Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

初めての☆ハロウィン・パーティー

2015-10-30 | 生後28ヶ月

【2歳4ヶ月】
やっと、やっと! インターネット開通しました。はぁ~、本当にフランスって、手続き関連がどうしてこうもスムーズに動かないのだろう…。
しかしながら昨日は、2週間ぶりのメール確認をする余裕もなく、ママンはお針仕事をしていました。実は今週初めの月曜日、保育園の入口ドアに、こんな張り紙がしてあったのです。


『ハロウィン・パーティー
 10月30日金曜日
 15時から16時45分まで
 仮装でお願いします』

か、仮装って・・・
(エセ)仏教徒のママン、ハロウィン本場の欧米人相手に、我が子に何を着せてあげたらいいの・・・
あ~、こんな時にインターネットがつながっていたらアイデアが盗めるのになあ…と思いつつ、考えついたのはカボチャ提灯の「ジャック・オ・ランタン」。黄色いバスタオルの上下をゴムで絞って、子供の上半身に着せる。カボチャの丸みは、子供のお腹ポコンを自然利用。首下にはカボチャと分かるよう、葉を縫い付けて・・・これ、緑色の台拭き。顔は主人にフェルト布を買ってきてもらって、チクチクと縫い付けた。ついでに、悪乗りした主人が魔女の帽子(?)を見つけてきてくれて、合わせて完成。我ながら、ジョ・ウ・デ・キ!


もうね、縫っている段階から双子の表情が強張っていくのが分かりましたから、こうなることは予想済みですよ。保育園へ行く前から、コスチュームを着せようと大バトル。大泣きの、逃げまくり。本当に、通算2日もかけて縫ったのに、「どうして!?」と大人げなく怒って問えば、双子そろって一言、「こわーい!」。そりゃ、恐いわよ、お化けのお祭りだもん。
無理やり着せて、保育園へ着くも、何よ、そのヤル気ナシな表情…。


さてさて、他の子たちはどんな仮装をしてきているのかなあ?とクラスを覗いてみると・・・
負けた!みーんなカラフル。バイキングに顔ペイントだもんね。やるな~。
一緒についてきた主人は、「家の子がいちばんの仮装だねえ。だって、母親の手作りだもん。」と言いますけどね、私、知っているんです。子供って薄情にも、市販のパーフェクトな衣装とかの方が、「良いなあ…」って思っちゃうものなんですよ。2歳じゃまだ、思わないかな?



生後2歳4ヶ月の成長記録

2015-10-27 | 成長記録

【2歳4ヶ月】
昨日は娘が、40度近い熱が出て保育園を早退してきました。朝からグズグズしていて、とにかく「ねんね!ねんね!」と言っては布団から出てこようとしなかったのだけれども、引越しをして以来、とにかく保育園へ行きたがらないし、クラスへ入った途端に泣きぐずることが多かったので、「いつものことか…」と無理やり保育園へ連行し、先生に抱っこしてもらって逃げるように預けてきたら、体調が悪かったとは…。ガーン
ちょっと反省します。でも、私には見分けがつかないのです。実は娘は1歳代の頃から、自分の立場が危うくなるとママンの気をひこうとしているのか、頭が「痛いー!痛いー!」と泣きじゃくります。それで「痛いの痛いの、飛んでけ~」となぜてやるだけで、もうケロッとしてしまいます。これが最近は特に頻繁になってきて、これまでは仮病だろうと思っていたのが、実は常に頭痛を抱える重大な病気持ちなのではないかと考えるまでになってきました。それでも、主人だけの時も、保育園でも痛がったことはなく、だから心配いらないと言われて、少しぐらい手荒になっても「ママンが主導権」を守らせようとした矢先に、これだ…。
2歳になった娘は、本当に“女”という感じです。パターン的には、私が付き合いにくい同性だなあ。なんか素直じゃない。感情の起伏が激しい。行動に一貫性がない。機嫌よく歌っていたと思えば、チョコレートが食べたいと突然に泣き出す。「ない!」と言い放てば、ギャン泣きはエスカレートして、極めつけの「痛いー!痛いー!」。息子が遊んでいる物を取り上げては、怒った息子に突き飛ばされて(息子の方が体が大きいので負ける)、最終的にはまるで息子が意地悪したかのような素振りで「抱っこー!抱っこー!」と甘えてきます。「女王様にさせないように」と「それでもママンは君が好きだよ」のギリギリのラインで綱渡りしている気分です。
だからと言って、「男の子は単純でいいわね~」と言うわけでもなくなってきています。息子の常は、自己主張を押し通す娘 vs イライラを隠さず怒鳴るママンを横目で見やりながら、かなり物分かりの良い大人しい子でいるけれど、やっぱりまだ、ほんの2歳。「これだけは譲れない!」というものが思う通りにいかなくなると、突然の爆発はすごい威力があります。例えば「今日は車のシャツを着る」とか、「朝、抱き起してもらうのは(妹より)自分が先」とか、彼のルールにふれてしまった時は、ふてくされて大暴れ。これが最近は、ママンの力ではねじ込めないの。力いっぱいイヤイヤされて尻モチついたことも、抱っこしようと差し出した手を思いっきり噛みつかれたこともあります。まあ、理由がはっきりしている分、娘より扱いやすいけどね。そんな時はとにかく、ギューッと抱きしめてあげて(実は羽交い絞めにして動きを封じ込めているのだけれど…)、「落ち着いて~!落ち着いて~!」と背中をさすってあげています。
どちらにしろ、双子相手にママンのパワーがいくらあっても足りない…。これが噂に聞く「魔の2歳児」だろうか? いや、何かもっと大きなウェーブが来そうな予感がするんだけどなあ・・・

