【３歳６ヶ月】
クリスマスが終わってすぐ、義両親の家へ双子を連れて泊まりがけで出かけていました。フランス人にとってクリスマスは、日本のお正月のように家族と共に過ごす大事な日なので、我が双子にもその“伝統のようなもの”を教えたいと思いまして。その昔、耳にも鼻にも舌にもピアスだらけだったファンキーなドイツ人の友人が、「クリスマスは帰省するよ～。お婆ちゃんが怖いのよ！」と言っていて驚いたことがあったけれど、親が「正月（クリスマス）は家族が集まる日」と態度で示していかなければ、正月さえも実家へ帰ってこない若者に育っちゃうからね。
残念ながら主人はこの年末年始、仕事に忙殺されていて身動きが取れないので、主人の実家へは、主人ナシで行ってきました！ そう話したら、ママ友ちゃん達から驚異の目。「ふつー、行かなくていいものなら近寄らない場所だよね？」
アハハ、冬休みが終わるまでの後１週間、私が一人で双子の相手をしなければならないことを考えたら、ダンナをおいてでも、面倒みてくれる爺ちゃん・婆ちゃん家へ連れて行っちゃいますよ。
そうやって気軽に出かけられるのも、双子が一人で色々なことが出来るようになってきたおかげ。もうだいぶ、トイレの心配はしなくてよくなりました。幼稚園へ通い始めた頃はまだ難しかったウンチも、ある日とつぜんオマルへ座るようになり、今ではトイレでしてくれるから、掃除も楽です～♪ トイレトレーニング時代だって、本当はこうやってママンがガミガミ言わずに自立にまかせて放っておけば、オムツ外れはもっとスムーズだったんじゃないかしら？
トイレトレーニングの最終章（？）、「ウンチをした後のお尻を自分で拭く」というのだけをまだ残していますが、これはやらせてみても腕の長さが足りないから難しくて、しかし、自分でやらせると、数回こすっただけでキレイになったと思っちゃうから、仕上げ拭きをさせてもらう前にパンツはかれちゃったりしてチョット困る…。
夜のおねしょも、息子はほぼ、ノーマークです。時々、深夜に目覚めたらパジャマが濡れてしまっていることにビックリして泣き叫び、夜中の３時にシーツ交換を強いられますが…。娘はその点、楽。２日に１回は濡らしてくれるけど、気持ち悪いぐらいでは起きない。起きて濡れていることに気づいても、面倒くさがります・・・この娘はいったい…。
最近になってようやく、時間になると自分たちでさっさと寝に行けるようになりました。子ども部屋を自分の空間と認識するようになったのか、好きな本とオモチャが一緒なら、一人でも子供部屋で過ごせるようになったことが大きいです。自分で横になり、知らぬ間に寝てるから、最近は本の読み聞かせをしてあげる機会を失ってます。ないものネダリ。
●息子：
－41ヶ月自宅体重測定13.5kg → 42ヶ月自宅体重測定14.1kg
－41ヶ月自宅身長測定93cm → 42ヶ月自宅身長測定94cm
－41ヶ月足測定16cm → 42ヶ月足測定16cm
●娘：
－41ヶ月自宅体重測定11.3kg → 42ヶ月自宅体重測定10.5kg
－41ヶ月自宅身長測定92cm → 42ヶ月自宅身長測定94cm
－41ヶ月足測定14.5cm → 42ヶ月足測定14cm
我が双子は最近、兄妹間でも日本語で話しているぐらい日本語の意識が高まっています。まあ、そうは言っても後1ヶ月もすればまた、フランス語生活に戻って行くんだろうなあと分かってはいても、それがママンは嬉しかったりするのですが。
で、こうなると今度は、フランスの家族との間でコミュニケーションが難しくなってしまうんだ、ということを実感しました。双子は基本、二人そろって恥ずかしがり屋なので、ママンも含めて自分たちだけで日本語で会話をしていれば、他の者は入ってこれない、というところまで頭を働かせた模様。なんだか、私たち親子だけ日本語で孤立してしまっていた…、というシチュエーションが多発中。仕方ないから私がフランス語で話かけて、子供たちにフランス語を使わせようと躍起になってるのに、本人たちは気楽に日本語で返してくるから・・・ちょっとー、なんで日本人の私がフランス語しゃべって、フランス人のあなた達が日本語つかってるのよー！
今年も読んでくださった皆様、ありがとうございます。
＊＊＊＊＊
ウルトラ・トレイルを走ってみよう！ → お仕事のご依頼・ご相談メールは左サイドバー「メッセージを送る」をクリックして、メールフォームからお送りください。
