


親の心を読めない娘ちゃん、これも「ノン! Non! (ヤダ!)」と言いながら、息子が選んだ「青い二連接バス」の色違い、赤いバスを手に取っています。
もう最後の手段(!?)、食べ物で釣って「おままごとセット」を選ばせました。「料理は女子のもの」という考え方はナンセンスですが、家の主人が“昭和”なもんで…。パパ的には、野菜だけでなくフライパンなど道具も入っている大型セットを、ママン的には、オモチャの包丁で半分に切ったりして遊べる木製の食料品シリーズを押したんですけど、「クダモノにする!」と、一番安い網売りのものを…。ハハハ、親孝行だね。


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「置き去り」やってました・・・

2016-06-07 | 生後35ヶ月

【2歳11ヶ月】
北海道の置き去り事件、男児が見つかって良かったですよね。フランスでも報道されました。捜索中の1週間、私は祈るような気持ちで毎日、日本のインターネットニュースとにらめっこしていました。とても他人事ではなかったのです・・・懺悔します、私もやっていました、置き去り…。
保育園のない日は、双子とバスに乗って公園へ行くのが日課となっています。行きは良いよい、帰りは、公園で遊び疲れたうえに、家へ帰る最短コースは坂道を登らないといけなくて、その坂へさしかかると必ず、まずは娘が「おんぶ!おんぶ!」と愚図りだします。すると、息子が「抱っこ!抱っこ!」と騒ぎだすから、結局はおんぶに抱っこです。間もなく3歳なのに、未だに抱っこ紐を持ち歩くママンです。公園で見かけたスリムなマザーズ・バッグ、良いなあ・・・私のものを見るたびにママ友ちゃん、「旅行の帰り?」


双子計20kg以上をおんぶに抱っこで坂道を登る・・・「どんな罰ゲーム?」と知人に話せば、「自分で歩くことを教えない限り、ずーっとおんぶに抱っこのままだよ」と言うので、ある日から抱っこ紐を持って出かけることを止めてみました。
当然、今日からいきなり歩いてくれるわけがなく、物わかりの良い息子は何とかなだめられても、娘はテコでも動かない。仕方ない、奥の手を使うかと、「家へ抱っこ紐を取りに帰って迎えに来るから、ここで待っていてね」と“置き去り”で歩きだしました。そうは言っても知っているんです、ママン。娘が一人ぼっちに耐えられなくなって走り寄ってくることを。


それを何度か繰り返しているうちに、未遂で終わると知っているから当然のように使っていた技・・・ある日、息子も歩きたがらなくなりました。それで、「迎えに来るから待っててね。」と、いつものように家までのびる小道へ二人を“置き去り”にして歩きだしました。そうしたら、物分かりの良い息子、「一緒に待ってようね!」と娘を明るく励ましているではないですか! 「この子は私を信じてる!?」と思ったら、申し訳ない気持ちでいっぱいになって、それからは置き去りするのを止めたんです…。
こんなことでもなければ止めなかった自分。その直後に、あの事件。悩ましい、悩ましい。
我が娘のように全くの宇宙人、何を言っても反論、泣いて自我を通そうとする子を持つ親としては、あの「置いていきたくなっちゃう気持ち」、分からなくもないんですよ。でもね、あの事件は私に子供との信頼関係を考える機会を与えてくれました。痛い目を見せることで親の言うことを聞くようにしていたって、そこに親子の信頼関係が生まれるわけはなく、「ここぞ!」と言う時に大人の思いに応えられない子が出来上がるだけですよね。これを知らなければ、きっと私はもっと大変なことをしていた!と思うわけです。1週間を一人で生き延びた男児より、私の精神は未熟だなあと、心で泣いた日です。