●息子:
-27ヶ月自宅体重測定12kg → 28ヶ月自宅体重測定12.3kg
-27ヶ月自宅身長測定84cm → 28ヶ月自宅身長測定85cm
-27ヶ月足測定14cm → 28ヶ月足測定14cm

ほらね、娘はもう、計測もさせてくれない。まあそれは、病み上がりで機嫌が悪いのだから仕方ない、とするか。


日本語を教える~音の出る絵本~

2015-10-25 | 日本語教育

【2歳3ヶ月】
シャモニへ帰って来ました、ら・・・さ、寒い! 家の中が冷えきっている。そうか、アパートと違って、家には不在時でも部屋を暖めておいてくれるセントラルヒーティング機能がないのだ…。

さて、帰宅時の車中、我が双子は祖父母から貰ったプレゼントに熱中しておりました。それは、ナタン( Nathan )社のタブレオ( Tabléo )・農場の動物( La Ferme )編です。タブレットに模した形状の画面に、農家の庭である風景が描かれていて、25種の動物がいます。それぞれの動物をタッチすると、その動物の名前がフランス語で発音されるしくみになっています。さらには、鳴き声クイズやら、その動物に関する雑学クイズやらまで出題されるしかけです。双子は、好きに動物を触って、発音されるその動物の名前を聞いて、上手に真似をします。時には、先に自分で答えておいて、動物へタッチしています。いやぁ~、それにしても、動物の名前をよく知ってること! 誰が教えてくれたの?って、保育園でしょ、絶対。だって、ママン、すでに答えられない動物がいたもの…。


ところで、双子が新生児の頃から今に至っても好きな本の中に、こういった日本のしかけ絵本があります。ニューハウス社の音としかけの絵本『どうぶつだぁ~れ?』『のりものなぁ~に?』です。動物や乗り物が隠れていて、ページを引っ張ると絵が現れつつ、その単語を6ヶ国語の言葉で発音してくれるものです。まあ、6ヶ国語もいらないんですけどね、実際。でも、気がつけば、この最初に発音される日本語だけは双子、かなり以前から意味もなく記憶してしまいましたね。
おぉーっ!? つまりは、日本語の単語の語彙力を増やしていくためには、こういった遊びとも勉強とも分からない境界線の上で、ある単語を何度となく聴かせてしまうのが近道なのではないのでしょうか。それも、ママンの声でない方がいい。だって、ママンは「今から何々をするよー。」「次は何々をしようねー。」と状況説明やら、「当たり~!」「ハズレ~!」など合いの手を入れているため、どこからどこまでがその単語の音なのか、判別しにくいですもんね。
これは、シメタ! 実は、「楽しい」だけで選んだ双子へのクリスマスプレゼントがもう買ってあるのですが、『アンパンマン おしゃべりどうぶつずかん』は絵本を専用ペンでタッチすると音声で動物の名前を教えてくれるもので、きっと自然に日本語彙力を増やしてくれるハズ…。姉妹品の『のりものずかん』も合わせて買いましたよ。日本から送ってもらう段階になって実母が、「ペンが1本しかなかったら、ケンカの元ですが?」と言うことに気づきまして、これも急きょ、買い足してもらいました…。
同じく姉妹品に『せいかつずかん』があり、昨年のクリスマスプレゼントで頂いたのですが、そもそもこの本が双子にヒットだったのです。フランスで暮らす双子には見たことない物がいくつもあるから、上手にごまかすのが難しいのですが(だって、説明したってまだ分からない年だもの…)、日本の生活を絵で見て感じとってもらえたらと思っています。