コート・ダジュールでバカンスを！ → 貸別荘ご予約・お問い合わせメールは左サイドバー「メッセージを送る」をクリックして、メールフォームからお送りください。
【３歳５ヶ月】
楽しかったクリスマス・イブのパーティーが終わり、子供たちが寝静まった頃、親は隠しておいたプレゼントをゴソゴソと、クリスマス・ツリーの下へ配置します。フランスのクリスマスでは、25日の朝、子供たちはパジャマのまま寝室を飛び出してクリスマス・ツリーのもとへ走り寄ると、そこにはサンタクロースからのクリスマス・プレゼントが置かれている・・・と、なっているからです。
前の晩には、クリスマス・ツリーの下に靴を置いておきます。フランスの子供たちがもっともよく歌うクリスマス定番ソングに、『プチ・パパ・ノエル Petit Papa Nöel 』という歌がありまして、子供がクリスマスの日にサンタさんを想う気持ち、「急いでね！」だとか「寒いかな？」なんて、なんともかわいい歌なのですが、この歌詞の中の「僕の靴にも（プレゼントを）忘れないでね N'oublie pas mon petit soulier 」とあるように、古くから皆がそうしている慣習です。今年になって、クリスマス・ソングＣＤを買うまで、この歌詞をはっきり知らなかったのですが、ここでいう「スリエ soulier 」は古い言葉で「靴」のこと、つまり「スリッパ（室内履き）」らしいです。
それで、我が家もちゃんと、子供たちがクリスマス・ツリーの下に靴を置いていきました。外履きの靴を持ってきたので、「スリッパを脱いで置いたらいいのよ」と教えてあげたら、「寒いからイヤ！」と…。
そして朝、仕事へ出かける前の主人が（祝日当直だったのです…）子供たちの喜ぶ顔が見たくて、わざわざ起こしてしまうから、のっけからテンション低い双子。
それでも、このプレゼントの数を見て「わ～っ♪」と騒ぐも、どれから開けていいのか分からず、モジモジ。
息子は、ロケットが欲しいと何度も繰り返していたので、一番大きなロケットを用意してありました。一番大きな包みです。子供なら、大きなプレゼントに手を伸ばすだろうと、タカをくくっていました。そうしたら、実妹もこっそりサンタからのプレゼントを用意してくれていて、男の子用と女の子用を分かりやすくするために包みに絵を描いておいてくれたのですが、それが偶然にもロケットだったものだから、そちらへ手を伸ばしてしまった！
中から出てきたものは、ロケットとは似ても似つかぬオモチャ・・・息子の目に涙がいっぱい溜まりましたよ。
来年はもう少し作戦を考えておこう…。
＊＊＊＊＊
ウルトラ・トレイルを走ってみよう！ → お仕事のご依頼・ご相談メールは左サイドバー「メッセージを送る」をクリックして、メールフォームからお送りください。
コート・ダジュールでバカンスを！ → 貸別荘ご予約・お問い合わせメールは左サイドバー「メッセージを送る」をクリックして、メールフォームからお送りください。
【３歳５ヶ月】
昨年に保育園で見た、手作りの『アドベントカレンダー』。クリスマスの日までをカウントダウンして楽しめるカレンダーで、一つ一つの日付が小窓になっていて、中にはチョコレートなどが入っているから、指折り数えるように毎日それを開けるのが楽しみになる、という代物です。ママンも双子に手作りして、驚かせたいなあと思っていました。
そう思いながら、ようやく重い腰をあげたのは、双子がサントル・ド・ロワジール（ Centre de Loisir ）へ通い始めた月曜日。って、クリスマスまで１週間きってますけど？
「来年用ですか？」と、お手伝いさんに笑われちゃった。
いいんです、いいんです、日数が増えると大がかりになってしまう。双子だから２倍の準備が必要なんですから。
用意したのは、冷凍ピザの台紙だった円形ボール紙。そこへ、クリスマス・ツリーの絵を描きました。
その上に、幼児用ミニヨーグルトの空きカップを７つずつ、配置します。中には、小さなチョコレート菓子を忍ばせて。
位置を決めたら、接着剤で貼ってしまいましょう。
マジックで日にちを書き入れれば、準備は完了。
さあさあ、仕上げは双子の出番ですよ！
これが何なのかも知らずに、クリスマス・シールでカスタマイズしていきます。
ハイ、完成！
それなりに、楽しそうでしょ？
これを毎晩、帰宅すると１つずつ、カップをはがしていきます。
そうすると！ わー、大好きなチョコレートが！ どうして!?
双子、毎日わすれずに開けては、小さなチョコレートの粒を口の中へ放り込むのを楽しんでいます。
３歳だとまだ、１ヶ月アドベントカレンダーでは、途中で飽きちゃったかもしれないなあ。
そうだ、来年のアドベントには、お菓子だけでなくて大好きなシールなんかも混ぜたら、もっと面白がるだろうなあ。
＊＊＊＊＊
ウルトラ・トレイルを走ってみよう！ → お仕事のご依頼・ご相談メールは左サイドバー「メッセージを送る」をクリックして、メールフォームからお送りください。
コート・ダジュールでバカンスを！ → 貸別荘ご予約・お問い合わせメールは左サイドバー「メッセージを送る」をクリックして、メールフォームからお送りください。
【３歳５ヶ月】
週末あけて、今日から冬休み・・・に、我が家は入ってあげないよ～ん。
またもやママン、この２週間もある長期休暇をどのようにこなそうか計画を練りまして、前半の１週間は我が双子を、サントル・ド・ロワジール（ Centre de Loisir ）へ通わせることにしました。これは、長いバカンス休みの間、資格を有する先生が子供を一日中あずかってくれて、工作や体育をする他、演劇や博物館を訪問したり、ハイキングやプールへ連れて行ってくれたりする託児システムです。
そこでの持ち物が今回、雪遊びが出来るよう、「スキーウェア、手袋、ニット帽、雪ブーツ」となっています。雪はないけれど（まだ降っていない…）、とにかく準備だけはしておかなければ！
ようやく長い間、「やらねば…やらねば…」と思っていた手袋への名前付けに取りかかりました。手袋を使いだした10月からずっと考えていたんです、「ニット地への名前付けって、どうしたらいいんだろう？」
そう、今の今まで家の子の手袋には、名前が書かれていませんでした。いちばん間違われやすい学校ではどうしていたかというと・・・紛失が怖いので毎回、ママンが朝の見送り時に持ち帰っては、お迎え時に持参していたりしました。だから、学校で外遊びをした日にも、我が子だけニット帽も手袋も防寒ないという…。
やらなければいけなくなってようやく、アイデアが浮かびました。なんだ、簡単、バイアステープにお名前シールをプリントして、手袋に縫い付けてあげればいいじゃない！
この素晴らしい名案をママ友ちゃんへ話したら、「・・・あのね、子供って、手袋を簡単に“片手だけ”失くしてきてくれるので、両方の手にそれぞれ名前をつけるよりも、手袋をヒモでつなげて、そのヒモに名前を書いておけばいいのよ」と。ナルホド！
で、ヒモも縫い付けてみました。あー、これならば、スキーグローブにも名前を直書きしなくて良いねえ（最後は古着としてどなたかに貰ってもらうので）。
それを、上着の袖へ片方ずつ通して、ぶら下げておくんですって。こうすれば、子供が要らなくなって手袋を外してしまっても、落とさない仕組み！
「どう、新しい手袋は？」
「・・・」
そうね、ママンも好きじゃなかったんだよ、このブラブラした感じが。あー、こんなとこでも親子。
＊＊＊＊＊
ウルトラ・トレイルを走ってみよう！ → お仕事のご依頼・ご相談メールは左サイドバー「メッセージを送る」をクリックして、メールフォームからお送りください。
コート・ダジュールでバカンスを！ → 貸別荘ご予約・お問い合わせメールは左サイドバー「メッセージを送る」をクリックして、メールフォームからお送りください。
【３歳５ヶ月】
今日は幼稚園の終業式。通常のお迎え時間から30分ほど早めに園庭開放して、クリスマス・パーティーが開かれました。
と・う・ぜ・ん、持ち寄るお菓子はママン達の手作り。私も頑張りました・・・本当に、苦手です、こういうの…。
チョコブラウニーを焼いたら見事、焦げが出来て、急いで同じ工程だけど材料が違うだけというチーズケーキを焼き、苦い部分を取り除くために一口サイズに切って、それらをショボくならないように千鳥格子に飾り付けて、上へ一つずつサンタクロースのチョコレートで華やかさをプラスしたら・・・見事に、サンタチョコだけが食べられてた…。どうよ、これ。
午前中には、幼稚園へサンタクロースが来たそうです。それはそれは我が双子たち、どんなにお喜びのことでしょう～と思いきや、二人とも大ブーイング。あれ、どうして？
「サンタクロースがプレゼントくれなかった！」
あー、そういうこと…。
双子へプレゼントが届くのはもう少し先ですが、ママンには昨日、大きなプレゼントが２つ、幼稚園から帰ってきた双子から手渡されました。
自分でデザインした紙袋。その中には、トイレットペーパー芯のトナカイと、クリスマスカードと、キャンドルと、それから、クッキーが入っていました。幼稚園の調理実習で作ったんですって！ そんな事まで経験させてくれるのね!? 確かに、１枚１枚のクッキーを見ると、オリジナリティあふれると言いますか、ベッコボッコなので本当に自分たちで成形したんでしょうねえ。
それから、ツリーにプレゼントにボールの窓飾りの作品たち。こんな風に、クリスマスを盛り上げてくれる幼稚園に、感謝です。
そのぐらい、フランスでのクリスマスって、大事な行事なんですねえ。子供を持って知る、他所の国の文化の重み。
＊＊＊＊＊
ウルトラ・トレイルを走ってみよう！ → お仕事のご依頼・ご相談メールは左サイドバー「メッセージを送る」をクリックして、メールフォームからお送りください。
コート・ダジュールでバカンスを！ → 貸別荘ご予約・お問い合わせメールは左サイドバー「メッセージを送る」をクリックして、メールフォームからお送りください。