そうなると「音の出る本」、もっと探さなくっちゃ。それを毎日、何度も繰り返し聞かされる羽目になるこっちの身にもなってもらいたいもんだ、と思った日もありましたがね・・・


大人イスで食事

2015-10-24 | 生後27ヶ月

【2歳3ヶ月】
今回、主人の実家へは、常に携帯していたイケア( IKEA )のハイチェアを確信犯的に持参しませんでした。たぶんもう、「大人イスに座れるハズ!」と思ったからです。
そして、思った通り! 大人と一緒にテーブルを囲みました。テーブルが多少は高いような感じですが、我が双子は食にガっついてますからね、食事へ集中してくれるので、あまりイスから落ちる心配などは皆無でした。
我が家のダイニングで場所を取っているハイチェア2脚、そろそろ撤収していいですかー? 広くなるぞ~♪



セップ茸

2015-10-23 | グルメ

【2歳3ヶ月】
お墓参りへ行ってきました。主人の祖父母が眠るブジエール・レ・ミン( Buxières-les-Mines )という村は、目まいがするほど田舎なんですけど、そんな所での秋の楽しみといえば、キノコ狩り! シャモニでは見ないほど深い森が延々と続いていて、こういう所にお宝(=キノコ)が隠れているんですよ。シャモニは土地柄、キノコを採るにも山の斜面を登って行くしかないから、下を向いてガサガサ歩いているうちに降りられないほど急登なところを登っちゃっていただとか、とにかく子連れは難しいんですけど、ここなら大丈夫。娘は居眠りしていたから義母と車に残し、元気な息子を従えて、森の中を歩き回ってきました。知らぬ間に、疲れ知らずでもうこんなに歩けるんだね。


ところが、今年は毒キノコさえも生えないとささやかれた不作年。新参者の私が採ってきたキノコは、「食べられるけど、あえて食べなくて良いでしょう」なキノコ。薬剤師な主人は、キノコの判定が厳しいのです(フランスでは、食用キノコかどうか、薬局で判別してくれます)。
それでも、祖父が採ってきましたよ! ヨーロッパ松茸と称される高級な野生キノコ、セップ( Cépe )ですよー!! 日本名はヤマドリ茸と言うそうです。でかしたぜ、じぃちゃん。 それを義母が、ニンニクとパセリをたっぷり混ぜて炒めた『ボルドー風セップ( Cépes à la bordelaise )』で料理。こういう時、この夫婦は「父ちゃんがキノコを採ったり野菜を育てたりして、それを母ちゃんが上手に料理する」を昔からやってきたんだろうなあと、家族の歴史を垣間見た気がするのです。


我が双子は、食べさせてもらえないキノコなんかより、叔父さんの畑に転がるイチゴの方が気になるらしい。さっきまで人見知りで近づきもしなかったのに、叔父がイチゴを摘みだした途端、むらがっちゃったりして・・・分かりやすいよ、君たち!


摘んだイチゴを叔父が双子へ「ハイッ」と手渡すと、主人がすかさず、私が畑から直に洗わず食べさせることを私が気にすると思ったらしく、了承を求めてきたんですけれど、大丈夫ダイジョウブ。田舎の子に育つ方が、たくましくなると思うよ。